アロマキャンドルを手作りしよう!子供と楽しむコツと使用時の注意

公開日: 2019/08/09

ゆらゆらと揺れる炎を眺めているだけでリラックスした気持ちになれるキャンドル。そのキャンドルにアロマオイルを入れて作ったアロマキャンドルは、リラックスグッズとしても、お部屋のインテリアとしてもお店で売られているのをよく見かけます。今回は、簡単な道具で作れるアロマキャンドルの作り方や、楽しみ方のコツなどについてご紹介します。初心者でもお店で売っているようなものが作れるので、ぜひ親子でチャレンジしてみてください。

目次
アロマキャンドルの作り方
アロマキャンドル作りを子供と楽しむコツ
アロマキャンドルを使用するときの注意点
手作りアロマキャンドルの参考動画
意外と簡単!手作りアロマキャンドルは夏休みの工作におすすめ

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アロマキャンドルの作り方

材料

キャンドル本体になる、ろうやワックス、廃油など
凝固剤(キャンドルの作り方によって不要な場合もある)
芯となる糸(タコ糸など)
芯を沈めるためのクリップ
好みの香りのアロマオイル
クレヨン
好みの形のキャンドル容器

割り箸

材料選びのポイント

キャンドル本体の材料には種類がある
キャンドルの材料といえば、「ろう(蜜蝋)」を思い浮かべるかもしれませんが、それ以外にも、石油系のパラフィンワックスや、アブラやしから作られているパームワックス、大豆から作られるソイワックスなどがあります。それぞれで融ける温度が違う他、原材料によっては口に入れても害がない、環境にやさしい、燃えたときの香りなどの違いがあります。ご家庭で揃えやすい材料を使う場合には、既にでき上がっているろうそくを融かして使ったり、てんぷらなどの料理で残ったサラダオイルの廃油に油の凝固剤を使ったりして作る方法もあります。

アロマオイルの選び方

最近では、100均などでも売られていますので比較的簡単に手に入れることができます。ラベンダーやグレープフルーツなど、香りにはさまざまな種類がありますが、基本的には自分の好みの香りで選ぶとよいでしょう。大人の方でしたら、イランイランのようなエキゾチックな香りもおすすめです。

できあがったアロマキャンドルを、どの部屋で、いつ使いたいかによってアロマオイルの種類を変えてもよいでしょう。

作り方

廃油を使ったアロマキャンドルの作り方
1.好みの色のクレヨン1/2本を小さく削る
2.廃油100mlをコーヒーフィルターなどで濾し、鍋で80℃を目安に温める
3.(2)の廃油に(1)のクレヨンを入れてよく融かし色付けする
4.廃油が熱いうちに凝固剤100gを入れて軽くかき混ぜる
5.廃油が少し冷めてきたら、お好みのアロマオイルを数滴たらす
6.クリップにタコ糸をつけてキャンドル容器の底に入れる
7.クリップにつけていない方の糸端を割り箸にはさみ、タコ糸が中心になるように割り箸を調整してキャンドル容器の上に固定する
8.(5)の廃油をキャンドル容器に注ぎ入れる
9.廃油が冷めて固まったら、タコ糸を適当な長さでカットする

この作り方は、ご家庭の廃油を捨てることなく再利用できるため、エコロジーなアロマキャンドルです。油の凝固剤は、スーパーなどで売られているタイプを使います。油の凝固剤は何か科学的な物質を使っているのかと思う人も多いかもしれませんが、一般的に販売されている凝固剤は天然油脂系脂肪酸を使ったものが多く、脂肪酸が油をゲル状に固めてしまうという仕組みです。ゲル状に固まった油は、常温では固体に、温度が高くなると融けるため、キャンドルになるというわけなのです。

キャンドルワックスを使ったアロマキャンドルの作り方

キャンドルワックスを使う場合も、廃油で作るときとほぼ同じです。キャンドルワックスを温めて融かし、クレヨンで色付けしてから、容器に入れて固めます。
キャンドルワックスがない場合には、ご家庭にあるろうそくを砕いて小さくし融かしても同じように使えます。ろうそくを使う場合には、もともとものろうそくの芯が再利用できるので、捨てないでとっておきましょう。

