パラパラ漫画の上手な描き方
公開日: 2020/03/10
だれもが一度は描いたことがあるはずの「パラパラ漫画」。休み時間にノートの端を使って描いたことがある人も多いのではないでしょうか。今回はそんなパラパラ漫画を簡単に描ける方法について紹介していきます。小学生や中学生でも描けるように必要な材料からストーリーの作成、めくり方まで説明してきますのでぜひ、参考にしてみてください。そしてぜひイラストコンテストにも投稿してみてくださいね!
- 目次
- パラパラ漫画とは
- パラパラ漫画の描き方
- パラパラ漫画の参考動画
- パラパラ漫画の題材やアイデア、ストーリーを考えるコツ
- パラパラ漫画をうまくめくる方法
- パラパラ漫画を楽しむ方法
- パラパラ漫画でよくある失敗例
- パラパラ漫画が描けたら立派な漫画家
パラパラ漫画とは
パラパラ漫画とは重なった紙をパラパラめくることで、イラストが動いているように見える漫画のことです。点や線、イラストなどを使うことで作成できる最も簡単なアニメーションともいわれています。最近では、そんなパラパラ漫画による書籍や動画などもあり、子供から大人まで多くの人に親しまれています。
パラパラ漫画の描き方
材料
ペン
ノートやメモ帳
材料選びのポイント
パラパラ漫画では一度に用紙を複数枚、使用することからノートやメモ帳はたくさんの紙が束になっているものを選びます。また紙は無地で下のイラストが見えるくらいの薄い紙だとなおいいでしょう。厚い紙だと一つ前に描いたイラストが見えづらく、参考にしづらいです。最近ではパラパラ漫画用のノートやメモ帳も販売されていますので、そのような商品を利用するのもおすすめです。
描き方
上から投げたボールが床でバウンドするパラパラ漫画の描き方
1. 用紙した紙の一番下から書き始める
2. スタート・ゴール・動きの中間(ボールが地面につくところ)のボールの位置を決める
3. 下書きをもとに次のページに最初のイラストを描く
4. 地面は下書きを見ながら同じ位置に描く
5. 続いて下の絵を見ながらボールを少しだけ動かして描く
6. ボールが地面につくところまで繰り返して描く
7. 少しずつ潰れてバウンドし、元の形に戻る様子を3~4枚使って描く
8. 地面につくまでと同じ枚数でゴールまで繰り返して描く
ポイントは「イラストを少しずつ動かしていくこと」です。動かす幅が広ければ大きく動き、狭ければ小さくなります。
またボールが地面でバウンドして潰れるときに表情をつけることで、かわいく描くことができます。潰れたボールは地面から離れるにつれて、ゆっくりと元の形にボールに戻すようにしましょう。
女の子が前に進むパラパラ漫画の描き方
1. 用紙した紙の一番下から書き始める。
2. 頭と体の位置を下書きする。両手・両足は大きく開いて描く。
3. 下書きを参考に女の子のイラストを描く。
4. 二枚目は頭の位置は同じで、手足を少し体に近づけて描く。
5. 三枚目も頭の位置は同じで、手と前の足を地面に向けてまっすぐになるように描く。
後ろ足はひざを曲げ、少し浮かせて描く。
6. 四枚目は二枚目と手足の後ろ前が逆になるように描く。
7. 5~8枚目は1~4枚目と手足を逆に描く。
8. ペンでイラストを本書きする。
ポイントは「片方の足をまっすぐ、反対側の足は少し曲げること」です。前後の足を順番にまっすぐ・曲げて描くことにより、前に進むことを表現します。
パラパラ漫画の参考動画
この記事で紹介した2種類のパラパラ漫画の描き方を解説した動画になります。実際に動画を見ることで、具体的にどうやって描けばいいのかがわかり、パラパラ漫画を作るときの役に立つでしょう。
パラパラ漫画の題材やアイデア、ストーリーを考えるコツ
パラパラ漫画をはじめて描く人にありがちな悩みが「題材やアイデア、ストーリーが思い浮かばない」というものです。これらは決して難しく考える必要はなく、日常生活のなかで気づいた些細なことでも構わないのです。たとえば、先ほど紹介したボールが上から落ちて床にぶつかってバウンドするものや、女の子が前に向かって歩き続けるものなど、最初は単純なものからはじめてみるといいでしょう。これらは作成枚数が少なく済み、描きやすいのでおすすめです。少し慣れてきたら「起承転結」を意識したものにチャレンジしてみてください。
