野球のルール入門!基本から試合の流れ、よくあるプレーや反則について

スポーツ

ワンダー 72

公開日2023.11.02

野球のルールは「9回の試合で、より多くの点を取ったチームが勝ち」というシンプルな仕組みが基本です。攻撃と守備を交代しながら進むターン制のスポーツでもあります。
野球には専門用語や細かい決まりもありますが、全体の流れやポイントをつかめば難しくありません。

この記事では、野球試合の流れや守備のポジション、ストライクとボールの違いなど、観戦やプレーに必要な基本ルールをわかりやすく紹介します。

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野球のルール①選手の人数やポジション

野球は1チーム9人で行います。ピッチャー(投手)、キャッチャー(捕手)、内野手、外野手など、ポジションごとにそれぞれの役割があります。プロ野球では、守備をせずに打撃だけを行う「DH(指名打者)」制度を使うこともあります。まずは、どの選手がどこを守り、何をするのかを覚えましょう。

・選手の人数

野球は1チーム9人で戦います。プロ野球のように、打者専門の選手を置くDH制が採用されている場合は、10人が先発メンバーとして登録されます。交代人数に制限はありませんが、再出場はできません。

・選手のポジションと背番号

野球には9種類のポジションがあります。それぞれの名前と役割、そして背番号についての慣習を紹介します。

①ピッチャー(投手:とうしゅ):打者に投球する
②キャッチャー(捕手:ほしゅ):投手が投げたボールを受け取る
③ファースト(一塁手:いちるいしゅ):一塁を守る
④セカンド(二塁手:にるいしゅ):一塁と二塁の間を守る
⑤サード(三塁手:さんるいしゅ):三塁を守る
⑥ショート(遊撃手:ゆうげきしゅ):二塁と三塁の間を守る
⑦レフト(左翼手:さよくしゅ):外野の左側を守る
⑧センター(中堅手:ちゅうけんしゅ):外野の中央を守る
⑨ライト(右翼手:うよくしゅ):外野の右側を守る

③~⑥の4人は内野手(ないやしゅ)、⑦~⑨の3人は外野手(がいやしゅ)ともいいます。

背番号に関しては、所属する組織によって扱いが変わります。

野球のルール②グランド・用具

野球場は「内野(ないや)」と「外野(がいや)」に分かれています。また、塁(るい)と塁の間の距離や、投手のマウンドからホームベースまでの距離には決まりがあります。選手が使う主な用具は、バット・グローブ・スパイクなどです。特に捕手(ほしゅ)は、ケガを防ぐためにヘルメットやプロテクターなどの防具をつけます。

・グラウンドの大きさ

野球のグランドは、大きく内野と外野の2つに分けられます。4つの塁(ベース)を頂点とした正方形の内側が内野、外側が外野です。

内野の1辺は約27.4メートル、本塁(ホームベース)からピッチャープレート(投球位置)までの距離は約18.4メートルと定められています。

少年野球のみサイズが小さく、塁の間は約18.3メートル、本塁からピッチャープレートは約14メートルです。

外野に厳密な決まりはありません。本塁から外野フェンスまでは約76.2メートルあればよいという規定のため、球場によって実際の距離は異なっています。

・ユニフォームと用具

選手はチーム指定のユニフォームと帽子を着用します。バットは、高校生までは金属製、大学生以上は木製です。靴は基本的には自由ですが、多くの選手は靴底がデコボコの野球専用スパイクを履いています。

キャッチャーは怪我防止のための専用用具を身に付けています。ヘルメット、マスク、首を守るスロートガード、体を守るプロテクター、足を守るレガースなどです。これらを用いてボールやバットからの衝撃から体を守っています。

野球のルール③試合の進め方

試合は攻撃と守備を交代しながら進みます。攻撃側はヒットなどで塁(るい)に出て、ホームベースに戻ると1点が入ります。守備側は打者や走者を3人アウトにして交代です。通常は9回まで行い、得点が多いチームが勝ちます。点差が大きいと途中で試合が終わる「コールドゲーム」になることもあります。

