小学5年生の自由研究おすすめテーマ21選!失敗しない選び方とまとめのヒント

理科実験

ワンダー 27

公開日2022.10.31

夏休みの自由研究で「高学年らしいテーマはどう選べばいいの?」と悩む小学5年生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
5年生の自由研究のポイントは、「身近な疑問を、社会の仕組みや科学的な根拠と結びつけて深掘りすること」です。低学年のときのように「やってみた」だけで終わらせず、条件をそろえて結果を比べたり、数値で客観的に分析したりすることで、自由研究の質はぐっと上がります。

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小学5年生の自由研究は「少し本格的」なテーマを選ぼう

5年生の自由研究は、ただの体験で終わらせず「一歩ふみこんだ視点」を持つのがポイントです。高学年らしいテーマ選びのヒントをご紹介します。

小学5年生に求められる自由研究のレベルとは

5年生の理科では、結果に影響しそうな「条件をそろえて比べること」が大切です。
たとえば、「色によるちがい」を調べたいなら、置く場所や水の量などはすべて同じにして、「色だけ」を変えて実験します。このように、調べたいこと以外の条件をそろえて比べると、結果の理由が考えやすくなり、研究らしさもぐっと出てきます。

低学年とはちがう「5年生らしさ」のポイント

高学年になると、自分自身の「ふしぎ」を、「世の中の仕組み」と結びつける力がついてきます。
低学年のときは「ふしぎだな」と思うだけで十分でしたが、5年生なら「原理を突き止める」や、「社会に役立てる(防災やSDGsなど)」といった、世の中の仕組みや生活に結びついた視点を持つのが5年生らしさです。自分の研究が、だれかの役に立つかを意識してみましょう。

迷ったら「興味があること」から選ぶ

最後まで楽しく進めるコツは、自分の好きな分野や得意な活動を入り口にすることです。
工作が好きなら「ものづくり」、料理が好きなら「食べ物の科学」、調べものが好きなら「世界の文化やニュース」など、自分が夢中になれるテーマを選びましょう。自分の「好き」がベースにあれば、少し時間がかかる調査も最後までやり遂げられます。

小学5年生におすすめの自由研究【理科・科学の実験編】

5年生が実験を成功させるコツは、「条件をそろえて結果を比べること」と「なぜそうなったのかを考えること」です。身近な現象に潜む科学の仕組みを、本格的な実験を通して解明してみましょう。

①ペットボトルで手作りバターをつくってみよう

生クリームの中に存在する脂肪分同士がくっつきあって、かたまりとなったものがバターです。スーパーなどで買える生クリームと空のペットボトルを使って、ふわふわのバターをつくってみましょう。

《用意するもの》
・動物性脂肪の生クリーム(150ミリリットル)
・500ミリリットルのペットボトル1本(フタも必要です)
・コップ

《実験の手順》
1.きれいに洗ったペットボトルによく冷やした生クリームを入れてフタをします。
2.ペットボトルを持って5分ほど、はげしくふります。ペットボトルの中にかたまりができたらバターの完成です。中身が温まってなかなかバターにならない場合は、氷などで容器を冷やしながらふってください。また、季節によってはペットボトルをふる時間が長く必要になることもあります。
3.フタを開けて白い水分をコップに移します。この白い水分はバターミルクです。栄養がたっぷりなので捨てずに飲むとよいでしょう。バターはつくったその日に食べきってください。

《小学5年生の研究ポイント》
・生クリームの温度によって、バターになるまでの時間にどんな違いが出るか比べてみよう。
・激しく振るのと、ゆっくり振るのでは、固まり方に違いはあるかな?
・残った「バターミルク」の正体について調べてみよう。

②ミョウバンで結晶をつくってみよう

料理に使うミョウバンで、宝石のように大きな結晶づくりにチャレンジしてみましょう。

《用意するもの》
・焼ミョウバン15グラム(スーパーの漬物売り場か、ドラッグストアで手に入ります)
・ガラスコップ
・コーヒーフィルター
・ラップ
・小さい鍋
・割り箸

《実験の手順》
1.小さい鍋に水を100ミリリットル入れて火にかけ、沸とうさせます。
2.お湯が沸いたらミョウバンを入れて火を止めます。
3.ミョウバンが溶けて透明になるまで割り箸でかき混ぜます。やけどしないように注意してください。
4.コーヒーフィルターをガラスコップの口に当てて、ミョウバン水を流し込みます。
5.ガラスコップにラップをふわっとかけ、一晩そのままにしておきます。
6.コップの底に白い結晶ができたら完成です。

