【プラノサウルス】水辺の狩人!スピノサウルスのご紹介!!

公開日: 2023/08/11

白亜紀中期の水辺に生息し、背中の”帆”が印象的な大型の肉食恐竜!スピノサウルス
今回はプラノサウルス第五弾として発売中のスピノサウルスをご紹介していきます!
スピノサウルスを更にカッコよくするためのディティールアップとして、プラノサウルスマーカーでの塗装やシール貼りの方法のご紹介もありますので、ぜひぜひ最後までご覧ください!

目次
ランナーのご紹介!
骨格ビルド
恐竜ビルド
ディティールアップ
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ランナーのご紹介!

こちらは骨のランナー!
骨の一本一本までしっかりと造形されています!

続いては外皮のランナー、台座、シールとなります!

台座に使用する支柱は二種付属。
ピンのある左側の支柱が骨格ビルドでのディスプレイ用。
右の支柱が外皮を取り付けた復元状態となる恐竜ビルドでのディスプレイ用となっています。

ちなみに、これまでのプラノサウルスシリーズ同様ランナーは全てタッチゲート式!
指で簡単にパーツを取り外せる仕様となっていますので、プラモデルを始めたばかりの方やお子様でも、簡単に組み立てることができます!

それでは骨格ビルドから行っていきましょう!

骨格ビルド

それでは細かい部分のご紹介をしながら組み立てを行っていきます!
組み間違いに注意し、組み立て説明書をしっかりと確認しながら作っていきましょう!

水中でも活動していたスピノサウルス。
水圧から内臓を守るために発達したこちらの骨パーツは腹骨(ふくこつ)と呼ばれ、骨の一本一本まで細かく造形されています。

こちらのパーツは、赤丸で囲んだ部分の穴に軸を嵌めます。
下の穴は前肢を嵌める穴となっていますのでお間違いなく!

身体の半分近くの長さもあるこちらの尻尾。
先端に行くほど骨の間隔が短くなっており非常にリアル。
外皮を取り付けるためのジョイント受けがある方を上に向けて尻尾を接続します。

実はスピノサウルス、2足歩行していたという学説と4足歩行していたという二つの学説があります。
そのため、2足歩行用/4足歩行用の前肢が二種付属。
どちらを付けるか悩むところですが、組み立て説明書内にはこの学説に対する解説がありますので、一度ゆっくり説明書を読んでから決めるのも手かもしれません。

4足歩行の場合、前肢の指の長さで組み付けの前後が判別できます。
指が一番短い方が前に来るようになっていますのでお間違いなく!

ということで!骨格ビルドが完成!!

こちらが骨格ビルドの完成画像となります!
造形が非常に緻密で、まさに「骨格模型」のような完成度!

4足歩行状態での完成画像はこちら!
拳を地面につけ、前傾をしっかりと支えるような4足歩行状態が再現されています!

顔をアップで!
歯やトサカはもちろん、骨の凹凸感が非常にリアルになっています!

特徴的な帆の部分の骨「神経棘(しんけいきょく)」。
骨の状態でも目を引くボリューム感のある造形となっています!

続いて、恐竜ビルドを行っていきましょう!

恐竜ビルド

骨格ビルドに外皮を取り付け、恐竜を復元する恐竜ビルドをご紹介します!

今回のスピノサウルスですが、これまでのプラノサウルスシリーズでは初となる舌の可動ギミックを備えています!
この可動により、よりリアルな肉食恐竜の表現が可能に!
舌パーツは片側の軸を先に穴に差し込み、軽くひねるようにしてもう片方を嵌めることで簡単に取り付けられます。
※見やすさのため下顎骨パーツを外して撮影しています

外皮ランナーは質感たっぷり。
恐竜の鱗や、皮膚のたるみ感が緻密に造形され非常に生物感のある仕上がりに!

ということで、外皮を組みつけてシールを貼って…

スピノサウルス復元完了!
恐竜ビルドのスピノサウルスは非常に生物的な造形となっています!
特徴的な帆や肉厚な尻尾、前肢のカギヅメなど、肉食恐竜らしい力強さにあふれています!

こちらは顔のアップ。
口の間から覗く歯が非常にワイルド。
目の位置も高く、水上の様子を確認する際に役立ったと考えられています。

骨格ビルド同様、前肢は2足/4足状態への換装が可能。
どちらの状態でも、鋭いカギヅメが再現されています。

スピノサウルスの可動の紹介!

口は大きく開閉することが可能!
獲物に襲い掛かる瞬間のような迫力が感じられます!
また、先述した舌の可動によりこれまで以上に生物らしいポージングが可能になっています!

顔の付け根と首の付け根が可動することで、水上を窺うような姿も再現できます。

尻尾は上下左右に可動!
遊泳時推進力となった尻尾。可動することで水中で泳ぐ様子を臨場感たっぷりに表現できます!

2足/4足状態でそれぞれの前肢が可動!
とくに4足状態では肘に当たる部分にも可動があり、地面に接地させやすくなっています。

後肢は尻尾側に可動。

上記で説明した可動域を持つことで、腕や脚を畳んだ遊泳状態にもできます!
スピノサウルスが生きていた時どのように泳いでいたのか…ぜひ遊びながら考えてみてくださいね!

