小学1年生におすすめの自由研究21選!1日で簡単にできるテーマも
公開日: 2022/09/29
小学校に入って初めて取り組む夏休みの自由研究。どんなテーマに取り組めばいいのか悩まれるお子さんや保護者の方も多いでしょう。この記事では、小学1年生におすすめの自由研究をご紹介します。実験、工作、観察・調べものの三つのカテゴリーについて、1日でできるものなど低学年でも取り組みやすい21のテーマを取り上げました。
- 目次
- 小学1年生におすすめの自由研究【実験編】
- 小学1年生におすすめの自由研究【工作編】
- 小学1年生におすすめの自由研究【観察・調べもの編】
- そもそもなぜ自由研究は宿題として出されるの?
- 自由研究のテーマの決め方
- 自由研究の上手なまとめ方
- 楽しく進められるテーマを
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小学1年生におすすめの自由研究【実験編】
特別な材料をそろえなくても身近なものでできる、いろいろな実験を集めてみました。
①朝顔で色水をつくろう
朝顔で色水をつくり、色を変化させてみましょう。《用意するもの》・ 朝顔の花2、3個(しぼんだものでもよい)・ ビニール袋(Mサイズくらい)・ 水・ 透明の容器三つ(プラスチックコップなど)・ レモン果汁(または酢、クエン酸など)・ 重曹(または石けん水など)《実験の手順》1. ビニール袋に朝顔の花と水を入れ、手でもんで色を出します。2. できた色水を三つの容器に入れます。3. レモン果汁と重曹をスプーン一杯それぞれ色水に加えて、色の変化を調べましょう。
②磁石にくっつくものを探そう
身の回りにある、磁石にくっつくものを探してみましょう。家の中だけでなく外にも行って、郵便ポストや看板、地面なども試してみましょう。《用意するもの》・ 磁石・ 身の回りにあるいろいろなもの《実験の手順》1. 磁石にくっつくかどうか予想してから、いろいろなものを磁石に近づけてみます。2. 磁石にくっつくのは何か考えてみましょう。※電子機器やICカードは磁石に近づけないよう注意してください。また外で実験する際には周囲の安全を確認しましょう。
③10円玉をピカピカにしてみよう
同じ10円玉でも光っているものと色がくすんでいるものがあります。身近にある調味料などを使って、くすんだ10円玉をピカピカにしてみましょう。《用意するもの》・ くすんだ10円玉(実験に使う枚数)・ 綿棒(10円玉と同じ本数)・ ティッシュペーパー・ 水・ 食器用洗剤・ 調味料(しょうゆ、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、酢、レモン果汁、タバスコ、ラー油など)・ 調味料を入れる小皿《実験の手順》1. ティッシュに食器用洗剤と水を含ませて10円玉をこすります。洗剤ではきれいにならないことがわかります。2. 10円玉1枚に1種類、綿棒でそれぞれの調味料をたらします。綿棒は調味料ごとに取り換えましょう。3. 15分ほど置いてから調味料をふき取ります。どの調味料で10円玉がピカピカになったか調べてみましょう。
④ろ過装置をつくってみよう
ペットボトルでつくったろ過装置で、泥水をきれいにしてみましょう。《用意するもの》・ 同じ形の500ミリリットルのペットボトル2本・ 輪ゴム・ ガーゼ・ 脱脂綿・ 小石・ 活性炭(ホームセンターで入手できます)・ 泥水・ カッター・ ビニールテープ《実験の手順》1. ペットボトルの1本は底を、もう1本は上の部分を10センチメートルくらい切ります。2. 切り口はとがっているのでビニールテープを貼っておきます。3. 底を切ったペットボトルの注ぎ口にガーゼをかぶせて輪ゴムでとめます。4. 注ぎ口を下にして、下から順番に、脱脂綿、小石、脱脂綿、活性炭、脱脂綿、小石を詰めます。5. 上部を切ったペットボトルに重ねて泥水を注ぎ、観察してみましょう。
⑤太陽光でお湯をつくろう
