【簡単】折り紙でお雛様を作ろう!きれいに折るポイントとは?

公開日: 2020/01/15

女の子の成長を祈る年中行事といえば3月3日の「ひな祭り」。正しくは、上巳(じょうし、じょうみ)の節句といいますが、ちょうどその頃は桃の季節なため、今では「桃の節句」という名前で呼ばれるようになりました。本物のお人形は飾るための場所や仕舞う場所が必要になりますが、折り紙なら心配ありません。飾る場所に合わせてサイズを工夫しながらお内裏様、お雛様、たたみやびょうぶ、ひしもちなど、オリジナルのひな壇を作ることができます。そこに桃花を飾ればいっそう華やかに! 大人と子どもと一緒になって楽しめる折り紙で作る「ひな人形」をご紹介したいと思います。

目次
折り紙でひな人形を作って飾ろう
折り紙で作るひな人形の折り方【めびな(お雛様)】
折り紙でひな人形をきれいに作るポイント
お子さんと一緒に日本の文化や伝統に触れる良い機会にしてみては?
まずは初級編!折り紙で作るお雛様の折り方①
慣れてきたら挑戦!折り紙で作るお雛様の折り方②
お雛様の飾り付けに使うたたみやびょうぶ、ひしもちの折り方

折り紙でひな人形を作って飾ろう

「折り紙」とは、紙を折って様々なものの形を作る日本伝統の遊びです。元々は上級武家が和紙で物を包むために使用していた折形、折形礼法から礼法部分がなくなり、庶民へ遊戯用に広く発展・普及したものといわれています。みなさんも、何度となく鶴などを折って遊んだことがあるのではないでしょうか?

今回ご紹介するひな人形は、はさみやのりが不要で、とても簡単なので、小さなお子さんでも作れます。画像を参考にしながら、ぜひ親子で一緒に作って、ひな祭りを楽しんでみてください。

折り紙で作るひな人形の折り方【めびな(お雛様)】

それでは、まず「おびな」の折り方をご紹介します。

1.折り紙を裏にし、4つの角が上下左右にくるように置きます。
2.三角形になるようにタテ半分に折り、折り目をつけて戻します。
3.左右の角が折り目で合わさるように三角形におります。
4.残った上の角を下に降り下げます。
5.下の角を、3で降り下げた三角の角の位置で上へ折り上げます。
6.左右の角が合わさるように折ります。(画像参照)

※ここから、「おびな」と「めびな」の折り方が変わります。
7.上の角を下に折り、また折り上げます。(段折り)
8.裏側にひっくり返して、下を1cm弱折り上げます。
9.「おびな」のできあがり。

次に「めびな」の折り方をご紹介します。途中までは「おびな」と同じ折り方です。

1.折り紙を裏にし、4つの角が上下左右にくるように置きます。
2.三角形になるようにタテ半分に折り、折り目をつけて戻します。
3.左右の角が折り目で合わさるように三角形におります。
4.残った上の角を下に降り下げます。
5.下の角を、3で降り下げた三角の角の位置で上へ折り上げます。
6.左右の角が合わさるように折ります。(「おびな」の画像参照)

※ここから、「おびな」と「めびな」の折り方が変わります。
7.裏側にひっくり返して、上の角を折り下げます。
8.下を1cm弱折り上げます。
9.「めびな」のできあがり。

いかがですか?
かわいらしい「おびな」と「めびな」ができあがったと思います。

完成したら、「おびな」と「めびな」に色を塗って、顔を描いてあげるとよいでしょう。ググッとオリジナリティがアップして、世界でひとつだけのひな人形のできあがりです!

折り紙でひな人形をきれいに作るポイント

手作り感のある少し傾いたひな人形もかわいいものですが、せっかくなのできれいに折るポイントをご紹介しましょう。

きれいに折る

きれいな作品を作るためには、何よりも、折り紙をきれいに「折る」ことが大切です。
きれいに折るポイントとしては、折る前に「折り目」をつけておくとよいでしょう。

ひな人形の作り方の最初のステップは、対角線上の角と角を合わせて三角形を作ることから始まります。(これは、「三角折り」と呼ばれています。)三角折りは、折り紙の基本中の基本の折り方なので、しっかりとマスターしましょう。

きれいな三角折り

「三角折り」は以下の手順で折っていきましょう。
1. 折り紙の角の部分が上下の向きになるようにして、平らな机の上に置きます。
2. 手前(下)の角を奥(上)の角にきっちり合わせて、重ねます。
3.合わさった部分(頂点)を、片方の手の指でしっかりと固定します。
4.反対の手で頂点から下へ垂直に指でたどり丸まっている部分までおろし切ります。
5.おろし切ったら、指を横にスライドさせて、きっちりと折ります。

