折り紙ですすきを作ろう!難易度別に4種類の折り方を解説
公開日: 2022/03/31

秋の風景といえば、すすき野原に風がそよいでいる様子を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。ふわふわとした穂が、ゆらゆら、さらさらと風に揺れる……そんなすすきも、折り紙で作ることができるのです。 この記事では、折り紙すすきの作り方を、難易度順に4つご紹介しています。壁に飾る・インテリアとしてお部屋に飾るなど用途に合わせて、難易度に合わせてチャレンジしてみてください。
- 目次
- 【折り紙で作るすすき①】初級者向け!小学1・2年生でも作れる簡単な折り方
- 【折り紙で作る すすき②】初級者向け!たくさん作って飾りたい人におすすめ
- 【折り紙で作る すすき③】中級者向け!角と角をしっかり合わせて作ろう
- 【折り紙で作るすすき④】上級者向け!一番本物に近い仕上がりに
- 自分に合ったすすきを作ってみよう
【折り紙で作るすすき①】初級者向け!小学1・2年生でも作れる簡単な折り方
最初にご紹介するのは、比較的簡単に作れるすすきです。枝の部分と穂先の部分に分けてから作り、最後に組み合わせます。できあがりが平面なので、絵やイラストに張り付けることもできます。壁面掲示にもおすすめですよ。
【必要なアイテム】
・折り紙:15×15㎝ 1枚
・はさみ
・セロハンテープ
【作り方】
1.まずは、枝のパーツと、穂先のパーツを切り取ります。折り紙を半分、また半分に折り、十字に折り線をつけます。
2.折り線に向かって折ります。
3.一度開いて、2でつけた折り線に向かって折ります。
4.右端の細い部分が枝の、左側の正方形部分が穂先の材料になります。はさみで切り取りましょう。
5.次は穂先を作っていきましょう。長方形になるように半分に折ります。
6.もう一度半分に折って、正方形にします。
7.指を入れて開いて……
8.三角形になるように折ります。
9.ひっくり返して、
10.こちらも同じように、三角形になるように折ります。
11.折った部分が、左右で2枚と2枚になっていますよね。これを、左が1枚、右が3枚になるように折ります。
12.右側の1枚を、左の角と少しずらして折ります。
13.右側の2枚目を、さらにずらして折ります。
14.右側の3枚目を、さらにずらして折ります(同じくらいの幅でずらすときれいにできます)。
15.次は、枝を作っていきましょう。横に置いて、3分の1くらいまで折ります。
16.反対側からも折って、元の3分の1の細さになるようにします。
17.穂先と枝を組み合わせます。
18.裏側をセロハンテープで止めます。
19.これで、すすきのできあがりです。
20.何本か作って並べると、すすきが風に吹かれているように見えます。
【折り紙で作る すすき②】初級者向け!たくさん作って飾りたい人におすすめ
2つ目は、立体的なすすきです。立体なので、数本まとめて束ねたり、ボトルに入れて飾ったりすることができます。また、枝の太さや長さ、穂先の細かさを自分で調節も可能です。ちょっぴり細かい作業もありますが、だんだん慣れていきますよ。折り紙のサイズや切り込みの入れ方でバリエーションがあるのも、おすすめポイントです。バリエーションごとに折り方を紹介します。
【必要なアイテム】
・折り紙:15×15㎝ 1枚
・はさみ
・セロハンテープ
【作り方】
・(A)折り紙半分サイズで作る(切り込み太め)
1.折り紙を半分に折り、折り線で半分に切ります。
2.このようになります。
3.正方形になるように、折り下げます。
4.一度開いてから、折り線に合わせて折ります。
5.開くと、折り線が2本ありますね。上の線まで、はさみで切り込みを入れます。
6.切り込みを入れるとこのようになります。
7.裏返します。
8.はじからくるくると巻いていきます。少しななめに巻いていくと、出来上がりがきれいです。
※太く巻くと茎が太くなり、細くなると茎が細くなります。
9.巻き終わりをセロハンテープでとめたらできあがりです。
・(B)折り紙半分サイズで作る(切り込み細め)
1~5.Aと同じ
6.切り込みを細かくします。
出来上がったときの雰囲気が少し変わりますよ。7~9.巻いていく作業は①と同じ。
10.切り込みを細かくすると、このようにできあがります。
作りやすさやお好みに合わせて、切り込みの太さを工夫してみましょう。
・(C)折り紙1枚サイズで作る
折り紙1枚サイズで作ると、すすきの穂先のボリュームが出ますよ。