アロマキャンドル作りを子供と楽しむコツ

オリジナルのアロマキャンドルに挑戦する

せっかく手作りするのであれば、オリジナルのキャンドル作りに挑戦してみましょう。アイデア次第でさまざまなアロマキャンドルを作ることができます。

香りの異なるアロマをブレンドしてみる
アロマオイル(精油)は1種類のオイルでも良いですが、いくつかのオイルをブレンドすることもできます。もともとプロが香りをブレンドしたオイルも売られてはいますが、どの香りを混ぜたら良い香りがするかな?と、試してみてはいかがでしょう。思わぬ良い香りのアロマキャンドルが作れるかもしれません。

キャンドルの形をアレンジする

キャンドルの容器を変えることで、形も大きさも自由自在です。好みの空き缶や瓶を使えば、それだけでインテリアにもなりますね。また、お菓子作りなどで使うシリコンカップ型を使えば、形も可愛らしく、固まった後簡単に容器から取り外しができて片付けも簡単です。その他にも、貝殻を使ったり、卵の殻を使ったりしても素敵です。ガラスの容器を使うときには、耐熱性ガラス容器を使いましょう。

グラデーションやマーブル模様のキャンドルにしてみる

液体キャンドルを容器に入れたら、完全に固まらないうちに次の色の液体キャンドルを注ぎます。繰り返していくと、何色ものグラデーションが美しいキャンドルができ上がります。
また、色付けをしてステンレストレイで薄く広げて固めたキャンドルを細かくカットして、キャンドル容器に入れ、その上から別の色で色付けした液体キャンドルを流し込めば、マーブル模様が美しいキャンドルができます。

ドライフラワーやドライフルーツを入れてボタニカルキャンドルに

キャンドルの中に、ドライフラワーや押し花など、自然の草花を入れたものをボタニカルキャンドルといいます。ぱっと見た感じは、とても高級感もあり、大人っぽい仕上がりになるので、プレゼントにもよいでしょう。
紙コップなどの容器に液体キャンドルを流し込み、液体が白っぽくなったらすぐに花などをコップの側面に貼り付けていきます。キャンドルが固まってしまうと、貼り付かなくなってしまうので、素早く作業しましょう。ドライフルーツや木の枝などを入れてもおしゃれです。

完成した作品を写真に撮ってSNSなどに投稿してみよう

せっかく作ったオリジナルキャンドルの写真を撮って、SNSなどに投稿してみましょう。夏休みの思い出として、写真と一緒にキャンドル作りで工夫した点や感想なども書き込んでおくとよいでしょう。

アロマキャンドルを使用するときの注意点

・アロマキャンドル火の取り扱いには十分注意し、周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。
・アロマキャンドルを短時間で消してしまうと、芯の周りだけがへこんでしまいます。なるべく1時間程度は火をつけておくようにすると、平らに融けるので長く楽しめます。
・アロマキャンドルの香りは、空気に触れると飛んでしまいます。また、直射日光によって酸化すると香りが変質してしまうことがあるので、保管するときも使用するときも直射日光や風を避けましょう。
・火を消すときに息を吹きかけて消すと、煙や焦げ臭いにおいがでてアロマの香りが台無しになってしまいます。ピンセットでつまむか、芯を倒すようにして消しましょう。
・融けたキャンドル液を流しなどに流してしまうと、排水管を詰まらせてしまうかもしれません。必ずキッチンペーパーなどで吸い取ってから捨てましょう。

手作りアロマキャンドルの参考動画

この記事でご紹介したアロマキャンドルの作り方を動画で確認することができます。動画を見ることで、子供自身が自分でも作れそうと感じることができれば、積極的に作業をすることができます。

意外と簡単!手作りアロマキャンドルは夏休みの工作におすすめ

アイデア次第でアレンジの幅も多いアロマキャンドル。実際に作り方を知ってみると、簡単なこともわかります。防災対策としていくつか用意しておいたり、プレゼントにしたりと、自分で楽しむ以外にも使い道が多いので、たくさん作っておいてもよいでしょう。
また、キャンドルの本体に使う素材によって融けだす温度や香り、融けたワックスが固まる温度などが変わりますので、いくつかの素材を用意して比較すれば、自由研究のテーマにすることもできます。ぜひ挑戦してみてくださいね。

参照:
諒設計アーキテクトラーニング 『キャンドルデザイナーW資格取得講座』
https://www.designlearn.co.jp/candle/

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