パラパラ漫画をうまくめくる方法
できあがったパラパラ漫画をうまくめくる方法としては、両手でそれぞれ左右から用紙をつかみ、左手で一枚ずつめくっていくといいでしょう。このときに左右の肘をテーブルや台座などの安定した平な場所に固定しておくと、めくりやすくなります。
他には左側をクリップであらかじめ留めておき、右側を手でめくる方法もあります。
パラパラ漫画を楽しむ方法
友達・家族と一緒にアイデア、ストーリーを一緒に考える
まずはどんなストーリーのパラパラ漫画を描きたいのかよく考えてみましょう。頭の中でイメージがわくようになると、より完成度の高いパラパラ漫画が描けるようになります。もしまったくアイデアが思い浮かばないという場合には、友達に相談してみたり、家族にアドバイスをもらったりするといいかもしれませんね。
イラストのお手本を見てみよう
実際にイラストを描くときにはまず、「ワンダースクールイラスト部」に投稿されているイラストを見てみるとどうやってイラストを描けばいいのかを学ぶことができますし、迷わずにパラパラ漫画を描くことができます。イラストが上手な友達にお手本を書いてもらうと、楽しさ倍増ですね。
完成したパラパラ漫画を撮影する
完成したパラパラ漫画は記念として写真に残しておきましょう。写真を撮ることでデータだけでなく、思い出として残り続けるでしょう。ワンダースクールのアプリでは、みんなが描いたパラパラ漫画を動画に撮って、投稿できます。スマートフォンでのアプリの使い方は以下になります。
1.アプリを起動する。
2.右下のカメラボタンを押す。
3.「フォトフレーム付動画撮影」を選択する。
4.好きなフレームを一つ選ぶ。
5.スマートフォンを大きな洗濯バサミや、100円ショップに売っているスマホ用の三脚などで固定する。
6.パラパラ漫画をめくりながら撮影する
アプリではたくさんの動画フレームを公開していますので、チェックしてみてください。
パラパラ漫画でよくある失敗例
パラパラ漫画は基本的に子供でも楽しみながら描けるものです。しかし、意外とパラパラ漫画を最後まで描けず、失敗したことがあるという話もよくあります。そんなパラパラ漫画でよくある失敗例を紹介していきます。
やる気や時間がなくなった
パラパラ漫画は簡単なものでも8枚程度のイラストを描く必要があります。そのため、はじめは描く意欲があっても2、3目を描いている途中でやる気や時間がなくなってしまい、作成を諦めてしまったという声があります。
イラストがうまく描けなかった
パラパラ漫画に画力は必要ありません。棒や円などの簡単なイラストでも十分に描くことができます。しかし、本格的なパラパラ漫画を作ろうと意気込んではじめてしまうと、なかなか思うようなイラストが描けずに諦めてしまうことがあります。
ノートやメモ帳がパラパラ漫画に向いてなかった
パラパラ漫画では無地で下の紙が薄いノートやメモ帳が描きやすいです。しかし、科目ごとのノートや通常のメモ帳では用紙が厚く、イラストが透過しないため、うまく描けずに終えてしまう場合があります。そのため、事前にパラパラ漫画を描くためのノートやメモ帳などを準備しておくといいでしょう。
パラパラ漫画が描けたら立派な漫画家
漫画家と聞くと、週刊誌や月刊誌に作品を連載させている人をイメージするかもしれませんね。しかし、パラパラ漫画を中心に描く漫画家がいることをご存じでしょうか。つまり、パラパラ漫画が描けるようになれば、あなたもプロと同じ仕事をしているともいえるのです。パラパラ漫画をたくさん描いて、いろいろなアイデアやストーリーを描くことにどんどんチャレンジしてみてくださいね。
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