※お湯を使うので、やけどに注意しておうちの人と一緒に作業しましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・1日おいたときと、3日おいたときで、結晶の形や大きさはどう変わるかな?
・水の温度を急に冷やしたときと、ゆっくり冷やしたときで結晶のつき方を比べてみよう。
・ミョウバン以外(食塩や砂糖など)でも同じような結晶ができるか試してみよう。

③豆腐をつくってみよう

大豆のしぼり汁である豆乳と、豆乳がかたまる成分を使って、豆腐をつくってみましょう。

《用意するもの》
・豆乳(成分無調整のものを500ミリリットル)
・本にがり(小さじ1)
・鍋(フタも必要です)
・お玉
・へら
・ざる
・温度計
・キッチンペーパー

《実験の手順》
1.鍋に豆乳を入れ、火にかけながら、へらでゆっくりとかき混ぜます。
2.70~75℃になったら火を止めて本にがりを加え、手早く10秒ほど全体を混ぜてから鍋にフタをし、15分ほどさまします。
3.ざるにキッチンペーパーをしいて、鍋の中身をお玉ですくってキッチンペーパーの上にうつします。余分な水がキッチンペーパーからもれてくるので、捨ててください。
4.20分ほどおいてキッチンペーパーから水がもれなくなったら完成です。

《小学5年生の研究ポイント》
・豆乳の温度が「高すぎるとき」と「低すぎるとき」で、固まり方にどんな違いが出るか実験してみよう。
・にがりの量を少しずつ変えて、豆腐の硬さや食感がどう変わるか記録してみよう。
・なぜ「にがり」を入れると豆乳が固まるのか、化学反応の仕組みを調べてみよう

④10円玉の汚れを落としてピカピカにしてみよう

10円玉を使った人気の実験です。いろいろな液体を用意して、汚れの落ち方がどのくらい違うのかを調べてみるとよいでしょう。

《用意するもの》
・10円玉(試したい液体の数だけ用意しておきましょう)
・小皿(試したい液体の数だけ用意しておきましょう)
・ティッシュペーパー
・台所用洗剤
・試したい液体(しょうゆ、ソース、お酢、レモン汁、オレンジジュース、目薬、歯磨き粉など自由に選んで構いません)
・スマートフォンやデジタルカメラなど、写真を撮影できる機材(もしあれば)

《実験の手順》
1.用意した10円玉がどのくらい汚れているのかをあらかじめ確認しておきます。写真をとっておくと後で比較しやすくなるので、機材があれば撮影しましょう。
2.小皿1枚1枚にそれぞれの液体を入れます。
3.2の中に10円玉を液体にひたし、15分おいておきます。
4.各小皿から10円玉を取り出して洗い、ティッシュペーパーでふきます。
5.汚れがどのくらい落ちたかを調べます。もう一度写真をとって、前の写真と比べてみてください。

※10円玉は、もともと同じくらい汚れているものを選んで比較しましょう。実験で使った液体は誤って飲まないように注意し、終わった後は10円玉をしっかり水洗いしてください。

《小学5年生の研究ポイント》
・汚れがよく落ちた液体に共通する成分(酸など)はあるかな?
・液体に浸す時間を「1分」「10分」「30分」と変えて、変化のスピードをグラフにしてみよう。
・10円玉の汚れ(酸化銅)が落ちる仕組みを、化学の言葉を使ってまとめてみよう。

⑤入浴剤をつくってみよう

お風呂の中でシュワシュワと泡を出して溶ける入浴剤をつくってみましょう。

《用意するもの》
・食用の重曹(じゅうそう)(大さじ3)
・食用のクエン酸(大さじ1)
・食用色素
・アロマオイル
・きりふき
・ラップ
・フリーザーバッグ
・スプーン
・水

《実験の手順》
1.重曹とクエン酸をフリーザーバッグに入れてしっかりとチャックを閉じ、よく混ぜます。
2.食用色素とアロマオイルを少しずつ入れ、全体に薄く色と香りがつくまでまんべんなく混ぜます。
3.きりふきをフリーザーバッグの中にひとふきスプレーしてさらに混ぜます。にぎったときにかたまるくらいのかたさになるまで混ぜましょう。
4.スプーンで2〜3杯ぶんを取り分けてラップにつつみ、丸くしぼって形をととのえてかためます。
5.ラップを外して湿気の少ないところで乾かしたら完成です。

※きりふきで水をかけすぎると、その場で反応が始まってシュワシュワしてしまいます。少しずつ、様子を見ながら湿らせるのが成功のコツです。

《小学5年生の研究ポイント》
・重そうとクエン酸の割合を変えると、お湯に入れたときの泡の出かた(強さや時間)はどう変わるかな?
・お湯の温度によって、溶けるスピードがどう変わるか計ってみよう。
・泡の正体である「二酸化炭素」は、お風呂でどんな効果があるのかな?

