子どもなのに硬い…?子どものための体を柔らかくする方法

公開日: 2022/06/30

ウチの子、子どもにしては体が硬い気がする……。そんな心配を抱いたことはありませんか?実は、子どもでも成長期特有の理由によって体が硬くなってしまうことは十分にあります。

この記事では、子どもの体が硬くなる主な原因と、体を柔らかくするためのストレッチ方法を紹介します。

目次
子どもの体が硬くなる原因
体を柔らかくするオススメの股関節ストレッチ3選
ストレッチで楽しみながら体を柔らかくしよう

子どもの体が硬くなる原因

子どもの体が硬くなってしまう主な原因は、身長の伸びや運動不足、取り組んでいる運動の種類などにあります。それぞれ詳しく解説します。

●身長の伸び

身長の伸びが、体を硬くする原因になると聞くと、意外に思われるかもしれません。実は体が硬くなる背景には、成長期特有の問題があるのです。

身長が伸びるということは当然、骨の長さも一緒に伸びていることを意味しています。子どもの骨の端には成長軟骨という柔らかい部分があり、この成長軟骨が伸びて固まることによって、徐々に骨の長さが伸びていくのです。

骨が伸びると、そこにつながっている筋肉の長さもまた伸びていくことになります。しかし、筋肉の長さの成長が骨の長さの成長に追いつかないことがあります。

筋肉の成長が骨の成長に追いつかないと、筋肉は両端に向かって引き伸ばされた状態に近づき、それ以上伸びることが難しくなってしまいます。

例えば、ゴムバンドの両端をつまんで持ったところを想像してください。両端の距離が短ければゴムバンドはゆるみます。しかし、両端の距離が伸びるとゴムバンドは引き伸ばされる状態になります。そこから無理に引っ張ると、ゴムが切れてしまいそうになります。

骨の成長スピードに、筋肉が追いつかないときには、引き伸ばされたゴムバンドと同じことが起きています。
基本的に時間をかければいつかは筋肉が骨の長さに追いつくので、焦ることなく成長を待ちましょう。

●運動不足

運動不足も、からだを硬くする原因の1つです。関節を動かす機会が少ないと、筋肉が硬くなりやすいからです。

筋肉には、動かすとその動きに慣れようとする性質があります。例えば体育の授業などでバスケットボールに取り組むとき、体が温まっていない間は体が重く感じられますが、温まってくるとだんだん身体が軽く、動かしやすいように思えてきますよね。

反対に、長時間イスに座って勉強をしていると肩や腰が硬く、重くなったような感覚が出てきますよね。その後、立ち上がって動こうとすると、関節を動かしにくいと感じることもあります。

このように、筋肉は体を動かすことで柔らかくなり、動かさないと硬くなります。

そのため、運動不足の子どもの体はどんどん硬くなってしまうのです。

●運動の種類

運動不足でなくても、普段行っている運動の種類によっては体が硬くなることがあります。関節を大きく動かさない運動は、あまり柔軟性を上げる効果が見込めません。

さきほども触れた通り、筋肉には動きに慣れようとする性質があります。関節を大きく動かせば筋肉は大きく伸び、体は柔らかくなります。反対に関節の動きが小さな運動ばかりでは体を柔らかくするのは困難です。

体操とアーチェリーを比較してみましょう。

体操は関節を大きく動かす運動の代表格です。生まれ持った資質もありますが、体操を続ける中で関節を動かせる範囲は広がっていきます。

逆に、アーチェリーは、体操と同じようにオリンピック種目でありながら、関節の動きがほとんど要求されず、筋肉を伸ばす範囲は限定的です。
他にも、水泳であれば肩まわりは柔らかくなりやすく、股関節は柔らかくなりにくいなど、競技によってそれぞれの特徴があります。

日常的に運動習慣があったからといって、必ずしも全身の関節が柔らかくなるとは限りません。特に、動作パターンが少ないスポーツでは柔軟性の向上効果は限定的です。

見出し2:子どもの体を柔らかくするためのポイント
子どもの体を柔らかくするためには、関節をできるだけ多くの方向に、大きく動かすことで筋肉を伸ばすことがポイントです。

