可愛いちびキャラの描き方

公開日: 2020/03/06

「ミニキャラ」「スーパーデフォルメ(SD)」とも呼ばれる「ちびキャラ」。アニメや漫画などでもよく使われる描き方であり、見たことがある人は多いのではないでしょうか。今回はそんなちびキャラの描き方について紹介していきます。ちびキャラは通常のキャラクターの描き方とは異なり、いくつかポイントを抑えることで小学生や中学生でも上手に描くことができます。ぜひ、参考にしてみてください。

目次
ちびキャラとは
ちびキャラの描き方
ちびキャラの参考動画
可愛いちびキャラを描くコツ
ちびキャラを楽しむ方法
ちびキャラを描く練習のポイント
ちびキャラを描くときによくある失敗例
ちびキャラが描けるとイラストの幅が広がる

ちびキャラとは

ちびキャラとは本来の頭身を2~4頭身まで縮めたキャラクターのことをいいます。それぞれのキャラクターの特徴を誇張・省略することにより、特徴を上手に表現することができます。

ちびキャラの描き方

材料

ペンと消しゴム
ノートやメモ帳
イラストソフト

描き方

1.同じ大きさの円を縦に二つ並べて描く。

2.それぞれの円のなかに縦線と横線の中心線を描く。
 上の丸の横線は真ん中より下に描くとよいでしょう。

3.上の円に輪郭を描く。
 ほっぺたをぷっくりさせるとかわいいです。

4.首から下を描く。
 首は細め、手や足も小さめに描きます。
 体はお腹が出るようふっくらさせます。

5.中心線に乗るように大きな縦長の目を描く。
 中心線を意識しながら鼻と口を描く。

6.流れを意識しながら頭のてっぺんから髪の毛を描く。

7.すその部分を広げる感じでワンピースを描く。

8.下書きからはみ出さないようにペン入れをする。
 目は、まず下の部分にひとみのラインを入れ、その後上の部分をぬりつぶします。

9.目と髪の毛にホワイトを入れる。

ちびキャラの参考動画

この記事で紹介したちびキャラの描き方を解説した動画になります。実際に動画を見ることで、具体的にどうやって描けばいいのかわかり、ちびキャラを描くときの参考になるでしょう。ワンダースクールイラスト部では、みんなが描いたイラスト作品やイラストコンテストなどをチェックできます。

可愛いちびキャラを描くコツ

最初の円を描くときに顔と体のバランスをイメージする

最初の円を縦に二つ並べて描くときに「上の円に顔、下の円に体」が収まることをイメージすることで、完成後のイラストのバランスが取れるようになります。

すべてのパーツを幼い感じにする

可愛いちびキャラを描くときには、すべてのパーツを幼い感じにするとよいでしょう。具体的には頭と目は丸く大きめにすることで、可愛い印象を与えることができます。

顔や体を描くときは特徴的に描く

顔を描くときには、ほっぺたの部分がぷっくりなるようにすると可愛くなります。また体を描くときも少しお腹が出るようにして、手や足を小さめにするとちびキャラらしいイラストができます。

ちびキャラでもキャラがわかるように描く

ちびキャラは2~4頭身で描きつつ、特徴を抑える必要があります。特に体の部分は通常の頭身ではスタイルによって差別化できていたところが、ちびキャラでは表現することが難しくなります。そのため、ちびキャラでも、それぞれのキャラがわかるように目や髪型、服などで差別化するといいでしょう。

ちびキャラを楽しむ方法

パラパラ漫画を作ってみよう

ちびキャラが描けるようになったら、パラパラ漫画を作ってみましょう。パラパラ漫画なら、少ない枚数のイラストを描くだけで、簡単に作ることができます。イラストが上手な友達とお互いに作成したちびキャラのパラパラ漫画の見せ合いをしたら、もっと楽しくなるでしょう。