⑥ペットボトル温水器をつくって温まり方の違いを調べてみよう

ペットボトルに入れた水を日の光に当てると、中の水の温度が上昇します。この温度変化がペットボトルの外側に絵の具をぬるとどうなるのかを、さまざまな色で調べてみましょう。

《用意するもの》
・同じ大きさのペットボトル3本以上(2リットルのもの)
・アクリル絵の具と筆、水入れ
・温度計
・粘着テープ
・段ボールの箱(ペットボトルと同じ数で、ペットボトルがすっぽり入るくらいの大きさのもの)

《実験の手順》
1.ペットボトルの外側をアクリル絵の具でぬりつぶします。色の違いによって温度の上がり方を調べるため、それぞれ違う色でぬり、1本だけ何もぬらない透明のペットボトルにしましょう。
2.段ボールの箱が折りたたまれていたら、粘着テープをはって箱の形に戻します。
3.絵の具がかわいたら、ペットボトルに同じ量の水を入れます。
4.ペットボトルの水の温度を温度計ではかります。
5.ペットボトルにフタをして段ボールでつくった箱に入れ、太陽の光が当たる場所に置きます。光がよく当たるように、段ボールをななめにするとよいでしょう。
6.20分ごとにペットボトルを箱から取り出して、水の温度をはかります。これを6回繰り返します。

《小学5年生の研究ポイント》
・黒、白、透明など、色によって温度の上がり方にどれくらい差が出たかな?グラフにまとめてみよう。
・太陽の向き(角度)によって、温まりやすさに違いが出るか工夫して調べてみよう。
・この仕組みが、実際の生活(家の屋根や服の色など)でどのように使われているか考えてみよう。

⑦プラコップヘリをつくって飛距離をくらべてみよう

プラスチックのコップを使って、よく飛ぶヘリコプターをつくってみましょう。羽の形を工夫することで、飛距離がどのように変わるかも調べてみましょう。

《用意するもの》
・プラスチックのコップ
・竹ぐし
・押しピン
・油性のマジック
・ハサミ
・カッターナイフ
・セロハンテープ

《実験の手順》
1.コップの底から2センチ上の部分を真横に切り取ります。
2.切り分けたコップ下部分の側面を幅4センチ、向かい合うように切り取ります。
3.底面の真ん中に押しピンで小さめの穴をあけます。
4.穴の中に竹ぐしをさしたら発射器の完成です。竹ぐしが空まわりしないようにしましょう。
5.1で切り分けたコップの上部分を、口が下になるように置きます。幅3センチの線を15°くらい左にかたむけて油性マジックで書き、線にそってハサミで切ります。
6.5で切り出した線の下部分を、上の辺と並行になる線で内側に折って真ん中で重ねます。
7.重なった部分をセロハンテープでとめ、真ん中に押しピンで、竹ぐしの太さより少し大きな穴をあけたらプロペラの完成です。
8.発射器の竹ぐしをプロペラの穴にさし、両手で竹ぐしを持って手でこすりつけるように竹ぐしをまわし、プロペラを飛ばしてみましょう。
9.羽の角度や太さを変えたプロペラをつくって、飛び方がどのくらい違うか調べてみましょう。

※カッターやハサミでプラスチックを切る際は、手が滑りやすいので注意しましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・プロペラの羽の「角度」を15度、30度、45度と変えて、飛距離の違いをデータにとってみよう。
・コップの重さを変えると、飛び方はどう変わるかな?
・なぜプロペラが回ると上に飛ぶのか、飛行機やヘリコプターの仕組みと照らし合わせて調べてみよう。

小学5年生におすすめの自由研究テーマ【工作編】

5年生の工作は、仕組みを理解してつくることと、自分なりのアレンジを加える工夫がレベルアップにつながります。少し手順が複雑なものや、根気が必要なものにもじっくり挑戦してみましょう。

