縄跳びの跳び方は無限大!いろいろな跳び方にチャレンジしてみよう!

公開日: 2023/10/04

体育の授業で習うことの多い縄跳び。いろいろな跳び方ができる人も、上手に跳べなくて苦手な人もいるでしょう。 縄跳びは全身を動かす有酸素運動なので、ダイエットやトレーニングのために、大人になってから練習する人もいます。 そこで、縄跳びを上手に跳ぶ方法や基本の跳び方、少し困難な跳び方をご紹介します。ここで紹介した方法を体育の授業で試してみてくださいね。

目次
縄跳びを上手に跳ぶには準備から!跳び方のコツ
すべてはここから !縄跳びの基本の跳び方
基本ができたら少し厳しい跳び方に挑戦してみよう!
友達や親子でチャレンジしよう!2人での跳び方
単純なのに奥深い!いろいろな跳び方をマスターして縄跳びを極めよう!

縄跳びを上手に跳ぶには準備から!跳び方のコツ

縄跳びを上手に跳ぶには準備が大切です。縄跳びの選び方縄の持ち方などを解説します。

・縄跳びの種類

スポーツ用品店などを見ると、さまざまな種類の縄跳びがあります。よく販売されているのは次の3つです。
布ロープ
ビニールロープ
ビーズロープ

布ロープは丈夫なので、保育園や幼稚園での縄跳び遊びや列車ごっこでよく使われます。しかし、軽くて太いため、縄を回しにくく縄跳びには向いていません
ビニールロープは、スポーツ用品店や100円均一のお店でも販売されている半透明の縄跳びです。高速で回転させる二重跳びや交差跳びに向いています。商品によっては軽すぎて、回しにくいデメリットもあります。初めて前跳びを練習するときは、中が空洞になっていない、ある程度重みのあるものを選びましょう。
ビーズロープは、紐にビーズが通してある縄跳びです。ある程度重みがあるので、初めて縄跳びをする子どもでも回しやすいのが特長です。地面に接したときに「カシャ」とビーズが鳴り、ジャンプのタイミングをつかみやすいので、初心者におすすめできます。

・縄の長さ

身長に合わせて縄の長さを調整するのも大切です。縄跳びの長さは「身長+55cセンチメートル」がちょうどいいとされています。長すぎると回しにくいので、初めて縄跳びの練習をする小学校低学年の子どもは「身長+40~50cm」程度に調整しましょう。

・縄の持ち方

縄跳びの両端にはグリップが付いています。親指を立ててリモコンを押すように、グリップをしっかり持ちましょう。手首が内側に向くと縄を回しにくいので、外側に向けることを意識します。

・縄跳びの回し方

縄跳びを回すとき、腕を広げたり腕全体を使ったりするとバランスが悪くなります。腰の横にグリップを固定して、手首で縄を回すようにしましょう。また、回しているうちに腕が広がってしまいがちなので、脇を締めることを意識します。

・ジャンプの仕方

縄跳びをするときに高くジャンプする必要はありません。縄が通れるスペースだけ跳びます。かかとは地面につけず、つま先だけでジャンプしたり着地したりします。膝を曲げずに、一定のリズムで跳びましょう。

すべてはここから !縄跳びの基本の跳び方

縄跳びの基本の跳び方練習方法、上達するためのコツをご紹介します。

・前跳び

前跳びは基本の跳び方です。縄を回しながらタイミングよくジャンプする動作は、慣れるまで困難かもしれません。ゆっくり動きを確認しながら連続で跳んでいきましょう。

(前跳びの跳び方)
1. 縄がかかとの後ろにくるようにセットする
2. 両手で縄を回し、縄が顔の前を通過するときに跳ぶ準備をする
3. 縄が地面につくタイミングで、両足をそろえて跳ぶ

(ポイント)
前跳びはリズムと姿勢を崩さないことがたくさん跳ぶためのコツです。よそ見せず、つま先の前の地面を見続けながら跳びましょう。

・後ろ跳び

後ろ跳びは、縄の動きが前跳びと反対になります。足元に縄がくるのが見えないため、タイミングをつかむのが困難かもしれません。

(後ろ跳びの跳び方)
1. 縄がつま先の前にくるようにセットする
2. 両手で縄を回し、縄が頭上を通過するときに跳ぶ準備をする
3. 手が後ろに向き、縄が足元にきたタイミングで両足をそろえて跳ぶ

