【自由研究】ペットボトルの中で竜巻!?雲ができる!?スライム!?
公開日: 2024/05/31
自由研究はテーマを決めたり実験や観察をしたりと、夏休みに出る宿題のなかでも労力のかかるものの1つです。市販の自由研究キットなどもありますが、なるべくならあまりお金をかけずに取り組みたいと考えている人も多いでしょう。そこで、身近にあるペットボトルを使った自由研究をご紹介します。自由研究のテーマに迷っている人はぜひ参考にしてください。
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自由研究の取り組み方
自由研究では何をどのように取り組んだら良いのかがわからなくて頭を悩ませる人も多いようです。そこで、自由研究を始める前に知っておきたい取り組み方の流れをご紹介します。
自由研究で取り組むテーマを決める
自由研究を始める前にどのようなテーマにするのかを決めましょう。家庭や学校で起きている身近な現象や興味を持てそうな題材を選ぶと、無理なく自由研究に取り組めるはずです。
使うものを用意する
自由研究では実験や工作に取り組むことが多いでしょう。使う材料や道具を事前に調べ全てそろえておくと、スムーズに自由研究を進めることができます。記録をするための画用紙やスケッチブック、カメラなども準備しておきましょう。
実験や工作をする
材料や道具を準備したら、実験や工作を行います。テーマによっては実験や観察に数日間かかることもあるので、宿題が期限に終わるように始める時期を考えましょう。
まとめる
実験や工作が終わると自由研究自体も終わりと思いがちですが、実験の結果や取り組み方をまとめる必要があります。研究結果を見た人に伝わるように、絵や表・グラフなどを入れてまとめましょう。
ペットボトルを題材にした自由研究のアイデア例5つ
ペットボトルは手軽に手に入りやすく、自由研究にも使いやすいアイテムです。ペットボトルを題材にした実験や工作、調べ学習を5つご紹介します。
ペットボトルで竜巻(トルネード)おこす!
ペットボトルのなかで竜巻を作る実験です。2つのペットボトルで砂時計のような容器を作って実験します。条件を変えて竜巻の力の変化を観察してみましょう。ペットボトルキャップに穴をあける作業があるため、実験装置の製作は保護者の方と一緒に行います。
【準備するもの】
*底が丸い500mlペットボトル(2本)
*プラスチック用接着剤
*ビニールテープ
*きり
*はさみ
*水(ペットボトルの7~8分目程度)
【実験方法】
1.ペットボトルのキャップ2つを背合わせにして接着剤で貼りつける
2.キャップが取れないようにビニールテープで巻く
3.キャップの真ん中にきりで穴をあける
4.きりであけた穴にはさみを入れて、8ミリメートル程度に穴を大きくする
5.ペットボトルの一方に水を入れ、もう一方は空の状態でキャップにつける
6.水を入れたほうのペットボトルを上にして、円を描くようにすばやく回す
7.ペットボトルを立てると真ん中に竜巻のようなうずができる
8.穴の大きさやペットボトルを回すスピードを変えて、うずの大きさや水のスピードを観察する
ペットボトルで雲をつくろう!
ペットボトルの中に雲を作る実験です。力の強弱によって雲のでき方の違いを観察しましょう。火を使うので、保護者の方と一緒に実験します。
【準備するもの】
*炭酸飲料が入っていた1.5リットルのペットボトル
*線香
*マッチかライター
*50度~60度のお湯
【実験方法】
1.ペットボトルの底に1センチメートル程度お湯を入れる
2.線香に火をつけ、ペットボトルの中に線香のけむりを入れたらふたをする
3.ペットボトルを両手で力いっぱいつぶすと、中が透明になる
4.両手の力を一気に抜きペットボトルを元に戻すと、中が白くなり雲のように水滴ができる
5.力を強くしたり弱くしたり繰り返して、雲のでき方を観察する
ジュースのようなスライムを作ってみよう!