⑧スノードームをつくってみよう

空きびんを使って、自分だけのきれいなスノードームをつくってみましょう。

《用意するもの》
・空きびん
・オーナメント(水に溶けない塗料を使ったものやサビないもの。手芸店や100円ショップで手に入ります)
・ホロフレークやラメフレーク(手芸店や100円ショップで手に入ります)
・洗濯のり(ドラッグストアで手に入ります)
・ボンド(耐水性のもの)
・メラミンスポンジ(ドラッグストアで手に入ります)
・ハサミ
・水

《つくり方》
1.メラミンスポンジをハサミで切って、空きびんの底にボンドで貼り付けて土台にします。
2.好きなオーナメントをボンドで土台もしくはフタに貼り付けます。
3.洗濯のりと水を7対3の割合でゆっくりと混ぜ、空きびんいっぱいに注ぎます。
4.びんの中にホロフレークやラメフレークを少しずつ入れて混ぜます。
5.びんのフタを閉めたら完成です。

《小学5年生の研究ポイント》
・洗濯のりと水の「割合」を変えると、ラメが落ちるスピードはどう変わるかな?
・液体の中に気泡(空気のあぶく)が入らないようにするには、どう混ぜればいいかな?
・ラメの大きさや重さを変えて、きれいに舞い続ける組み合わせを自分なりに見つけてみよう。

⑨VRゴーグルをつくってみよう

ブラックライトで中を照らすと、目の前に絵が浮かび上がるVRゴーグルをつくってみましょう。

《用意するもの》
・ティッシュの空き箱2個
・輪ゴム
・色画用紙
・厚紙
・ブラックライトで光るペン(100円ショップで手に入ります)
・ブラックライト(ホームセンターで手に入ります)
・アルミホイル
・セロテープ
・ゴム系の接着剤

《つくり方》
1.片方のティッシュの箱(A)の上の面は切り取り、長いほうの側面の真ん中に、左右を1センチ残して1〜2ミリ幅の溝(差し込み口)をつくります。
2.もう片方のティッシュの箱(B)の底面を長い辺と並行になるように真ん中で切り込みを入れ、半分ずつに開くようにします。
3.Aの箱の内側に、Bの開いた部分の外側を貼って2つの箱をつなげます。
4.のぞき口になる、Bのティッシュの取り出し口の下部分を切り取って、鼻が入る部分をつくります。
5.Bの短いほうの側面部分に、ブラックライトが入る直径2センチの穴をあけます。
6.箱の内側の上部分と横部分にアルミホイルをはります。
7.色画用紙を長さ24センチ、幅4センチで切り取ってバンドを2本分つくります。
8.バンドの片方の端を箱の短い側面にとめます。
9.もう片方の端を2センチのところで折り、輪ゴムをはさんでテープでとめます。このバンドが顔にかける部分になります。これでゴーグル部分の完成です。
10.差し込み口から箱の内側に入れられるように厚紙を折ります。厚紙の目安はタテ25センチ、ヨコ21センチです。取り出せるように上を数センチ長くしておくとよいでしょう。
11.厚紙の、のぞき口から見える部分をブラックライトで照らしながら、浮かび上がらせたい文字や絵を描きます。
12.厚紙をVRゴーグルにセットして、穴からブラックライトを差し込みながら中を見てみましょう。

※ブラックライトの光を直接長時間見続けないように注意しましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・箱の内側にアルミホイルを貼る場合と貼らない場合では、絵の明るさにどんな違いが出るかな?
・なぜ、ブラックライトを当てると特定のペンで書いた絵が浮かび上がるのかな?
・のぞき口の形や、箱の長さを変えることで、見え方にどんな変化があるかな?

⑩大豆から納豆をからつくってみよう

乾燥した大豆を納豆菌で発酵(はっこう)させて、納豆をつくってみましょう。

《用意するもの》
・水煮の大豆1パック
・市販の納豆1パック
・大豆や納豆を入れられる容器(素材はなんでもかまいません)
・保存容器
・保温バッグ
・つまようじ
・ラップ
・スプーン
・お湯

《つくり方》
1.使用する調理器具を煮沸消毒します。
2.市販の納豆をボウルに入れてほんの少しお湯を注ぎ、ネバネバがお湯になじんでくるまでスプーンで混ぜます。
3.容器に大豆を入れて、1をスプーンで大豆にかけて混ぜます。大豆100グラムに対して1はスプーン1杯が目安です。
4.容器にラップをかけて、空気の通る穴をつまようじで5、6カ所あけます。
5.容器を保温バッグに入れて、日の当たるあたたかい場所に1日置きます。夏はそのまま、冬はお湯の入ったペットボトルやカイロなどを保温バッグに入れるとよいでしょう。
6.容器を取り出し、中の大豆がネバネバしていたら完成です。冷蔵庫に一晩入れて寝かせれば食べられます。(※つくった納豆はできる限り早めに食べきりましょう。)

