10円玉を使った自由研究は、家にある調味料や飲み物で試しやすく、短い時間でも変化が見えやすいため、取り組みやすいテーマです。
しかし、いざ実験しようとすると、「どんな液体で試せばいいのかな」「結果はどうやってまとめればいいのかな」と迷うこともあります。はじめて取り組むときは、比べ方や記録のしかたがわかりにくいこともあるでしょう。
この記事では、10円玉を使った実験のやり方から、自由研究レポートのまとめ方までをわかりやすく紹介します。ぜひこの記事を参考にして、10円玉を使った自由研究に挑戦(ちょうせん)してみてください。
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このトピックスのもくじ
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10円玉を使った自由研究のやり方
製氷器(せいひょうき)を使うと、いろいろな調味料や飲み物を一度に比べられます。今回は、液体の種類だけでなく、「5分」と「30分」の時間の違いも同時に調べる方法を紹介します。
準備するもの
・軽く洗った10円玉
・家にある調味料や飲み物
・製氷器
・マスキングテープ
・油性ペン
・キッチンペーパーやタオル
・タイマー
・記録用の紙とペン
※10円玉は、できるだけ同じくらい汚れているものをそろえると、結果を比べやすくなります。
※今回使ったもの:ポン酢、しょうゆ、レモン汁、マヨネーズ、ケチャップ、お茶、牛乳
実験の手順
1. 10円玉に印をつける
10円玉の半分にマスキングテープを貼ります。テープを貼っておくと、液体につけた部分と、つけていない部分の違いを比べやすくなります。
テープの上に油性ペンで、「レモン汁・5分」「レモン汁・30分」など、液体の名前と時間を書いておきましょう。
2. 製氷器に調味料や飲み物を入れる
製氷器の1列目と2列目に、同じ種類の調味料や飲み物をセットで入れます。あとで見比べやすいように、並べる順番をそろえておくのがポイントです。
3. 10円玉を浸す
テープを貼っていないほうの半分を、調味料や飲み物に浸(ひた)します。このとき、1列目と2列目に同時に10円玉を入れましょう。
4. 時間を置いて観察する
1列目は「5分後」、2列目は「30分後」に取り出します。短い時間でも変化するのか、時間を長くするとさらにきれいになるのかを観察してみましょう。
5. 水で洗う
10円玉を取り出したら、水でよく洗ってからキッチンペーパーなどで水分を拭(ふ)き取ります。最後にマスキングテープをはがすと、液体につけた部分と、つけていない部分の違いがはっきりわかります。
同じ向きに並べて写真を撮っておくと、あとで結果を見返しやすくなります。
実験するときの注意点
実験に使った調味料や飲み物は、口に入れないようにしましょう。また、10円玉は大切なお金なので、道具で強くこすったり、削(けず)ったりしてはいけません。
実験が終わったら、手を石鹸(せっけん)でよく洗ってください。
10円玉はどの液体で一番きれいになる?予想して観察しよう
実験を始める前に予想を立てておくと、結果を見たときに「思った通りだった」「違っていた」と気づきやすくなります。観察するときは、どこがどう変わったのかをくわしく見ることが大切です。
実験の前に予想してみよう
まずは、「どの液体が一番ピカピカになりそうか」「5分と30分ではどう変わりそうか」を考えてみましょう。
予想を先に書いておくと、実験のあとに「なぜそうなったのか」を考えやすくなります。自由研究では、結果だけでなく、予想と比べてどうだったかを書くことも大切です。
変化したところをくわしく見てみよう
10円玉を洗ったら、テープを貼っていた部分と液体に浸した部分を見比べてみましょう。色の明るさや、光って見える部分の広さなどを観察すると、液体ごとの違いがわかりやすくなります。
5分後と30分後の10円玉を並べて写真に残しておくと、あとでまとめるときにも便利です。「少し明るくなった」「かなりピカピカになった」など、言葉でも記録しておくと結果を書きやすくなります。
10円玉がピカピカになる仕組み
どうして身近な調味料や飲み物で10円玉がきれいになるのでしょうか。ここでは、その理由を見ていきます。
銅の表面に黒ずみができる