きれいな三角折りのポイントは、頂点を合わせた後の工程(3)にあります。せっかく、きちんと角と角を合わせても、その後に下の丸まっている部分を真上から指で押さえつけるだけでは、結果的に頂点がずれてしまい、きれいに折れません。必ず、頂点を片手で押さえて固定し、反対の手の指を下に向かって下ろしていくようにしましょう。

折り紙では、紙を折っていく工程で、1回、1回指に圧力をかけて横にスライドさせながら折り目をつけることで、ずれにくくなりきれいに仕上がります。
折り目をつけるときは、指を2回ほどスライドさせることで強くつき、仕上げに差が出ます。

折りへらや定規を使う

折り紙を折っていると、紙が重なることでだんだん厚みが増し、折り目がつきにくくなってきます。
そんなときに便利なのが「折りへら」という道具です。折りへらを使うことで、紙にきれいに折り目をつけたり、すじを入れたりすることができます。また、折り目をこすることで、折り目が強くなり、仕上がりがきれいになるのでおすすめです。折りへらには、いろいろな種類がありますので、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。折りへらを持っていない場合は、コンパクトな定規で代用してもいいですね。

柄のついた折り紙を使う

折り紙で作るひな人形の見た目の美しさは、折り紙の材質や柄によっても変わってきます。
着物の柄のような千代紙や和紙、花柄の折り紙など、どのような折り紙で折るかによって、それぞれに違った趣のある「おびな」と「めびな」が完成します。あえてポップな折り紙で折ってみると元気な雰囲気になるので、ぜひ、試してみてください。

「おびな」の着物は何色にしようか、「めびな」の着物はどんな模様にしようかなど、折り紙選びからこだわると、さらに楽しくなること間違いなしです。

お子さんと一緒に日本の文化や伝統に触れる良い機会にしてみては?

「おびな」と「めびな」が完成したものの、一体、どちらの位置に座らせるのが正しいのでしょうか?

現在、一般的に広がっている関東雛は、「おびな」は向かって左側に座っています。これは大正天皇がご即位式で西洋式に皇后陛下の右側に立たれたことから風習として広まり、全国的にも今はこのスタイルが主流となっているようです。

一方で、京雛と呼ばれる京都のひな人形は、関東雛とは逆で、「めびな」が向かって左側に、おびなは右側に座ります。

また、「おびな」が持っている品は「笏(しゃく・あるいはこつ)」と呼ばれる細長い板のような形もので、威儀を正すために男性が持つものとされています。「威儀を正す」とは難しい言い回しですが、身だしなみを整え、礼に沿った威厳のある所作を行うということです。

「めびな」が持っている品は、「檜扇(ひおうぎ)」という、木でできた扇です。宮中で行われる行事のお作法などが記されていたり、女性の顔を覆ったりする役割も担っていたようです。

平安時代、宮中では女性が人前でみだりに顔を晒すことは、あまり良いことではないとされていたため、礼儀のひとつとして用いられたと考えられています。

ひな人形を折り紙で手作りすることは、様々な日本の文化や伝統を知る良い機会となるでしょう。お雛様が手に持っている扇の意味などをお子さんと一緒に話し合いながら、折り紙を楽しんでみてはいかがでしょうか?