《小学5年生の研究ポイント》
・保温する時間を変えると、糸の引き方や香りにどんな変化が出るかな?
・市販の納豆の「種類(ひきわり、大粒など)」によって、出来上がりに違いがあるかな?
・納豆菌が活発に働く「温度」や「空気の必要性」について、図鑑やインターネットで詳しく調べてみよう。

⑪ししゅう系でTシャツをリメイクしてみよう

古いTシャツもアイデア次第で新しく生まれ変わります。ししゅう糸を使って、Tシャツをオリジナルデザインにリメイクしてみましょう。

《用意するもの》
・6本取りししゅう糸(たくさんの色があるときれいに仕上がります)
・ししゅう針
・チャコペン
・糸切りバサミ

《つくり方》
1.チャコペンでTシャツの表面にいろいろな大きさの円を描きます。手でぬっていくのであまり大きくないほうがよいでしょう。
2.ししゅう糸で円の上をなみぬいします。なみぬいとは、布をぬうときに表と裏を交互にぬっていくぬい方のことです。
3.円を一周したら、Tシャツの裏側で糸を軽くひっぱります。
4.なみぬいした円の内側が少し浮くので、裏で玉どめします。
5.ほかの円をすべてなみぬいしたら完成です。ししゅう糸の色を変えるときれいに仕上がります。

※針を使うときは指を刺さないよう注意しましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・円の大きさを変えたり、なみぬいの細かさを変えたりすると、布の「しわ(立体感)」はどう変わるかな?
・どんな色の組み合わせにすると、元のTシャツのイメージがガラッと変わるか、デザイン案をスケッチしてみよう。
・刺しゅう以外に、布を染めたりボタンをつけたりするリメイク方法についても調べて、自分だけの1枚に仕上げよう。

⑫かたむいたまま回転するこまをつくってみよう

プリンのカップを使って、かたむいたまま回転し続けられるふしぎなこまをつくってみましょう。

《用意するもの》
・プリンのカップ
・つまようじ
・千枚通し
・キャップか本体の上にくぼみのあるペン

《つくり方》
1.プリンのカップの底の真ん中に千枚通しで穴をあけます。穴の大きさはつまようじをちょうど1本させるくらいの大きさに調整してください。
2.つまようじを外側からまっすぐにさし、カップの内側から2センチくらいのところまでつまようじの先が達したらこまの軸が完成です。
3.軸をななめにしたまま、つまようじの先の部分を指の上に置いて軽くまわし、カップを上げ下げしながらうまくまわり続けられるように調整します。
4.ペンの先に軸をおき、ななめにしたままこまをまわします。うまく回転し続けられれば完成です。

《小学5年生の研究ポイント》
・こまの重さを変えると、回転の安定感はどう変わるかな?
・なぜ傾いたまま倒れずに回り続けられるのかな?地球の自転や自転車の仕組みと合わせて調べてみよう。
・つまようじの長さや、カップの形を変えて、一番長く回り続ける「最強のこま」を追求してみよう。

⑬マジックツリーをつくってみよう

尿素を使って、まるで雪がつもったようなマジックツリーをつくってみましょう。

《用意するもの》
・尿素(ドラッグストアなどで買うことができます)
・中性洗剤
・洗濯のり
・きり吹き
・緑色のモール
・消しゴム
・割り箸
・トレイ
・コップ

《つくり方》
1.水100ミリリットルに尿素100グラム、洗濯のり10ミリリットル、中性洗剤2〜3滴をくわえてよく溶かし、きり吹きの中に入れます。
2.トレイの上に消しゴムをおき、その上に割り箸を立てます。
3.モールを割り箸に巻きつけて木のようにします。
4.きり吹きに入った液体をモールに吹きかけます。
5.30分〜1時間くらいおいて、尿素が雪のようにかたまったら完成です。

※尿素の液体が手についたら、すぐに水で洗い流しましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・モールの毛の密度や、液体の濃さを変えると、結晶のつき方はどう変わるかな?
・部屋の温度や湿度が、結晶の成長するスピードにどう影響するかデータを取ってみよう。
・液体がモールを吸い上がる「毛細管現象」が、植物の成長など自然界でどう役立っているか調べてみよう。