(ポイント)
後ろ跳びは縄を回しているうちに、腕が開きがちです。脇をしっかり締めて、手を上げすぎないように注意すると跳びやすくなります。

・片足跳び

片足跳びとは、片足だけで前跳びをする跳び方です。右足で●●回、左足で○○回と、連続して同じ足だけで跳びます。

(片足跳びの跳び方)
1. 縄がかかとの後ろにくるようにセットする
2. 片足を上げた状態で、両手で縄を回す
3. 縄が足元にきたら、タイミングよく片足で跳ぶ

(ポイント)
片足跳びは跳ばないときも片足を上げているので、疲れやすいかもしれません。疲労によって足が下がったりバランスが崩れたりしないように気を付けましょう。

・かけ足跳跳び

かけ足跳びとは、走りながら縄跳びをする方法です。実際に移動しながら跳ぶやり方と、その場にいながら足を交互に上げて跳ぶやり方があります。

(かけ足跳びの跳び方)
1. 縄がかかとの後ろにくるようにセットする
2. 縄を回して足元にくるタイミングで、片足で縄をまたぐように跳ぶ
3. 次に縄が足元にくるタイミングで、先ほどとは反対の足を使って跳ぶ
4. もも上げのように足を高く上げながら、足を順番にかえていく

(ポイント)
初めは跳ぶタイミングがわかりにくいので、縄を大きくゆっくり回しましょう。慣れてきたら少しずつ縄を速く回します。

・スキップ跳び

スキップ跳びとは、スキップをしながら前跳びをする跳び方です。「トトン、トトン」のリズムに合わせてステップを踏み、縄を跳んでいきます。

(スキップ跳びの跳び方)
1. 縄がかかとの後ろにくるようにセットする
2. 前跳びと同じように縄を回し、スキップのリズムで片足ずつ上げながら跳ぶ
3. 縄が足元にくるタイミングで小さくジャンプして、縄をまたぐ
4. 足を順番にかえながら、リズムよく縄を跳び続ける

(ポイント)
膝を高く上げることを意識し、膝が上がっているときにジャンプするとつまずきにくくなります。最初はゆっくり縄を回してリズムを整え、慣れてきたら徐々にスピードアップしていきます。

基本ができたら少し厳しい跳び方に挑戦してみよう!

基本の跳び方ができたら、少し厳しい跳び方にも挑戦してみましょう。

・交差跳び

交差跳びは両手を体の前で交差したまま、縄を回して跳びます。両肘(りょうひじ)が重なるくらい深く交差しなければ、上手に縄を回せません。背中を丸めないように注意しましょう。

・あや跳び

あや跳びは、前跳びと交差跳びを交互に繰り返す跳び方です。前跳びで跳んだあと、両手を体の前で交差して跳びます。腕を交差したり戻したりをすばやく行うのが、あや跳びを上手に跳ぶコツです。

・二重跳び

二重跳びは、1回ジャンプする間に2回縄を回す前跳びです。高くジャンプしながら、すばやく縄を回すのが成功のポイントです。

・はやぶさ

はやぶさは、あや跳びと二重跳びを掛け合わせた跳び方です。学校で習う跳び方のなかで高難度の技なので、上手に跳べるとクラスで注目されるでしょう。前跳びを2~3回跳んで助走をつけたあと、1回ジャンプする間に前跳びとあや跳びを1回ずつします。
上手に跳ぶコツは、膝を曲げて大きくジャンプして、腕をクロスするときは体にぴったりくっつけるように意識することです。膝を曲げたり腕をくっつけたりすると、縄が引っかかりにくくなります。

友達や親子でチャレンジしよう!2人での跳び方

縄跳びは1人で練習するイメージがあるかもしれませんが、2人で息を合わせて跳ぶ方法もあります。友達や親子で挑戦すると縄跳びの楽しみ方がもっと増えるはずです。

・ふたり跳び

ふたり跳びは、向かい合って2人で立ち、1本の縄で一緒に跳ぶ方法です。2人のうち1人が縄跳びを持って、縄を回します。「せーの!」と、声を掛け合いながらタイミングを合わせて跳びましょう。

・仲良し跳び

仲良し跳びは、横並びに立って1本の縄跳びで跳びましょう。縄を回すタイミングを合わせるのが連続で跳ぶための秘訣です。

・ふたり連鎖交互跳び

ふたり連鎖交互跳びとは、1人1本の縄跳びを持って横並びし、隣り合ったほうのグリップを交換して交互に跳び続ける方法です。ふたりの動きがなかなか合わず困難な技ですが、練習を重ねるうちに跳べる回数が増えていきます。人数を増やしていくことも可能です。

単純なのに奥深い!いろいろな跳び方をマスターして縄跳びを極めよう!

縄跳びは紐とグリップだけの単純なつくりなのに、さまざまな遊び方がある奥深いアイテムです。縄跳びが苦手な人は、まず自分に合っている縄跳びを選ぶところから始めましょう。身長に合わせて長さを調整すると、いつもよりも跳びやすくなるかもしれません。前跳びからはじめて、あや跳びや二重跳びなど、難易度の高い技にも挑戦していきましょう。また、ふたりで遊ぶ跳び方はなかなかうまくできない分、連続で跳べたときの喜びは大きいはずです。ぜひ休み時間などに遊んでみてくださいね。

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