「ワンダースクールイラスト部」では、パラパラ漫画の作り方について解説した動画がありますので、こちらも参考にしてみてください。

ちびキャラのお手本を見てみよう

ちびキャラを描くときには「ワンダースクールイラスト部」に投稿されているイラストを見てみるといいでしょう。みんなが描いたイラストを見ることで、どんな風に描いたらいいのか、どういう題材にしているのかなどを参考にできます。

ちびキャラを描いたら投稿してみよう

上手にちびキャラを描くことができたら、写真で撮って「ワンダースクールイラスト部」に投稿してみてください。投稿されたイラストは「みんなのイラスト作品」で公開できます。またワンダースクールイラスト部では、イラストコンテストもしています。各種テーマに沿ったイラストを募集していますので、合わせてチャレンジしてみてください。

ちびキャラを描く練習のポイント

フィギュアを見ながら描く

ちびキャラを描くときは、フィギュアを見ながら描いてみることをおすすめします。二次元のデータと異なり、フィギュアなら360度すべての角度からキャラクターの部位を見ながら描くことができます。正面だけでなく、いろいろな角度からちびキャラを描けるといいですね。

数多くの表情を描く

ちびキャラは通常の頭身のイラストに比べて、顔で特徴を表現することが多くなります。そのため、一つの表情だけでなく、喜怒哀楽のどのような場面のイラストでも描けるようにすることが大切です。慣れないうちは顔全体を描くことに時間がかかると思いますので、まずは目や口など特定の部位のみからはじめてみることをおすすめします。

トレス素材を参考にする

なかなか思うようにちびキャラが描けないときには「トレス素材」を参考にしてみるといいでしょう。トレス素材とは、上からなぞることができる素材のことをいいます。既に完成しているトレス素材を使用することで、イラストの描き方を学ぶことができます。ただし、トレス素材には作品によって、二次配布や自作発言、商用利用などの禁止されていることがありますので注意が必要です。あくまでも個人の練習として使用するようにしましょう。

ちびキャラを描くときによくある失敗例

顔のパーツの位置が適切でない

ちびキャラを描くときは、通常の頭身よりも可愛い印象を与えるようにすることが多いです。そのため、顔のパーツも目は顔の真ん中より下にするようにして、鼻も目と同じくらいの高さにするとよいでしょう。

顔の輪郭が適切でない

ちびキャラは通常のイラストと異なり、部分的に強調して描く必要があります。ただ頭身を変えただけでは全体のバランスが取れず、違和感が生じてしまいます。少し幼い顔立ちになるくらいの感じで描くといいでしょう。

首の太さと長さが適切でない

ちびキャラは首の長さを短く、細めに描くようにしましょう。太くて長いままだと顔や体とバランスが取れなくなるので、注意が必要です。イラストによっては服で首の部分が隠れて見えなくなるので、あえて描かないという方法もあります。

顔と体のバランスが適切でない

ちびキャラを描くときは通常の頭身のイラストと違って、顔や体の一部を強調させます。そのとき、顔は子供っぽいのに体だけ大人っぽく描いてしまうとバランスが悪く見えてしまうので注意が必要です。ちびキャラの体については幼めに描くことで、全体のバランスが綺麗に見えることが多いので、意識してみてください。

髪の毛の束を細く描きすぎる

ちびキャラを描くときは、髪の毛の束は少し太目に描くとバランスがよくなります。通常の頭身と同様に髪の毛の束を細く描いてしまうと、顔や体に比べて明らかに目立ってしまうので、気をつけましょう。

ちびキャラが描けるとイラストの幅が広がる

いかがだったでしょうか。ちびキャラの描き方に慣れていない人にとって、最初は顔と体のバランスが取れなかったり、特徴づけて描くことだったりが少し難しく思えるかもしれませんね。しかし、ちびキャラを描くことは決して難しいことではありません。ポイントさえ抑えてしまえば、練習することで自然と描けるようになるはずです。ちびキャラを自由自在に描けるようになると、イラストのアクセントになりますのでぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

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