⑭アイスの棒でブレスレットをつくってみよう

食べ終わったあとのアイスの棒を使って、オシャレな木のブレスレットをつくってみましょう。

《用意するもの》
・アイスの棒
・コップ(手首の太さより少し大きいぐらい)
・ビーズやラメなどの装飾
・木工用の接着剤
・カラーペン
・鍋

《つくり方》
1.鍋に水を入れてお湯をわかし、アイスの棒を30分その中に入れておきます。
2.30分後に火を止め、お湯が冷めたらアイスの棒を取り出して、手首の太さより少し大きいくらいのコップの内側にそって折り曲げながら入れます。アイスの棒が完全に入ったら、一晩おいておきます。
3.棒を取り出したらビーズやラメをつけたり、カラーペンで色をぬったりして好みのデザインにします。
4.乾いたら完成です。

※お湯から棒を取り出すときはとても熱いので、ピンセットやトングを使いましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・棒を浸す時間を変えると、曲げやすさにどんな違いが出るか数値化して比較してみよう。
・木が熱や水分で柔らかくなる性質が、実際の家具づくりでどう使われているか調べてみよう。
・割り箸や竹の棒など、他の素材でも同じように曲げることができるか実験して、結果をまとめてみよう。

小学5年生におすすめの自由研究テーマ【観察・調べもの編】

5年生の調べ学習では、集めた情報を整理して、自分なりに比べることが大切です。インターネットや本で調べた内容に加え、実際に自分の目で見たり人に聞いたりしたことを組み合わせて、一歩深掘りした研究に仕上げましょう。

⑮顕微鏡でいろいろなものを見てみよう

身近なものを顕微鏡でのぞいてみると、ふだんは見られないものが発見できます。たとえば、葉っぱや花の表面、野菜や果物の皮、布や印刷物などです。自分なりのテーマを決めて観察してみましょう。

《用意するもの》
・顕微鏡
・筆記用具
・レポート用紙
・観察したいもの(なんでも構いません)

《進め方》
1.あらかじめ、見たいもののテーマを決めます。同じ種類で違いがわかるもの同士を比較してみるとよいでしょう。
2.顕微鏡でじっくりと観察し、感じたことや他のものと違う点などを表にまとめます。

《小学5年生の研究ポイント》
・同じ葉っぱでも、種類によって表面の毛や気孔(きこう)の形にどんな違いがあるかスケッチして比べてみよう。
・倍率を変えると見え方がどう変わるか記録し、一番構造がわかりやすい倍率を探してみよう。
・観察した構造(網目模様や小さな粒など)が、その植物や物体にとってどんな役割を果たしているか考えてみよう。

⑯星座にまつわる物語を調べてみよう

星座にはたくさんの名前がついていますが、名前だけでなくそれぞれに「神話」と呼ばれる物語があります。いったいどのような神話があるのか、図書館で調べてみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・星座図鑑

《進め方》
1.気になる星座をピックアップします。有名な星座や自分の生まれ月の星座など、すでに知っている星座で構いません。双眼鏡や天体望遠鏡があれば、実際に星座を見てから決めるのもよいでしょう。
2.自分の決めた星座にどのような物語があるのかを星座図鑑で調べます。さらに学びを深めるために、登場する人物について調べてみてもよいかもしれません。

※夜に星の観察をする場合は、必ず大人と一緒に、安全な場所で行いましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・同じ星座でも、国や地域によって伝わっている物語に違いがあるか調べてみよう。
・なぜ星座が動物や神様に見えるのか、昔の人々の暮らしと関連づけて考察してみよう。
・季節によって見える星座が移り変わる理由を、地球の動き(公転)と合わせて図解してみよう。

⑰日本の学校と海外の学校の違いを調べてみよう

同じ小学校なのに、日本の小学校と海外の小学校には実は違いがいくつもあります。たとえば、新しい学年のはじまる月や、夏休みの時期、給食など。インターネットを使って、これらについてくわしく調べ、比較した表をつくってみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・パソコン
・海外の暮らしに関する本

《進め方》
1.外務省のウェブサイト「世界の学校を見てみよう!」では、世界各国の学校で子どもたちがどのような生活を送っているのかを見ることができます。図書館の本なども参考にしながら、日本の学校と違う文化を見つけたら表にまとめていきましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・「給食」や「掃除の時間」など、特定の項目にしぼって複数の国を比較する表をつくってみよう。
・なぜ国によって休みの時期が違うのかな?理由まで深掘りしてみよう。
・海外の学校の仕組みの中で「これは日本でも取り入れたらよさそう!」と思ったものとその理由を書いてみよう。

