ZEONIC TECHNICS Test operation log
公開日: 2020/02/21
いつもは撮影テクニックや皆さんのガンダム写真などを紹介しているWONDER SCHOOLガンダム部。今回は「ZEONIC TECHNICS Test operation log」と題して、MSのジオラマ写真をお届けします。 まずはこちらをご覧ください!
- 目次
- MS格納庫
- MSヘッドユニットとジオニック社技術スタッフ
- パイロットとジオニック社技術スタッフ
- 稼働テスト
- 歩行テスト
- コケるMS
- 【ZEONIC TECHNICS】高瀬先生の“特撮”MS写真講座!
MS格納庫
格納庫内のMS。おそらく開発中だろうか。周囲にはジオニック社の技術者たちが何やら作業をしている様子が写されている。クレーンにはパイロットの姿も。
MSヘッドユニットとジオニック社技術スタッフ
MSのヘッドユニットを囲む、ジオニック社の技術スタッフたち。何やらディスカッションしているようだ。
パイロットとジオニック社技術スタッフ
MSの足元で、パイロットとスタッフたちの記念撮影。在りし日のジオニック社を語る1枚。
稼働テスト
MSの稼働テストであろう。格納庫内で、腕部、脚部の動きを検証していると思われる。
歩行テスト
格納庫から出て、外での歩行テスト。足元ではジオニック社員たちが、ある者は手旗で指示を、ある者は歩行を見守るなどの姿が確認できる。おそらくどこかのコロニーであろう。その空からコロニーであることが推測できる。
コケるMS
順調かと思われた歩行テストだったが、突如、MSが転倒。開発途中なのか、まだ調整が必要だと考えられる。
【ZEONIC TECHNICS】高瀬先生の“特撮”MS写真講座!
と、いう感じで、いかがだったでしょうか?
もしかしたらすでにお気づきの生徒さんもいらっしゃるかもしれませんが、
これらの迫力のある画像は
「ジオニック社公式MS講習コース ZEONIC TECHNICS(ジオニックテクニクス)
Robotics and Programming CourseI」を使ったジオラマ撮影でした。
[ZEONIC TECHNICS(ジオニックテクニクス)はこんな商品!]
そして、撮影してくれたのは
「WONDER!SCHOOLガンダム部」でもおなじみの高瀬ゆうじ先生!
高瀬先生が
ガンプラはもちろん、さまざまなトイをかっこよく撮影できるプロカメラマンなのは、
きっと皆さんご存じですよね?
「実はよく知らなくて…」な方はぜひこちらをご覧ください。
高瀬ゆうじ先生 授業の一覧
今回は高瀬先生による、撮影テクニックをご紹介!
「MS格納庫」の写真を解説していきましょう。こちらはCG加工前の元写真。
実は高瀬先生が撮影した段階で、すでに本物っぽい迫力!
今回は特に“実写らしさ”にこだわり、
いわゆる昔の怪獣映画などで使われていた“特撮”の技術を駆使して
撮影してもらいました。
まず背景ですが、CGでなく、“書き割り”と呼ばれる小道具を使っているんです。
高瀬先生による撮影風景。
こんな感じで背景が完成しました。縦と横の背景をL字に並べています。
この背景のすごいところは、最初から陰影を考えた影があること。そして、撮影物(MS)がより大きく見えるように、下の方から撮影することを考えた背景になっているんです!
そして、最初に撮影した写真がコレです。
もうすでにCGみたいですよね。でも、CGじゃないんです。
「高瀬先生天才! さすがプロ!」とスタッフ一同大興奮。
でも、高瀬先生はこれでは満足しませんでした。プロカメラマンは妥協しないのです。
「MSの色をもうちょっと本物っぽくしたいなぁ」と高瀬先生。
「え~、今更、色なんて変えられないですよー」というスタッフの心配をヨソに
高瀬先生はCGも使わず、ましてや塗装などもせず、色を変えてしまいました。
なんと高瀬先生は、グリーンやブルーのクリアフィルムを付けたライトを当てることで、
MSのカラーを調整してしまったのです。やっぱりプロってすごいです。
そして、フィギュアを配置して、もう完璧だと思ったスタッフ一同。
でも、「もう、ちょっとかな…」と高瀬先生。
これ以上、何が欲しいのか、何が足りないのか、もうスタッフにはわかりません。
これじゃダメなんですか?
すると高瀬先生は加湿器を持ってきました。
「???」なスタッフ。
しかし、加湿器にホースをつなぐと、地面のあたりに水蒸気が!?
なんと蒸気が朝モヤのようになったのです。
すごい! ますます本物っぽいです!!
ちなみに向かって右にあるのが加湿器です。
残念ながらモクモク中は撮影できませんでしたが……。
もう一度、先ほどの写真を見てもらいましょう。
下段にモヤ掛かっているのがわかるでしょうか?
そして、グリーンフィルムのライトがモヤに映り、より雰囲気のある1枚になりました。
続いて「歩行テスト」の写真を解説しましょう。
本物の空っぽいですね。
でも、こちらもCGではなく、“書き割り”と呼ばれる背景を使っています。
撮影風景はこんな感じ。今回は背景1枚です。
右にあるのはレフ板と言って、別方向からのライトの光を反射させるためのもの。
光の当たり具合を調整して、より自然な“光”を演出します。
そして、格納庫同様、高瀬先生お手製の背景がやっぱりすごいんです!
一見、ただの青空みたいですけど、超こだわりが詰まっているんです。
第1に下からの撮影を計算していること。
第2に湾曲した草むらで高低差を演出。
第3に空がコロニーっぽい!
コロニーは宇宙に作られた人工の居住区のこと。
ガンダム作品にはよくある施設ですが、空はコロニーの形に添って湾曲してたり、
人口太陽(大きい蛍光灯みたいなの)があったりするんです。
この背景には、詳しい人にだけがわかるような、高瀬先生のこだわりがいっぱい詰まっていたんです。
そして、転んだ瞬間の写真。
実際に倒れているようなブレたところはCG加工していますが、基本は実写なんです。
本当に倒れた瞬間を撮影したっぽいですよね。
そして、人がMSを見上げているイメージの写真になるように計算して、
背景は作られていました。
撮影中を見ると、ただの背景の絵なのに、
高瀬先生がカメラで撮影すると、いきなり本物っぽくなってしまうから不思議です。
高瀬先生が作り、実際の撮影で使用した背景画像がこちら。
そして、今回、撮影した
ミニチュアザクは
「ジニック社公式MS講習コース ZEONIC TECHNICS(ジオニックテクニクス) Robotics and Programming CourseI」組立式ロボットなんです。
目が光ったりするだけでなく、本当に歩いたり、操作も可能。
そして、MS開発を体感しながら、ロボティクスの基礎や、プログラミングの概念を学べる中学生以上を対象としたSTEM学習コースなんです。
ミニチュアザクの大きさは全高約30cmと、かなり大きめ。
そしてZEONIC TECHNICSのザクはなんと本当に「立ち上がる」モーションも可能なんです!
先程のこの画像はMS開発の課程で「コケたところ」を再現したものなので実際の商品仕様の「立ち上がり」途中ではありませんが、(あくまでイメージです)ロボットが人間みたいに自分の力でに立ち上がったり、2本脚で歩くって大変なんです。
ZEONIC TECHNICSはそんなMS開発を疑似体験できるMS講習コースなのです。
ZEONIC TECHNICSにはフィギュアも付属したハンガーデッキセットもあるので、ぜひジオラマ写真にもチャレンジしてほしいです。
©創通・サンライズ
この記事をいいねと思ったらクリック!