驟雨 ~よかった…本は無事だ😌~

小雨だと油断していたらあっという間に強い雨になった。読みかけの本を懐にしまい、急いで近くのガゼボに走った。ずぶ濡れだ。苦笑が込み上げる。らしくない。一瞬思った言葉を雨粒と一緒に振り払った。何かに夢中になれる自分も大事にしたい。よかった…本は無事だ。苦笑が安堵の笑みに変わった時、「兄貴…めっちゃずぶ濡れじゃん」後ろで呆れた声が上がった。お前もだろ?互いに笑ったら、心がもっと軽くなった。

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23ワンダー