⑱身近な人の仕事を調べてみよう

身近で仕事をしている人にインタビューをして、どのようにして社会に参加しているのか取材して調べてみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・スケッチブック
・ヒアリングシート
・ICレコーダー(スマートフォンやビデオカメラでも代用できます)

《進め方》
1.ヒアリングシートをつくって、インタビューしたい内容をあらかじめまとめておきましょう。たとえば、「どんなところで働いていますか?」「仕事ではどのようなことをしていますか?」「どうしてこの仕事をやろうと思いましたか?」「仕事をしていて楽しいことはなんですか?」など。
2.インタビューしたい人に、取材してもよい日にちや、取材した内容を発表してよいか、録音してもよいかどうかを聞いて事前にインタビューの準備をします。
3.実際にインタビューをします。あとで振り返れるように録音しておきましょう。
4.インタビューした内容をヒアリングシートに書き出して完成です。

※インタビューをするときは、相手の仕事の邪魔にならないよう、あらかじめ約束した時間を守りましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・仕事のやりがいだけでなく、大変なことや工夫していることをくわしく聞いてみよう。
・身近な人の仕事が、私たちの生活や社会のどこにつながっているのかを相関図(図解)にしてみよう。
・インタビューを通して、自分が将来どんな仕事をしてみたいか、自分の考えをまとめてみよう。

⑲身のまわりのSDGsについて調べてみよう

多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいますが、実際にはどのような活動が行われているのでしょうか。SDGsのさかんな企業は多くの場合、専用のウェブサイトを設けています。インターネットで企業のSDGsについて調べてみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・パソコン

《進め方》
1.自分の知っている企業の名前を思い浮かべて、「(企業名) SDGs」で検索します。事例が見つからなかったら別の企業を調べてみましょう。どうしても見つからない場合は、「SDGs 事例」や「SDGs たとえば」などで調べてみるとよいかもしれません。
2.取り組み内容を読んで、自分なりにわかりやすくまとめてみましょう。もし調べた企業がどのような事業を行っているかがわかれば、関連を考えることでより深く学ぶきっかけになります。

《小学5年生の研究ポイント》
・17の目標のうち、調べた企業が特に力を入れているのはどれかな?力を入れている理由を事業内容から考えてみよう。
・企業の取り組みによって、10年後や20年後の未来がどう変わるか予想してみよう。
・企業が行っている活動の中で、自分たちが今日から協力できることは何かな?提案してみよう。

⑳人の指紋をくらべてみよう

自分の指紋と人の指紋がどのように違うかくらべてみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・スタンプ台
・スタンプの台紙
・ぬれタオル

《進め方》
1.スタンプの台紙をつくります。「誰の指紋か」「右手と左手、どちらの指紋か」「年齢はいくつか」「性別はどちらか」「気づいたこと」をまとめられる内容にしておきましょう。
2.くらべたい人の指をスタンプ台に押してもらい、台紙の上で指紋をとります。指紋をとったあとはぬれタオルでインクをふいてもらいましょう。
3.指紋の特ちょうについてまとめます。

※指紋は大切な「個人情報(こじんじょうほう)」です。指紋をとらせてもらうときは、必ず理由を説明して、おうちの人や親戚など身近な人にお願いしましょう。

《小学5年生の研究ポイント》
・集めた指紋を「渦巻き型」「流れ型」などのパターンに分類し、どのタイプが多いか統計をとってみよう。
・親子や兄弟で指紋のパターンが似ているかどうかを調べ、遺伝との関係を考察してみよう。
・指紋が一生変わらないことや、一人ひとり違う仕組みは、社会でどう使われているかな?

㉑台風の被害を防ぐ仕組みを調べてみよう

自然災害のひとつである台風。台風はどのようにして生まれるのか、台風で毎年どのような被害があるのか、どういった対策を行っているのかを調べてみましょう。

《用意するもの》
・筆記用具
・レポート用紙
・パソコン
・自然に関する本

《進め方》
1.自然に関するウェブサイトや本を読みながら、台風がどのようにして生まれるのかを調べてまとめます。
2.新聞やテレビ、インターネットで、最近起こった台風について調べます。台風の被害を小さくするために市区町村が取り組んでいることや、家の備えについても知っておきましょう。