1. 半分に折ります。
2.一度開いてから、折り線に合わせて折ります。
3.上の折り線まで切り込みを入れます。
4.縦半分に1,2回折ってから切ると、時間短縮になります。
5.端からくるくると巻いていきます。
6.巻き終わりをセロハンテープでとめたらできあがりです。
(A)(B)(C)の3つを比べるとこのようになります。
左:(A)折り紙半分サイズ(切り込み太め)
中央:(B)折り紙半分サイズ(切り込み細め)
右:(C)折り線1枚サイズ(切り込み太め)
折り紙の色を緑にすれば、木のようにもできますね。立体工作の一部にするのもいいですね。
【折り紙で作る すすき③】中級者向け!角と角をしっかり合わせて作ろう
3つ目は、風に吹かれている様子のすすきです。1枚の折り紙で4つ作ることができます。きれいに作るコツは、しっかり角と角を合わせること。できあがりが平面なので、絵や壁に貼り付けることもできます。
【必要なアイテム】
・折り紙:15×15㎝ 1枚
・はさみ
【作り方】
1.折り紙を真ん中に向けて半分に折り、長方形の形にします。
2.一度開いて、真ん中の折り線に向けて折ります。
3.開いて、折り線で切ります。
4.4本の短冊になりました。ここからは、1本ずつ作ります。
5.白い面を上にします。
6.縦半分に折り上げます。
7. 開いて、折り線が見えるようにします。
8. 次は、横半分に折ります。
9. 開いて、真ん中の折り線に合わせて折ります。
10. 反対側も同じように、真ん中の折り線に合わせて折ります。
11. 点線で折ります(中央から、右上と左上の角に向かって)。
12. このような形になります。
13.白い部分が内側になるように、半分に折ります。
14.点線で折ります(真ん中の折り線左端から、右上角に向かって)。
15. このような形になります。
16. 点線で後ろ側に折ります。ちょうどよい角度に調整しましょう。
17. 1本のすすきができあがりです。
18.並べるときれいですね。これで折り紙1枚分です。
【折り紙で作るすすき④】上級者向け!一番本物に近い仕上がりに
最後は、上級者向けの折り方です!細かい作業が多いので難しく感じるかもしれませんが、出来上がりは最も本物のすすきに近づけることができます。ミニボトルに入れて飾るのもかわいいですし、ジオラマの一部にするのもいいですね。
【必要なアイテム】
・折り紙:15㎝×15㎝ 1枚
・はさみ
・のり
【作り方】
1.まずは、1枚の折り紙を4等分しましょう。半分に折り、しっかりと折り線をつけてから開きます。
2.真ん中の折り線に向かって折ります。
3.反対側も同じように、真ん中の折り線に向かって折ります。
4.しっかりと折り線をつけて、開きます。
5.折り線に沿って、はさみで切ります。4本の短冊になります。
6.ここからは1本ずつ作ります。
7.半分に折って折り線をつけてから、開きます。
8.真ん中の折り線のところまで、切り込みを入れます。
9.はさみで切るとこのようになります。
※写真では5本の切り込みを入れています。もっと太い穂先にしたい場合は3本くらい、もっと細かい穂先にしたい場合は7本くらいなど、お好みに合わせて調整してみてください(この後の工程が細かいので、基本の作り方で一度作ってから調整することをおすすめします)。
10.切った先のほうを少し折ります。
11.先の方を何度か折ったら、根元までくるくると巻いていきます(ねじりながら折るようなイメージでやってみましょう。力を入れすぎると破けてしまうことがあるので、気をつけて!)。
12.1本巻き終わるとこのようになります。残りも同じように巻いていきます。
13.全て巻き終わるとこのようになります。細かい作業なので、じっくりやっていきましょう!
14.枝になる部分を、下から巻いていきます。細く折りながら巻いていくか、竹串に巻き付けて巻いていくのがおすすめです。" width="640">
15.半分くらいまで巻いたら、残りの部分にのりをつけて、最後まで巻いていきます。
16.巻き終わりがしっかり止まったら、すすきの完成です!
いくつか重ねるとこのようになります。
自分に合ったすすきを作ってみよう
今回は、「すすき」の作り方を4つご紹介しました。平面のものは絵や壁に貼って掲示できるのがいいところです。立体のタイプは、ミニボトルに入れてお部屋に飾るとすてきです。ジオラマや工作の一部にするのもいいですね。難易度や飾り方に合わせて作り方を選んで、試してみてくださいね。
この記事をいいねと思ったらクリック!