・得点の入り方

ピッチャーが投げたボールを、バッター(打者)が決められたエリア内(フェアゾーン)に打ち返せれば塁に進めます。本塁からスタートし、一塁、二塁、三塁と順に進塁して、本塁に還ることができれば得点です。

・勝敗の決め方

各チーム攻撃と守備を繰り返し、最終的に多く得点したチームが勝利となります。

先攻チームの攻撃のときを「表」、後攻のときを「裏」といいます。1回の表・裏から始め、既定の回数(イニング数)を終えるまで試合を行います。中学生以下は7回、それ以外は9回が一般的な回数です。

最終回の表が終了した時点で、表に攻撃するチームの負けが決まった場合は、裏は行いません。最終回を終えても同点の場合は、延長戦を行います。大会によっては引き分けのまま終えたり、タイブレーク(点が入りやすい状況から攻撃を始める)制度を用いたりする場合もあります。

点差が大きく開いた場合は「コールドゲーム」が適用されることもあります。これは、既定の点差がついた場合(5回終了時点で10点差など)に、その時点で試合を終了する制度です。プロ野球にはコールドゲームはありません。

野球のルール④攻撃と守備

攻撃と守備は、3アウトごとに交代します。それぞれどのような決まりがあるのか紹介します。

・攻撃側のルール

3アウトにならない限り、打席数に上限はありません。ヒットやホームランを重ね、ランナー(走者)が本塁に戻ってくると、1人につき1得点が入ります。

打順は試合前に決めておく必要があり、試合中の途中で変えることはできません。選手交代をした場合は、元々出場していた選手と同じ打順位置に入ります。

・守備側のルール

次に守備側のルールです。守備側のチームがアウトを取る方法は大きく3つあります。

・バッターを三振(ストライクを3つ奪う)にする
・打球をノーバウンドでキャッチする
・ランナーをアウトにする

なお、グローブや帽子を打球に当てて進路を変えることは禁止されています。

野球のルール⑤ストライクゾーンとボールカウント

ストライクゾーンは、「本塁ベース上」で、「バッターの肩の上部とズボンの上部の中間の水平ライン」と、「バッターのひざ頭の下部のライン」の間の空間です。

バッターが空振りをしたとき、またはストライクゾーンに入ったボールをバッターが打ち返せない場合は「ストライク」になります。ストライク3回で三振となり、その選手はアウトになります。

ボールゾーン(ストライク以外のゾーン)のボールをバッターが打たなかった場合は「ボール」としてカウントします。ボールが4回でフォアボールとなり、バッターは一塁へ進みます。

打球がフェアゾーンに入らなかった場合は「ファウル」となります。

ノーストライクまたは1ストライクの状態でファウルになった場合は、ストライクカウントが増えます。

2ストライクでファウルになった場合は、ストライクカウントは増えません。ただし、2ストライクでバントがファウルになった場合は、3ストライクになり、その選手はアウトになります。

また、ピッチャーがバッターの体にボールをぶつけてしまうと、デッドボール(死球)となり、バッターは一塁に進みます。

野球のルール⑥試合でよくあるプレー

試合では、得点を取るためにいろいろなプレーが使われます。
たとえば、「バント」はボールを転がして走者を進める作戦、「犠牲(ぎせい)フライ」はアウトと引き換えに得点を狙うプレーです。「盗塁(とうるい)」は投手のすきをついて次の塁へ進むプレーで、成功すると大きなチャンスが生まれます。

・バント

バットを振らずにボールに軽く当てて内野に転がす方法です。犠牲バントともいいます。

バントの中でも、三塁ランナーを本塁に戻すために行う場合はスクイズと呼びます。バントしたボールがファウルになるとストライクカウントが加算されます。

・犠牲フライ

ノーアウトまたは1アウトでランナーがいるときに、外野フライを守備側の選手がノーバウンドで捕球後、ランナーが本塁に還ってくることです。犠牲フライは、ファウルボールを捕ったときも成立します。