ジュースのようなカラフルなスライムを作る工作です。本物のように見えるスライムを作って遊んでみましょう。
【準備するもの】
*好きなジュースのペットボトル
*PVA洗濯のり
*ホウ砂
*着色料(青・赤・黄色など)
*お湯
*洗面器
*紙コップ
【工作方法】
1.どのようなジュースに似たスライムを作るか決める
2.紙コップにお湯を入れホウ砂を溶かす
3.洗面器にお湯を入れ、ジュースと同じ色になるように着色料を入れて手でかき混ぜる
4.色が決まったらPVA洗濯のりを色水の中に入れてかき混ぜる
5.ホウ砂を溶かしたお湯を色水の中に入れてしっかりかき混ぜる
6.とろみが付きスライム状になったら、空のペットボトルに入れて保管する
さまざまな色のスライムを作ると楽しく遊べるでしょう。次の動画でも作り方や遊び方を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
ペットボトルで空気砲を作ろう!
ペットボトルで空気砲を作って遊ぶ実験です。空気のかたまりを飛ばして遊んでみましょう。こちらもはさみや火を使うので、保護者の方と一緒に実験をしてください。
【準備するもの】
*500ミリリットルのペットボトル(かたい素材のものがおすすめ)
*ゴム風船
*ビニールテープ
*線香
*マッチやライター
*はさみ
【工作方法】
1.はさみでペットボトルの底から3分の1程度を切り取る
2.ゴム風船の球体部分の真ん中にはさみを入れて切る
3.ペットボトルの切り口にゴム風船をかぶせる
4.ペットボトルとゴム風船の境目にビニールテープを貼って固定する
5.線香に火をつけ、ペットボトルの中に煙を入れる
6.煙がたまったら線香の火を消して、ペットボトルの底についているゴム風船を引っ張って離す
7.白い輪っか状の空気砲が観察できる
ペットボトルで空気砲を作る方法は次のページで詳しく解説しています。動画もあるので、工作するときは参考にしてください。
ペットボトルのリサイクルについて調べてみよう!
自治体の資源ごみ収集やスーパーマーケットでの回収などを利用して、ペットボトルのリサイクルを積極的に行っている家庭も多いでしょう。日本では年間どのくらいのペットボトルが消費され、リサイクルされているのかについて調べてまとめてみてはいかがでしょうか。
【調べ学習の概要】
ペットボトルのリサイクルについて、図書館やインターネットを利用して行う調べ学習です。1年間のペットボトル消費量やリサイクル率、回収されたペットボトルがどのように再生しているのかなどの項目を調べてまとめましょう。海外と比較したりペットボトルリサイクルの問題点なども考えたりすると、より深みのある自由研究になります。
自由研究をするときのポイント
自由研究には実験や工作ではない部分で大切なポイントがあります。特に重要な2つのポイントをご紹介します。
自由研究のまとめ方
自由研究は研究をして終わりではなく、最終的には研究した内容を先生やクラスメイトに伝えることが大切です。しっかり伝わるようにまとめ方を工夫しましょう。提出するまとめには次の項目を入れます。
*タイトル
*日付・氏名
*研究のきっかけ
*研究の方法
*結果の予想
*研究の結果
*わかったこと
*まとめ
何にまとめるかによっても、見やすさが変わってきます。模造紙・画用紙・レポート用紙・ノートなど研究の内容にあった見せ方を考えてみましょう。
自由研究をするときの注意点
自由研究では普段はあまり使わない道具や材料を使用することがあります。刃物や火などを使うこともあるので、危険がないように必ず保護者の方と一緒に研究をしてください。また、今回はペットボトルを利用した自由研究をご紹介しましたが、ボトルの種類によってはうまくいかない場合もあります。準備するものに記載していますので、かたさや形、大きさなどをしっかり確認して準備をしましょう。
ペットボトルを題材にして自由研究を進めてみよう!
私たちの身近にあるペットボトルは、自由研究の題材にしやすいアイテムです。高価な実験キットを購入しなくても、ペットボトルで実験装置を作ることができます。また、ペットボトルについて調べてみると、日本のごみ問題やリサイクル技術などの知識を得られるかもしれません。今年の夏休みの宿題は、ペットボトルを使ってさまざまな不思議をひもといていきましょう。
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