折り紙を使った紙飛行機の4種類の作り方と上手に飛ばすコツ

公開日: 2021/07/19

滞空時間の長い紙飛行機や、遠くまで飛ぶ紙飛行機。イカ型の紙飛行機や回転、旋回して戻ってくる紙飛行機など、ひとことで紙飛行機といってもいろいろな作り方があります。今回はそんな奥深い魅力を持つ、みんなで楽しめる紙飛行機の作り方やギネス世界記録を出した作り方など4種類の作り方を紹介します!さらに紙飛行機の上手な飛ばし方も解説するので、ぜひ親子で挑戦してみてくださいね。お正月に親戚で紙飛行機飛ばし大会などを開催するのも楽しそうです!

目次
【折り紙】紙飛行機の作り方①
【折り紙】紙飛行機の作り方②
【折り紙】紙飛行機の作り方③
【折り紙】紙飛行機の作り方④
豆知識!折り紙で作った紙飛行機の上手な飛ばし方
折り紙飛行機は夏休みの自由研究にもぴったり!

【折り紙】紙飛行機の作り方①

まずは基本の作り方から!保育園や幼稚園に通う幼児でも簡単に作れますよ。正方形の折り紙はもちろん、長方形の新聞紙や厚手の画用紙など、いろいろな紙で作ってみるのもおすすめです。
使う紙の種類やサイズを変えて、完成したら紙飛行機を投げ比べてみましょう。なかなかうまく飛ばないなぁというときは、持ち手の部分を少し変えてみると動きが変わりますので試してみてくださいね。

【必要なアイテム】

・折り紙:15×15cm 1枚

【作り方】

1.点線の位置に折り目を付けます。



2.真ん中の折り目にあわせて、点線の位置で折ります。



3.真ん中の折り目にあわせて、さらに点線の位置で折ります。



4.真ん中の折り目にあわせて、さらに点線の位置で折ります。



5.真ん中の折り目に合わせて半分に折ります。



6.紙飛行機の完成です。真ん中の山折り部分を持って飛ばしてみましょう。

【折り紙】紙飛行機の作り方②

室内で投げる場合は、先端がとがっていない折り方をおすすめします。「おへそ飛行機」は滑空性能もよいため、長い時間飛ぶ紙飛行機を作りたい場合はこちらの作り方を参考にしてみてください。
慣れてくると2〜3分で完成します!ポイントは、左右のバランスが崩れないように角をきちんと揃えて折ることです。

【必要なアイテム】

・A4サイズくらいの長方形の紙:1枚

【作り方】

1.点線の位置に折り目を付けます。



2.真ん中の折り目に合わせて、点線の位置で折ります。



3.点線の位置で右に折ります。赤矢印の距離を2cmほどあけておくのがポイント。



4.真ん中の折り目に合わせて、点線の位置で折ります。



5.赤枠部分の「おへそ」を左に折り上げます。



6.左の先端を点線の位置で折ります。



7.「おへそ」が外側に来るよう、真ん中の折り目に合わせて半分に折ります。



8.点線の位置で折ります。〇と〇、△と△が同じ長さになるよう調整しましょう。



9.裏返して手順8と同じように折ります。赤線の辺が裏表そろえばOKです。



10.翼をひらけば完成です。図のように、正面から見て先端が「Y」になるよう調整すると安定しますよ。


【折り紙】紙飛行機の作り方③

「まるでイカみたい!」そんな特徴的なシルエットの「イカ飛行機」は、思った以上にスピードが出ます。誰の紙飛行機が一番早いか、幼稚園や小学校の友達と競争してみましょう。上向きに投げれば山なりに、水平に投げればスーッと前に進んでいくタイプの飛行機です。では下向きに投げてみるとどうなるでしょうか…。実際に試してみてくださいね!