※台風が実際に来ているときに外へ見に行くのは、絶対にやめてください。

《小学5年生の研究ポイント》
・昔の対策と今の対策を比べ、技術の進歩によってどのように被害が減ったか調べてみよう。
・自分の住んでいる地域のハザードマップを確認し、避難場所や危険な場所の情報をレポートに盛り込もう。
・台風だけでなく、線状降水帯などの最新の気象用語についても調べ、今の自分たちにできる「備え」をリストアップしてみよう。

人とかぶりにくい自由研究にするための3つのアイデア

定番のテーマでも、少し切り口を変えるだけで「自分だけの研究」になります。クラスの友達とかぶりたくないときは、次の3つの方法を試してみましょう。

「最新のニュース」からテーマを探す

図鑑やキットに載っているテーマではなく、今まさに世の中で起きているニュースに注目してみましょう。最新のトピックはまだ答えが決まっていないことが多いため、自分なりの考えを盛り込みやすく、オリジナリティがぐっと高まります。

「あえて失敗する条件」を研究する

多くの人は「成功する方法」を探しますが、あえて「どうすれば失敗するか」を調べるのも立派な研究です。なぜ失敗したのかという「原因の分析」を深く掘り下げることで、成功した結果よりも説得力のあるレポートになります。

「自分の趣味」をデータで分析する

自分が夢中になっていることを数字で比べたり、客観的に考えてみたりしましょう。自分の好きなことなら人よりくわしい知識を活かせるため、他の人には真似できない深い考察ができるようになります。

自由研究のスムーズな進め方

実験の場合は、そのテーマを選んだきっかけ、実験の内容、実験をする前の予想、実験の方法、実験の結果、実験を通してわかったこと、考えたことを一つひとつノートに書きとめておくと、自由研究がとてもスムーズに進められるようになります。
工作の場合は、そのテーマを選んだきっかけ、材料やつくり方、作ったあとの感想、写真やイラストをそえてもよいでしょう。

観察・調べものテーマでは、そのテーマを選んだきっかけにくわえて、調べることや調べた内容、調べた方法などを一つひとつ書き込める欄をあらかじめレポート用紙に作っておくことがポイントです。

《自由研究のまとめ用フォーマットをダウンロード》

自由研究で何を書けばよいか迷ったときは、まとめ用フォーマットを使ってみましょう。テーマを選んだきっかけや用意したもの、方法、結果・わかったこと、感想を順番に整理できます。

学校向けフォーマットと、ワンダースクールのコンテスト投稿用フォーマットは以下からダウンロードできます。

▶学校用フォーマットはこちら
▶コンテスト用フォーマットはこちら

小学5年生の自由研究についてよくある質問

小学5年生の自由研究は、1日で終わる内容でも大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。5年生の自由研究で大切なのは、かかった日数よりも「どれだけ深く考えられたか」です。1日の実験であっても、条件を変えて何度も試したり、結果から自分なりの鋭い考察を導き出したりしていれば、高学年として立派な研究になります。

Q. 小学5年生の自由研究で、実験が予想と違う結果になってしまいました。

A. それこそが最高の発見です!科学の世界では、予想外の結果から新しい事実が見つかることがよくあります。「なぜ予想と違ったのか」を自分なりに分析してまとめましょう。「失敗した理由」を突き止めることは、価値のある研究として評価されます。

Q. 小学5年生の自由研究は、インターネットの情報をそのまま写してもいいですか?

A. そのまま写すのは避けましょう。インターネットの情報はあくまで「参考」です。調べた情報を自分の言葉で書き換えたり、自分で描いた図や表を加えたりすることが大切です。また、最後に「参考にしたウェブサイトや本」をリストにして記載すると、より本格的なレポートになります。

Q. 小学5年生の自由研究は、先生やおうちの人にどこまで手伝ってもらっていいですか?

A. 安全管理やアドバイス、材料の準備などは協力してもらいましょう。ただし、「何を調べるか」の決定や「実験の作業」、「結果のまとめ」は自分で行うのが基本です。自分でやり遂げることで、自信にもつながりますし、自分の言葉で堂々と発表できるようになります。

小学5年生の自由研究は「自分なりの答え」を見つけるチャンス

小学5年生の自由研究は、身近な疑問に対して自分なりの答えを見つけ出す大切な体験です。

低学年のときよりも「なぜ?」を深く掘り下げられるようになった今、客観的なデータや自分の考えをレポートに盛り込んでみましょう。たとえ予想外の結果になっても、その原因を考えるプロセスこそが高学年らしい立派な研究の証です。

自分の興味に全力で向き合い、一冊のレポートを完成させた経験は大きな自信になります。今年の夏休みは、自分だけの発見をぜひ形にしてみてください。

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