太陽のエネルギーで、ペットボトルの水を温めます。再生可能エネルギーへの興味につながる研究テーマです。《用意するもの》・ ペットボトル3本・ 白い画用紙・ 黒い画用紙・ テープ・ 温度計・ 軍手《実験の手順》1. 白と黒の画用紙でそれぞれペットボトルを包み、テープで止めます。2. 画用紙で包んだペットボトルと包んでいないペットボトルにそれぞれ同じ量の水を入れて、水の温度を測ります。3. 3本のペットボトルを太陽光の当たる場所に置きます。(日差しの強い12時から15時ごろがおすすめです。)4. 20分ごとに水の温度を測って記録します。どのペットボトルの水が一番熱くなったでしょうか。※ペットボトルが熱くなる可能性があるので、軍手をはめて作業してください。
⑥塩と氷でアイスキャンディーをつくろう
美味しいアイスキャンディーがつくれる楽しいテーマです。《用意するもの》・ ボウル・ たて長の容器(なければポリ袋と輪ゴム)・ 割りばし・ 氷(ボウルに一杯入るくらい)・ 塩(氷の1/3くらい)・ 好きなジュース(100%果汁のジュースなど)・ スプーン《実験の手順》1. 細長い容器にジュースを入れて割りばしをさします。容器がなければポリ袋にジュースを入れて割りばしをさし、輪ゴムでとめてもかまいません。2. ボウルに半分の量の氷と塩を入れてスプーンで混ぜます。非常に冷たいので手で触らないでください。3. ジュースの容器をボウルに入れて、残りの氷と塩で容器を覆うように入れます。4. 1時間ほどで固まり、完成です。☆なぜジュースが凍るのか考えてみましょう。
⑦ペットボトルレンズをつくろう
円筒形のペットボトルに水を入れると水レンズになります。水レンズで文字や絵を見てみましょう。《用意するもの》・ 炭酸用の円筒形のペットボトル(1.5リットルと500ミリリットル)・ 水・ 新聞や本など《実験の手順》1. 1.5リットルと500ミリリットルのペットボトルにそれぞれ水をいっぱいまで入れてふたをします。2. ペットボトルを通して文字や絵を見てみましょう。1.5リットルと500ミリリットルのペットボトルで見え方がどう違うか調べましょう。
小学1年生におすすめの自由研究【工作編】
ものをつくるのが好きな子どもにおすすめのテーマです。自分のアイデアでいろんな工夫をしてみましょう。
⑧牛乳パックで家型の貯金箱をつくろう
牛乳パックを自分好みにデコレーションして貯金箱を作ってみましょう。《用意するもの》・ 500ミリリットルの牛乳パック・ カッター・ ホッチキス・ ボンド・ フェルト、ビーズ、モールなど飾りに使う材料《つくり方》1. 牛乳パックの注ぎ口をホッチキスでとめます。2. 牛乳パックの上部にカッターでコインを入れる穴をあけます。3. フェルトやビーズをボンドで貼りつけ、飾ります。※牛乳パックは固いのでカッターを使用する際は充分に気を付けましょう。
⑨紙粘土で好きなものをつくってみよう
紙粘土で動物や乗り物など自分の好きなものをつくってみましょう。空き容器のまわりに紙粘土を貼りつけて、ペン立てをつくるのもおすすめです。《用意するもの》・ 紙粘土・ ペン立ての場合は空き容器・ 必要に応じてヘラなどの道具・ 飾りのビー玉、ビーズ、貝殻など・ 絵の具・ 水性ニス《つくり方》1. 紙粘土で好きな形をつくります。2. 絵の具で彩色したり、飾りつけたりしましょう。3. 最後にニスを塗って完成です。※ニスを使用する際は換気を行うようにしましょう
⑩宝石石けんをつくろう
きれいな宝石のような石けんをつくりましょう。《用意するもの》・ グリセリンソープ・ 着色料(石けん用色材がおすすめ。食用色素でも可)・ 香料(石けん用のフレグランスオイルや天然アロマオイル)・ ラメ(あれば)・ カッター・ 耐熱容器・ シリコン型(なければ紙コップ)《つくり方》1. グリセリンソープを溶けやすいようにカッターで細かく切って、耐熱容器に入れます。2. 500ワットから600ワットの電子レンジで15秒から20秒加熱して溶かします。3. 溶けたグリセリンソープに香料や着色料、ラメを入れて混ぜ、シリコンの型に流し込みます4. 常温で30分程度置いて、固まれば完成です。表面を好きな形にカットするとより宝石のようになります。
⑪モビールをつくってみよう
