白髭のバキシム⑨

「あの娘?この星は穏健派のバルタン星人が多く住んでいる…何か関係があるのか?」

ヤプールを睨みながらエースも立ち上がり、興奮するバキシムの脇で構える。ヤプールは鼻をグズグズと鳴らしながら続けた。

「その通り!そのバキシムはまれに産まれる失敗作。儂の支配を一切受け付けないできそこないだ!瀕死の其奴はここに逃げ、バルタンの巫女の哀れみを受け、娘の持っていたイフのかけらと融合したのだ!」

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