【必要なアイテム】

・折り紙:15×15cm 1枚

【作り方】

1.点線の位置に折り目を付けます。



2.真ん中の折り目に合わせて、点線の位置で折ります。



3.裏返して、真ん中の折り目に合わせて点線の位置で折ります。



4.裏の紙をひろげて、図のような形にします。



5.点線の位置で右側に折ります。



6.裏返して、折り目に合わせて半分に折ります。



7.羽の1枚を点線の位置で手前に折りひらきます。



8.裏側も7と同じように折りひらけば完成です。

【折り紙】紙飛行機の作り方④

「普通の折り方じゃ物足りない」「見た目がかっこいい紙飛行機を作りたい!」そんなときは、これから紹介する「スーパーフィン」を作ってみましょう。羽の角度や長さを調整するなど、ほんの少しの工夫次第で飛距離や滞空時間が変わるのが紙飛行機の面白さです。スーパーフィンは翼が大きいので、少し硬めの紙で折るとさらに滞空時間が長くなりますよ。

【必要なアイテム】

・A4サイズくらいの長方形の紙:1枚

【作り方】

1.点線の位置に折り目を付けます。



2.点線の位置で折り、タテに半分にします。



3.点線の位置で折り、タテに半分にします。



4.点線の位置で折り、さらにタテに半分にします。



5.ひらいて、タテに7本の折り目がついていることを確認します。



6.左端と赤い折り目をあわせるように、点線の位置で折ります。



7.赤い折り目が重なるように、点線の位置で折ります。



8.左端と赤い折り目をあわせるように、点線の位置で折ります。



9.図のように、等間隔の3段ができればOKです。



10.点線に合わせて、半分に折ります。



11.ひらいた辺を上に向けて置き、翼の1枚を点線の位置で折り下げます。〇と〇の長さを同じくらいにするのがポイントです。反対側の翼も同じように折りましょう。



12.ひらいた辺を下に向けて置き、翼の1枚を点線の位置で折り上げます。こちらも△と△の長さを同じくらいにします。反対側の翼も同じように折りましょう。



13.図のような形になればOKです。



14.翼をひらけばスーパーフィンの完成です。

豆知識!折り紙で作った紙飛行機の上手な飛ばし方

【折り紙のギネス記録】

ギネス世界記録に登録されている最長飛行距離はなんと69.14m!最長飛行距離記録保持者いわく、飛距離を伸ばすコツは「とにかく強く、やり投げのように投げること」だとか。
最長滞空時間は29.2秒となっており、少しでも長い時間飛ばしたい場合は「強く、まっすぐ上に投げる」ことがポイントです。投げる角度や持つ場所などをいろいろ変えてみるのもいいでしょう。

【遠くまで飛ばす際のポイント】

屋外で紙飛行機を飛ばすとき、つい風下に向かって投げたくなりませんか?しかし遠くまで飛ばすには、風上に向かって斜め上に投げるのがポイントです。紙飛行機を持つ場所は、尾翼の真ん中より少し前あたりがおすすめです。しっかり足を踏ん張って、からだ全体を使って遠くに投げてみましょう。
また、車の通らない広い場所を選んで遊ぶように心がけましょう。万が一、人に当たると危険なので、先端部分をとがらせない折り方がおすすめです。
屋内で飛ばすときは、風の影響が少ないため翼を広めに作るのがポイントです。旋回して滞空時間を少しでも延ばせるように、翼や先端の角度などを細かく調整してみてください。

折り紙飛行機は夏休みの自由研究にもぴったり!

子どもも大人も夢中になる紙飛行機。翼の角度や大きさなどを調整しながら、自分だけの紙飛行機を作ってみましょう。遠くまで飛ばせる、長い時間飛ばせる紙飛行機が完成したら、写真に残しておくことも忘れずにね。きっとよい記念になりますよ。
国内には紙飛行機を通じてふれあいの輪を広げることを目的とした「日本紙飛行機協会」があります。「紙ヒコーキ教室」や「紙ヒコーキ大会」を開催しているので、紙飛行機の魅力をもっと知りたい人は家族で参加してみるのもいいかもしれませんね。
今回紹介したのは折り紙のみを使った紙飛行機の作り方ですが、輪ゴムや割り箸を使って発車式の紙飛行機を作る方法もあります。「もっと遠くに飛ばしてみたい!」という人は試してみてはいかがでしょうか。

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