10円玉が黒っぽくなるのは、10円玉の材料である銅(どう)が、空気中の酸素(さんそ)と結びついて「酸化(さんか)」するからです。表面には「酸化銅(さんかどう)」という黒っぽい膜(まく)ができ、時間がたつにつれて少しずつ色が変わっていきます。
つまり、10円玉の黒ずみは、表面にできたうすい膜が原因のひとつです。
酸のはたらきで黒ずみが落ちやすくなる
レモン汁や酢などにふくまれる酸には、10円玉の表面にできた酸化した部分を落ちやすくするはたらきがあります。黒ずみのもとになっている膜が落ちると銅の色が見え、10円玉がきれいになったように見えます。
マヨネーズやケチャップで変化が起こるのも、原材料に酢が入っているためです。どの液体や調味料がどのくらい変化するかは、入っている成分や濃さによって違います。
10円玉を使った自由研究のまとめ方
実験が終わったら、結果が伝わる順番でノートや画用紙にまとめましょう。写真や表を入れると、10円玉がどう変化したのかが伝わりやすくなります。
【レポートに書く内容と順番】
1. タイトル
何について調べたのかがすぐにわかる題名を書きます。
例:「10円玉はどの液体で一番きれいになるのか」
2. 実験のきっかけ
どうしてこの実験をやってみようと思ったのかを書きます。
例えば、「家にあるものでできそうだったから」「10円玉が本当にきれいになるのか気になったから」などです。
3. 準備したもの
使った調味料や飲み物、道具を書き出します。液体の名前は、実際に使ったものをもれなく書きましょう。
4. 実験のやり方
製氷器を使って、液体の種類と時間で比べたことが伝わるように、順番に書きます。手順を短く分けて書くと読みやすくなります。
5. 予想
どの調味料や飲み物が、どれくらいの時間で一番きれいになると思ったのかを書きます。どうしてそう思ったのかも一言そえると、考えたことが伝わりやすくなります。
6. 実験の結果
5分後と30分後の違いがわかるように、写真や表を使ってまとめます。
例えば、「レモン汁は5分でも変化が大きかった」「牛乳はあまり変わらなかった」など、見てわかったことを具体的に書きましょう。
7. わかったことと感想
時間による違いや、酸のはたらきについて気づいたことを書きます。予想と同じだったか、違っていたかも入れるとまとめやすくなります。
「どの液体でも同じではなかった」「時間を長くすると変化が大きくなった」など、自分の言葉で書くことが大切です。
《自由研究のまとめ用フォーマットをダウンロード 》
自由研究で何を書けばよいか迷ったときは、まとめ用フォーマットを使ってみましょう。テーマを選んだきっかけや用意したもの、方法、結果・わかったこと、感想を順番に整理できます。
学校向けフォーマットと、ワンダースクールのコンテスト投稿用フォーマットは以下からダウンロードできます。
10円玉を使った自由研究(じゆうけんきゅう)についてのQ&A
Q. 10円玉は調味料以外に何を使うときれいになりますか?
A. 10円玉は、クエン酸を溶かした水でもきれいになりやすいです。クエン酸が表面の黒ずみのもとを落ちやすくするためです。
Q. 10円玉を使った自由研究の発展で、どんなことができますか?
A. 10円玉を使った自由研究の発展としては、10円玉以外の硬貨(こうか)でも試してみる方法があります。5円玉や50円玉、100円玉で実験すると、使われている金属の違いによって、汚れの落ち方が変わるかもしれません。結果を比べることで、新しい発見につながります。
Q. 実験に使った10円玉はどうすればいいですか?
A. 実験に使った10円玉は、水でよく洗って水分を拭き取れば、そのまま使えます。実験のあとは、しっかり乾かしてから片づけましょう。
10円玉を使って自由研究に取り組もう
今回紹介した10円玉の実験は、家にある調味料や飲み物を使って、10円玉の汚れの落ち方を比べられる自由研究です。液体の種類や浸す時間によって見た目の違いが出るため、予想と結果を比べながら楽しく取り組めます。
はじめは「どれを使えばいいのかな」「ちゃんと違いが出るかな」と思うかもしれませんが、身近なものでできて、変化も見つけやすい実験です。写真や表を使って結果を整理すると、自分が気づいたこともまとめやすくなります。
まずは、家にある調味料や飲み物を集めて、どれが一番きれいになりそうか予想するところから始めてみましょう。










