まずは初級編!折り紙で作るお雛様の折り方①

【必要なアイテム】
・好きな色の折り紙(着物) 1枚
・ペン

1. 折り紙を1枚用意します。裏側に置き、画像のように折り紙の3分の1だけ下部を平行に折り上げます。


2. さらに3分の1くらいの幅になるよう垂直方向にも折り返します。


3. 折り重なっている部分を下側に向けて裏返し、点線の箇所が谷になるよう折り上げます。


4. 顔を描いて完成です。お殿様も同様の折り方ですが、口元の色や髪型を少し変えてあげるといいでしょう。

慣れてきたら挑戦!折り紙で作るお雛様の折り方②

<おびなの折り方>

【必要なアイテム】
・好きな色の折り紙(着物) 1枚
・暗い色の折り紙(頭) 1枚
・ペン

1. 折り紙を1枚用意し、タテ半分に折って折り目をつけます。


2. 元に戻し、点線の位置(下から4.5cm)から折り上げます。


3. 折り紙を裏返して、図の点線(3分の1の位置)を谷にして折ります。


4. さらに図の点線が谷になるよう、それぞれななめに折っていきます。


5. 図の点線の位置で折り上げて、小さな三角形を作ります。


6. 左側も4~5と同様に折っていくと、扇のような形になります。


7. 折り紙を裏返し、1でつけた折り目がふんわりと山になるように、かたちを整えます。


おびなのたち姿が完成しました。

続いておびなの顔をつくります。

8. 黒や茶色など髪の色に近いような暗めの折り紙を1枚用意します。折り紙を裏側に向けて、三角を作り中心に折り目がついたら元に戻します。


9. 折り紙の左右を中心の線に向けて折り、元に戻します。


10. 折り目に合わせて、図のように右端を折り上げます。左端も同様に折りましょう。


11. 9でつけた折り目でもう一度折り、図のような大きな三角形が2つできるようにしましょう。


12. 点線箇所で、それぞれ山折りと谷折りをして、右図になるようにします。


横から見るとこのような段折りに見えています。


13. 白いひし形は顔になります。顎の部分は図のように少しだけ後ろ側に折り返しましょう。最後に顔を描きます。


14. 服の上に顔を乗せたらたちびなの完成。



<めびなの折り方>

【必要なアイテム】
・好きな色の折り紙(着物) 1枚
・暗い色の折り紙(頭) 1枚
・黄色の折り紙(髪飾り) 1枚
・ペン

1.折り紙を1枚用意し、タテ半分に折って折り目をつけます。


2. 折り紙を元に戻し、点線が谷になるようにして折り下げます。


3. 折り紙を裏返して、図の点線の位置が谷になるように折ります。


4. さらに点線の位置でななめにずらして折ります。


5. 反対側も4~6と同様に折ります。


6. 点線の位置が谷になるように折り上げて、小さな三角形が2つできるようにしましょう。


7. 折り紙を裏返し、1でつけた折り目が、ふんわり山になるようにかたちを整えたら、めびなの服が完成しました。


続いてめびなの顔をつくります。

8. 折り紙を1枚用意し、図のように角と角を合わせないようにして小さな三角形ができるように折り上げます。


9. 点線部分が山折りになるように左右の端を後ろに折り込みます。


10. 点線箇所で、それぞれ山折りと谷折りをして、右図になるようにします。


横から見るとこのような段折りに見えています。


11. 黄色の折り紙を図のように半月状に小さく切ります。


12.半月状に切った折り紙をのりで付けたら顔を描きましょう。先ほど作ったたちびなの上に乗せたら完成です。お内裏様とお雛様を並べるととっても可愛いですね。

お雛様の飾り付けに使うたたみやびょうぶ、ひしもちの折り方

<たたみ>

【必要なアイテム】
・緑色の折り紙 1枚

1. 黄緑や緑色の折り紙を1枚用意します。


2. ヨコ半分に折って折り目をつけて元に戻します。


3. 中心線に上下の端を合わせるように折ります。これを2回繰り返して細長い長方形を作りましょう。


4. 折り目がしっかりついたら、ひろげます。


5. 図のように小さな三角形が8つできるように折ります。


6. 作った小さな三角形を壊さないように注意しながら、図のように折り紙をひらいていきます。この時、裏面しか見えない状態になります。


7. 図のように左右の端を内側に折って折り目がついたら元に戻します。折り目がつぶれないよう優しくつまみながらひろげていきます。


8. 四隅を整えて裏返したらたたみの完成です。


<びょうぶ>

【必要なアイテム】
・好きな色の折り紙 1枚

1. 折り紙を1枚用意します。


2. タテヨコ半分に折って十字の折り目がついたらひろげます。


3. 下の辺を中心の線に合うように図の箇所で折り上げます。


4. タテ半分に折ります。


5. 折り紙を横に向けます。図のように3分の1の幅になるように折ります。


6. しっかり折り目がついたらひろげます。


7. じゃばら(山折り谷折りが交互)になるように折り目をしっかりつけます。


8. ひろげたらできあがりです。


<ひしもち>

【必要なアイテム】
・ピンク色の折り紙 1枚
・白色の折り紙 1枚
・黄緑色の折り紙 1枚

1. 折り紙を1枚用意します。


2. 三角形に折り、タテヨコに折り目をつけて戻します。


3. 図のように上下の角を中心に向けて折り、一度ひらきます。


4. 図のように折り、細長い三角形を作ります。


5. 重ねるように右側も折ると、図のような三角形が出来上がります。


6. 下側も同様に折り、細長い三角形を作ります。


7. 裏返したらひしもちの完成です。


ピンクや白など色を変えて複数重ねると立体的なひしもちの完成です。

<参考サイト>
https://thewonder.it/class/3099/description/
https://www.ningyo-kyokai.or.jp/sekku/momo.html
https://www.hinaningyou.jp/know04.html

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