夏休みの自由研究で何を調べようか迷ったときは、紙飛行機を使った実験がおすすめです。身近な材料で始めやすく、実際に飛ばして違いを比べられるため、楽しみながら取り組みやすいテーマです。
今回は、折り紙・新聞紙・画用紙の3種類を使って、同じ形の紙飛行機を作り、「どの紙がいちばん遠くまで飛ぶのか」を比べる実験を紹介します。実験の進め方だけでなく、まとめ方や科学の豆知識までわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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このトピックスのもくじ
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自由研究に使う紙飛行機の折り方
今回の実験では、伝統的な折り方の紙飛行機を使います。
用意するもの
用意する紙は3種類です。今回は、同じサイズに切った「折り紙」「新聞紙」「画用紙」を使います。
折り方の手順
1. 紙をたて向きに置いて、半分に折る
中央にしっかり折り目をつけます。
2. いったん開いて、一方の左右の角を中央の線に合わせて折る
先が三角になるようにそろえて折りましょう。
3. できた斜めの辺を、もう一度中央の線に向かって折る
細い三角形に近づけるイメージです。
4. 真ん中の線で山折りにする
左右がぴったり重なるように折ります。
5. 羽を左右同じ幅で折る
ここで左右の羽の大きさがずれると、飛び方が変わってしまいます。
6. 形を整えて完成
先端や羽が曲がっていないかを確認したら完成です。
紙飛行機を使った自由研究の進め方
紙飛行機を使った自由研究では、条件をそろえて、ひとつだけ違う部分を比べるのが基本です。今回は「紙の種類」のみを変え、折り方・大きさ・飛ばす人や場所を同じにして実験します。
まずは、実験の前に予想(仮説)を立てましょう。例えば、「画用紙は形がくずれにくいので遠くまで飛びそう」「新聞紙はふわっと飛びそう」など、自分なりの理由もいっしょに書いておくのがポイントです。
次に、折り紙・新聞紙・画用紙で同じ形の紙飛行機を1機ずつ作り、それぞれ3回ずつ飛ばします。飛んだ距離を1回ごとに記録し、最後に平均を出して比べます。そうすることで、より公平に結果を見やすくなります。
こちらは実験の記録例です。今回の実験では、新聞紙の紙飛行機が最も遠くまで飛びました。予想では画用紙が有利だと考えられていましたが、実験してみると違う結果になり、「風向きや飛ばし方も大切」とわかりました。
紙飛行機を使った実験の注意点
紙飛行機を飛ばすときは、安全に気をつけましょう。人の顔や車のある方向に向かって飛ばさないこと、道路や高い場所では行わないことが大切です。外で実験する場合は、風が強い日を避けると結果を比べやすくなります。
また、投げる強さが毎回大きく変わると、紙の種類による違いがわかりにくくなります。できれば同じ人が、同じ場所から、同じ向きで飛ばすようにしましょう。保護者の方が見守りながら進めると安心です。
紙飛行機を使った実験の別パターン
紙飛行機を使った自由研究は、紙の種類以外にも広げやすいテーマです。例えば、折り方を変える実験、紙の大きさを変える実験、羽の幅を変える実験などがあります。
さらに、「室内と屋外で結果は変わる?」「まっすぐ飛ぶ形と、長く飛ぶ形は違う?」といったテーマにすると、次の研究にもつなげやすくなります。1回の実験で終わらせず、「次は何を比べてみたいか」まで考えると、自由研究らしさがより深まります。
紙飛行機を使った自由研究のまとめ方
結果をまとめるときは、
「何を比べたか」
「どうやって実験したか」
「結果はどうだったか」
「なぜその結果になったと思うか」
の順で書くと、読みやすい自由研究になります。
《自由研究のまとめ用フォーマットをダウンロード 》
自由研究で何を書けばよいか迷ったときは、まとめ用フォーマットを使ってみましょう。テーマを選んだきっかけや用意したもの、方法、結果・わかったこと、感想を順番に整理できます。
学校向けフォーマットと、ワンダースクールのコンテスト投稿用フォーマットは以下からダウンロードできます。
自由研究に活用できる科学の豆知識
自由研究では、結果だけでなく「どうしてそうなったのか」を少し書けると、内容がぐっと伝わりやすくなります。ここでは、紙飛行機の自由研究に使いやすい豆知識を2つ紹介します。
紙飛行機が空を飛ぶ仕組み
紙飛行機は、前に進む力で空気を受けながら飛びます。羽に空気が当たることで、少し浮く力が生まれます。この浮く力のことを揚力(ようりょく)といいます。むずかしく聞こえますが、「下に落ちるだけでなく、少し持ち上げてくれる空気の力」と考えるとわかりやすいです。
ただし、どんな紙飛行機でも長く飛べるわけではありません。空気の抵抗や、重さのバランスによって、飛び方は大きく変わります。
少しのゆがみで飛び方が変わる理由
紙飛行機は、左右の羽の形や角度が少し違うだけでも、飛び方が変わります。片方の羽だけが少し上がっていたり、先の向きがずれていたりすると、まっすぐ進まず、横に曲がったり早く落ちたりしやすくなります。
また、前のほうが重すぎるとすぐ下がりやすく、後ろのほうが重すぎるとふらつきやすくなります。このように、左右のバランスや重心(じゅうしん)の位置がそろっているかどうかで、紙飛行機の飛び方は大きく変わるのです。
紙飛行機を使った自由研究についてのQ&A
Q. 紙飛行機の実験に使う紙は3種類じゃないとだめですか?
A. 紙飛行機の自由研究は、2種類の紙でもできます。また、3種類以上あると比べる楽しさが増えて、結果にも違いが出やすくなります。
Q. 紙飛行機がうまく飛ばないときはどうしたらいいですか?
A. 紙飛行機がうまく飛ばないときは、羽の左右差、折り目のゆがみ、先端のずれを見直してみてください。同じ形に折れているかどうかで、飛び方はかなり変わります。
Q. 紙飛行機を使った自由研究は小学校低学年でもできますか?
A. 紙飛行機の自由研究は、小学校低学年でもできます。距離を測って回数を記録し、結果を絵や表にまとめましょう。外で実験をする場合は大人と一緒に行ってください。
自由研究で紙飛行機の飛び方を比べてみよう
紙飛行機を題材にした自由研究は、折り方や重さ、飛ばし方を少し変えるだけで結果に違いが出る、取り組みやすいテーマです。自分で予想したことをたしかめながら実験できるので、作って終わりではなく、比べて考える自由研究にしやすくなります。
まずは、何を比べるかを決めるところから始めてみましょう。見たことや気づいたことを、表や写真、言葉でていねいに残していけば、自由研究レポートにまとめやすくなります。










