●様々な種類の運動を行う

全身には600を超える筋肉があり、互いに協力しながら動いています。ある筋肉が柔らかくても他の筋肉が硬ければ、スムーズに関節が動かすことができず、体が硬くなってしまうことも。

そうならないよう、多くの種類の動作を含む運動によって、まんべんなく筋肉を伸ばすことが大切です。

●ストレッチを楽しむ

何より体を柔らかくするために効果的なのは、ストレッチを楽しむことです。ストレッチを継続することで体は柔らかく変化します。

ただし、効果的なストレッチを修得したところで、継続しなければ意味がありません。人間の体が変化するためにはある程度の期間が必要だからです。

また、ストレッチによって柔軟な体を手に入れた途端、その努力を完全にやめてしまうと、体は再び徐々に硬くなっていき、やがて以前と同じ状態に戻ってしまいます。最も大切なのは継続することなのです。

子どもにとって、継続するために何より大切なのは楽しむことでしょう。楽しいと感じれば、親が何も言わなくても自分で行うようになります。子どもが楽しくストレッチに取り組める環境作りが大切です。

●しっかりと栄養と睡眠を摂ることも大切

体を柔らかくするためにはストレッチなどの運動だけでなく、栄養と睡眠がとても大切です。

先ほど説明した通り、体が硬くなる原因の1つは、筋肉の成長の遅れです。筋肉と骨の成長速度のギャップを抑えるためには、十分な栄養と睡眠が必要です。タンパク質だけでなく、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなど栄養バランスが摂れた食事と、成長ホルモンの分泌を十分に促す良質な睡眠を摂ることが必要です。

栄養と睡眠が不足していると筋肉の成長が促されないばかりか、疲労によって筋肉がさらに硬くなってしまいます。

体を柔らかくするオススメの股関節ストレッチ3選

ここで、股関節を柔らかくするためのストレッチ方法を3つ紹介します。

●おしりストレッチ

仰向けになり、脚を組んで行うストレッチです。股関節の柔軟性を出すために重要なお尻の筋肉である大臀筋を伸ばしていきます。

1. 仰向けに寝転がり、両膝を立てる
2. 右膝の上に左の外くるぶしを乗っける
3. 両手で右ももの裏をもって、胸の方に引っ張る
4. 30秒間キープしたら反対側も同様に行う
※呼吸は鼻から吸って口から吐く。自然に止めないように行いましょう

●太もも裏ストレッチ

股関節の柔軟性や前屈を柔らかくするために、ももの裏の筋肉であるハムストリングスを伸ばすストレッチです。マットなどの上に仰向けになって、脚を真上に向けて伸ばしていきます。

1. 仰向けに寝転がる
2. 左膝をできるだけ伸ばして上げる。両手で左のもも裏を持つ
※右膝は曲げずに伸ばすようにしましょう
3. 左膝を曲げずに左脚を胸の方に引っ張る
4. 左もも裏にストレッチ感を感じたら30秒間キープ
5. 反対側も同様に行う
※呼吸は鼻から吸って口から吐く。自然に止めないように行いましょう

●内もものストレッチ

座った状態から片足を開いてももの内側の筋肉、内転筋を伸ばすストレッチです。開脚ができるようになるために効果的です。

1. あぐらをかいて座る
2. 左膝を伸ばして、外側に開いていく
3. 開けるだけ開いたら、ゆっくりと体を前に倒していく
4. 内ももにストレッチ感を感じたら30秒間キープする
5. 反対側も同様に行う
※呼吸は鼻から吸って口から吐く。自然に止めないように行いましょう。

ストレッチで楽しみながら体を柔らかくしよう

筋肉の成長の遅れや日常生活の過ごし方によって、子どもの体は硬くなりやすくなります。

体の柔軟性を保つためにはさまざまな運動を継続的に行うことがとても大切です。ここで紹介したストレッチに親子で挑戦し、健やかな体の成長のための習慣づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

この記事をいいねと思ったらクリック!

1ワンダー