犠牲バントと犠牲フライは共に「犠打(ぎだ)」とも呼ばれます。自分を犠牲にしているプレーのため、打撃成績に悪影響が出ないよう、記録上打数は増えません。

・盗塁(とうるい)

ピッチャーが投球動作に入ってから、ランナーが次の塁に進むことをいいます。ランナーが進む塁に向かってキャッチャーがボールを投球し、それを受けた選手がランナーにタッチしたら盗塁失敗、タッチされる前に塁を踏めたら盗塁成功です。

三塁から本塁への盗塁をホームスチール、2人のランナーが同時に盗塁を成功させることをダブルスチールといいます。

野球のルール⑦試合での反則

野球にも反則があります。代表的なものに、投手の不正動作「ボーク」や、打球・走塁(そうるい)・守備の妨害などがあります。反則をすると走者が進めるなどの処置が取られます。試合の公平さを保つため、審判(しんぱん)が厳しく判断します。

・ボーク

ピッチャーが、投球したり各塁に牽制(けんせい)のための送球をしたりする際の反則行為のことです。反則投球(打者が構える前に投球するなど)、投球動作を途中で止める、遅延行為(ちえんこうい)などが挙げられます。

ボークとなった投球は無効となり、ランナーは全員1つ塁を進めます。ランナーがいない場合は特にペナルティはありませんが、反則投球の場合だけボールカウントが1つ増えます。

・反則打球(はんそくだきゅう)

打撃を行う際に、片足でもバッターボックスの外に完全に出ていた場合、反則打球となります。少しでも足が白線にかかっていれば反則ではありません。反則打球をしたバッターはアウトになります。塁上のランナーは進塁できません。

・守備妨害(しゅびぼうがい)

攻撃側の選手が守備側の選手のプレーを邪魔することです。例えば、バッターがキャッチャーの前やボールの投球進路上に立つと、妨害したとみなされます。守備妨害が起きた場合、その内容を元に審判が適切な処置を行ってから、試合を再開します。

・走塁妨害(そうるいぼうがい)

守備側の選手が攻撃側の選手の走塁を邪魔することです。守備側の選手は原則、打球や送球を処理するときと、ボールを持ってランナーをアウトにするとき以外は、ランナーを優先しなければなりません。

そうでないときに走塁を妨げた場合は、走塁妨害が申告され、妨害されたランナーは1つ進塁できます。キャッチャーが本塁を塞いで得点を阻止しようとする「ブロック」も、今では禁止されています。

野球のルールについてのQ&A

Q.野球の試合時間は決まっていますか?

A.サッカーのように時間は決まっていません。基本は9回までですが、試合や大会によっては時間制限があることもあります。

Q.野球でアウトになるのはどんなときですか?

A.三振(さんしん)、フライをノーバウンドで捕られたとき、塁(るい)に着く前にボールでタッチされたときなどです。3アウトで攻守交代です。

Q.野球で打った球がファウルボールの場合、どうなりますか?

A.ファウルはストライクとして数えますが、2ストライク以降は(バント失敗を除き)何回でも打ち続けられます。

Q.野球で打者がデッドボールになると、どうなりますか?

A.投球が打者に当たるとデッドボールになり、打者は一塁へ進めます。ただし、わざと当たりにいくとボールになることもあります。

Q.野球のホームランとはどんなプレーですか?

A.打球が外野フェンスを越えたときに起こります。打者と塁上の走者全員がホームベースに戻り、その分の得点が入ります。

基本ルールがわかれば、野球がもっと楽しく!

野球の基本ルールについて解説しました。これらを覚えておくと、これから野球を始める人も、野球観戦をする人も、より楽しめるようになるはずです。まずは気負いすぎずに野球の面白さに触れてみてくださいね。

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