組み立て方を工夫することで「解剖図」のような状態にも!
骨格を基にどのようにして復元を行ったのかが感じられ、ロマンをくすぐられるディスプレイではないでしょうか!

最新の学説に基づき作られたスピノサウルス。
自分で組み立てることで新たな発見が見つかること間違いなしです!

以上で「プラノサウルス スピノサウルス」のご紹介は以上となります!

ディティールアップ

ここからは、マーカー塗装と、付属のシールを使ってスピノサウルスをさらにカッコよくするためのディティールアップ方法をご紹介します!

まずは工作の手順です!
①汚し塗装
②ふき取り
③シール貼り
の3工程になっています!

それでは早速作っていきましょう!

こちらが今回使用するGSIクレオス様より発売の「プラノサウルスマーカー」!

プラノサウルスマーカーはふき取り式の水性マーカーとなっており、汚し塗装との相性はバツグン!
水性なので臭いもなく、初めての塗装にもピッタリな塗料となっています!

まずは骨パーツの塗装から!
全体をプラノサウルスブラウンで塗り、完全に乾く前にティッシュや綿棒などで拭き取ります。

こうすることで、骨の凹凸部分にブラウンの塗料が残り、陰影の強調効果と、化石のような質感を表現することができます。

外皮も同じようにプラノサウルスブラックで全体を塗ります。
赤い外皮パーツも同様にブラックで塗装。
黒いパーツに黒い塗料は効果が薄く感じますが、鱗や体表の溝部分に黒い塗料が残ることでしっかりと体表の陰影を引き締めてくれます。

次はさらにもうひと手間加え、各パーツにもう一色分の塗装を行っていきます。

より化石らしくするため、先ほど塗装した骨パーツの「白く見える部分」をプラノサウルスイエローで塗装し、やさしく塗料を残す感じで拭きとります。

イエローをあえて残すようにふき取ることで白い部分が減り、一段トーンが落ちることでより重みのある印象に。化石により近い雰囲気になりました。

続いては隠れて見えづらくなる部分をブラックやブラウンで塗装していきます!
骨パーツの場合は肋骨の裏や口の内部、帆の付け根パーツ。
外皮パーツだと、パーツの裏側が見える関節の切れ目や口内となります。
この部分を濃い色で塗りつぶすことで、よりリアルで重量感のある仕上がりに!

先ほどの画像にあった肋骨の内側をプラノサウルスマーカーブラウンで塗装。
陰影を際立たせるため、拭き取りはせずそのまま乾燥させます。

外皮パーツもプラノサウルスマーカーブラックで同様に塗装。
こちらは下顎のパーツ。
口の内側を塗装しておくことで、口を開けた際に口内がしっかりと影になり自然な印象になります。

最後は赤い外皮パーツへ濃淡をつけるための塗装です!

プラノサウルスレッドを使い色の濃淡をつけていきます。
皮膚の盛り上がった部分や、面積の広い部分に色を塗っていき、塗料を伸ばし広げるようにして拭き取っていきます。
こうすることで濃い赤部分/薄い赤部分が生まれ、情報量が増えることでより生物感のある仕上がりとなります。

塗装も完了し、いよいよラストのシール貼り!
今回のスピノサウルスの帆にはグラデーションを再現するシールが付属していますので、こちらでシール貼りの方法をご紹介していきます!

シールを貼るのにまず大事なのが位置決め!

今回のシールは帆の付け根部分のラインに沿ってカットされているため、位置合わせがしやすくなっています。
焦らず、やさしく、シールを置くようにして位置を決めましょう!
※左右分のシールが入っているので貼り間違いは十分注意してくださいね。

置決めが終わったら圧着!
シール貼りで一番重要なのが、パーツに対してシールをしっかりと貼り付ける「圧着」!
パーツの”面”にしっかりとシールが貼り合うことでシールとパーツに一体感が生まれ非常に見栄えが良くなります!
写真では綿棒を使って圧着していますが、一番簡単な方法が指を使ったやり方。
指の腹を使ってシールを溝に押し込み、めくれたり破いたりしないようにぐりぐりと圧着しても綺麗に貼れますよ!

と、言うことでディティールアップの3つの工程全てが終わり、更にカッコよくなったスピノサウルスが完成しました!

こちらは骨格ビルドの完成品。
塗装によりパーツの陰影が非常に引き立てられ、より骨格の造形がわかるようになりました!
もちろん、化石のような質感も得られ、「塗ってふき取るだけ」という簡単塗装でありながら非常に効果的な塗装となりました!

こちらは恐竜ビルドの完成品。
プラノサウルスブラックを全体に塗装し、陰影がついたことで非常に引き締まった印象に!
鱗の造形や体表のでこぼこ感、細かいところでいえば鼻穴の位置など各所ディティールが鮮明に表現され非常に生物感を感じられる仕上がりになりました!

プラノサウルスマーカーを使用した塗装は、塗装→ふき取りの二工程で簡単にできます。
少し失敗しても汚し塗装ならそれも”味”になるので、プラノサウルスを通じて自分の想像する恐竜や古生物を作り出し、「塗装」を楽しんで挑戦してみてくださいね!

<引用サイト>BANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発ブログ
https://bandaihobby.hatenablog.com/entry/2023/07/28/180000

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