色画用紙や折り紙などで自分の好きなモチーフをつくり、組み合わせてモビールをつくってみましょう。モチーフの材料は紙のほかにも、フェルトなど軽いものであればなんでも使えます。自分で工夫してみましょう。《用意するもの》・ 色画用紙、折り紙・ 木の棒(ひごや針金でもよい)・ 糸《つくり方》1. 色画用紙や折り紙でモチーフを作ります。2. つくったモチーフに穴をあけるなどして糸で結びます。3. モチーフをつなげた糸を、バランスを調整しながら木の棒に結びます。4. 全体がバランスよくなるように糸でつるして完成です。
⑫野菜スタンプでアート作品をつくろう
野菜の切れはしを使って野菜スタンプをします。布用のスタンプや絵の具を使えば、オリジナルのTシャツやトートバッグがつくれます。《用意するもの》・ 野菜の切れはし・ スタンプ台(または絵の具)・ 画用紙《つくり方》1. 野菜の切れはしにインクをつけて、画用紙に自由に押します。2. スタンプを組み合わせたり、絵を描き加えたりして、自分だけのアート作品を作ってみましょう。
⑬ビー玉万華鏡をつくってみよう
ビー玉万華鏡は身の回りにあるいろんなものをのぞくことができる万華鏡です。《用意するもの》・ 大き目の透明のビー玉・ チョコレートなどが入っていた紙の筒・ ミラーシート(百均で入手できます)・ 牛乳パックなどの厚紙・ テープ・ カッター《つくり方》1. 紙の筒のふたにカッターでのぞきあなを開けます。2. 筒の底にビー玉よりも少し小さい穴をあけます。3. 筒の長さの厚紙にミラーシートを貼ります。ミラーシートが内側になるように3つ折りにし、筒の中にぴったり入る三角柱をつくります。4. 筒にまずビー玉を入れ、次に三角柱の形に折った厚紙を入れます。5. ぴったりふたできるように、ふたの余分な長さを切ってふたをします。6. 筒を飾りつけたら完成です。※ビー玉万華鏡を使って太陽を見ることは絶対にしないでください。
小学1年生におすすめの自由研究【観察・調べもの編】
こつこつ調べたり観察したりするのが好きな子どもにおすすめのテーマです。まとめ方を工夫してみましょう。
⑭身近にいる生き物を調べよう
身の回りにどんな生き物がいるか探しに行きましょう。きっと新しい発見があるはずです。《用意するもの》・ 画用紙や模造紙・ 色鉛筆・ カメラ・ 図鑑《進め方》1. 昆虫や鳥などを見つけてスケッチします。その場で描くのが難しいときはカメラで写真に撮っておきましょう。2. 図鑑やインターネットで生き物の名前や性質を調べます。3. 生き物の絵と調べたこと、生き物の特徴や見つけた場所などを画用紙や模造紙にまとめましょう。
⑮恐竜について調べてみよう
恐竜好きの子どもにおすすめです。テーマを決めて調べてみるとよいでしょう。《用意するもの》・ 画用紙や模造紙・ 色鉛筆・ 図鑑《進め方》1. 年代別、種類別、大きさ別などまず調べるテーマを決めます。2. テーマが決まったら、図鑑やインターネットで調べてみましょう。近くで恐竜展が開催されていれば、行ってみるのもおすすめです。3. 調べたことを、恐竜の絵と一緒に画用紙や模造紙にまとめます。
⑯氷がとける速さを調べよう
扇風機の前でアイスキャンディーを食べると早くとけてしまいますね。扇風機で風を当てた場合と当てない場合で、氷のとける速さを比べてみましょう。《用意するもの》・ 同じ大きさの氷2個・ 同じ皿2枚・ 扇風機・ 時計またはストップウォッチ《進め方》1. 同じ大きさの氷をそれぞれ皿に置いて、一つは扇風機の風を当て、もう一つは風が当たらないようにします。2. 5分ごとにそれぞれのとけ方を観察します。また、氷を包むととける速さはどうなるでしょうか。氷をいろいろなもので包んで調べてみましょう。《用意するもの》・ 同じ大きさの氷4個・ 同じお皿4枚・ 新聞紙・ ガーゼ・ アルミ箔・ 時計またはストップウォッチ《進め方》1. 同じ大きさの四つの氷のうち一つはそのまま皿に置き、残りの三つはそれぞれ新聞紙、ガーゼ、アルミ箔で包んで皿に置きます。2. 5分ごとにそれぞれのとけ方を観察します。どの氷が早くとけたか、なぜそうなったのか考えてみましょう。
⑰リサイクルマークを調べてみよう
お菓子のパッケージやペットボトルのラベルにはリサイクルマークがついています。いろんなリサイクルマークを集めて調べてみましょう。環境問題へ関心を向けるきっかけにもなります。《用意するもの》・ いろんな商品のパッケージなど《進め方》1. どんなリサイクルマークがあるのか探してみましょう。2. リサイクルマークを見つけたら絵に描いたり写真に撮ったりして、どの商品にどのマークがついていたか記録します。3. インターネットや図書館でマークの意味を調べて、まとめましょう。
⑱メダカを観察しよう
メダカを飼育している子どもにおすすめのテーマです。泳ぎ方やエサの食べ方を観察してみましょう。夏休みに長く時間が取れる場合は、卵やメダカの赤ちゃんも観察してみましょう。《用意するもの》・ メダカ・ メダカのエサ・ 水槽・ 桶などの容器・ 画用紙やレポート用紙《観察方法》1. メダカの特徴について調べます。オスとメスの違いを絵に描くとよいでしょう。2. エサの食べ方を観察します。3. 朝昼晩の泳ぎ方の違いについて観察します。4. 観察したことを、画用紙やレポート用紙にまとめましょう。☆泳ぎの実験をしてみましょう。桶などの入れ物にメダカを入れ、手で水を時計回りにかき回して流れを作ります。メダカがどう泳ぐか観察してみましょう。※メダカはやさしく扱いましょう。
⑲貝殻の標本をつくろう
海の近くに住んでいる子どもや、海辺へ旅行やお出かけする子どもにおすすめのテーマです。《用意するもの》・ 貝殻・ 空き箱・ 透明のフィルム(クリアファイルなど)・ 脱脂綿・ 図鑑・ カッター・ ボール紙など《進め方》1. 貝殻を集めてきれいに洗って乾かし、図鑑やインターネットで名前を調べます。2. 空き箱のふたの縁を残して切り抜き、透明のフィルムを貼ります。3. 箱にボール紙などで仕切りをつくります。4. 箱に脱脂綿を敷いてから貝を並べ、名前と拾った日付、拾った場所を書いたラベルを貼ります。
⑳カブトムシを観察しよう
昆虫が好きな子どもにおすすめのテーマです。《用意するもの》・ カブトムシ・ 昆虫ゼリー、果物など《観察方法》1. カブトムシの体の特徴を調べます。オスとメスの違いを絵に描いてみるとよいでしょう。2. エサの重さをカブトムシが食べる前と食べたあとに量って、どのくらい食べたのか調べてみましょう。3. 昆虫ゼリーやリンゴ、バナナなどを与えて、どのエサが好きか調べてみましょう。4. カブトムシの動きを調べてみましょう。ガラスの上などツルツルした面の上は上手に歩けるでしょうか。昼と夜の動き方はどうでしょうか。
㉑くず野菜を育ててみよう
野菜の切れはしを水につけて育ててみましょう。《用意するもの》・ くず野菜(にんじん、だいこん、かぶなどの葉がついているところや、ねぎや豆苗の根っこのところ)・ 食品トレイなどの容器・ 水《進め方》1. くず野菜をトレイに入れて水につけます。1~2日に1回水を換えましょう。2. 毎日観察して、芽や葉が伸びる様子をスケッチや写真に撮って記録します。☆育てた野菜を料理に使ってみましょう。
そもそもなぜ自由研究は宿題として出されるの?
自由研究の目的は、子どもが自分でテーマを選んで研究する経験を通して、研究の楽しさを知り、自主性や問題解決の能力を育てることです。自分で研究を完成させる経験は、大きな自信につながるでしょう。
自由研究のテーマの決め方
子どもの好きなことや興味を持っていることからテーマを選ぶと、楽しく進められます。好きなことがはっきりわからない場合は、工作が好きか観察が好きか、生き物が好きか星空が好きか、というように関心が持てる分野を絞っていくとよいでしょう。また、身近なものに対する疑問も研究のテーマになります。
自由研究の上手なまとめ方
実験テーマでは、実験しようと思ったきっかけ、実験の目的と予想、実験に使ったもの、実験の方法、実験の結果を書きます。実験の結果について、わかったことや考えたことをまとめましょう。観察・調べものテーマでは、調べたいと思ったきっかけ、調べたいこと・観察したいこと、使ったもの、調べた方法、調べた結果を書きます。観察や調べた結果、わかったことや考えたことをまとめましょう。工作テーマについても、つくり方や材料、感想を書いたレポートを作品につけると、よりよい研究になります。
楽しく進められるテーマを
ちょっとしたアイデアと工夫があれば、身近なものを使っていろいろな自由研究ができます。また、子どもが自主的に自由研究に取り組むには、楽しいと思えることが大切です。無理のないテーマを選んで、自由研究を楽しく進めましょう。