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プレゼン教育の重要性とは?グローバルで輝ける子供に育てるために

公開日: 2019/03/29

仕事でプレゼンテーション(プレゼン)資料を作成したことのある大人の方は多いでしょう。しかし、プレゼンに対して苦手意識を持つ人も少なくないのではないでしょうか。おそらく、実際にプレゼン作成や発表の機会を与えられてから、初めて手探りで資料作成の方法や発表の方法などを練習する大人がほとんどと思われます。 しかし実際には、子供のうちから教育によってプレゼンのやり方を身に付けることが可能です。今回は、子供に対してプレゼン教育を実施する重要性やそのポイントについて解説します。

目次
プレゼン教育が求められる背景
子供にプレゼン教育を行うメリット
プレゼン教育を行うときのポイント
伝わりやすいプレゼン用スライドの作り方
プレゼンの基礎を身に付けさせて輝く将来を

プレゼン教育が求められる背景

21世紀になって、会社の研修はもちろん大学の講義(ゼミ)、果ては小中学校の教育現場に至るまでプレゼン(プレゼンテーション)の授業が行われるようになっています。1990年代までプレゼンテーションというのはビジネスの限定的な場面でしか用いられておらず、それゆえに日本で体系的なプレゼン教育を受ける機会はほとんどありませんでした。せいぜい外資系のコンサルティング企業など、一部の企業において上司や先輩から一子相伝のような形でプレゼンのやり方を受け継いでいた程度ではないでしょうか。

プレゼン教育の重要性が広く認識されるようになった背景には、主に3つのポイントが考えられます。日本社会でもグローバルスタンダードが広く意識されるようになったこと、ビジネスにおける論理的な説明能力の必要性が増したこと、そしてプレゼン力が体系的な教育や経験で身に付くと意識されるようになったことの3点です。

まずグローバル社会では、暗黙的な理解を求める日本人的なやり方が通用しません。何度も相手と打ち合わせを行って仲良くなり、人間関係や情に訴える作戦で商品を売り込むことは難しいでしょう。世界(特にアメリカ)ではプレゼン教育やスピーチ教育の機会が数多く設けられており、当たり前のようにプレゼンに慣れ親しんでいます。グローバル社会での活躍を意識するなら、語学力に加えてプレゼン力の養成が欠かせません。

また日本の内外を問わず、ビジネスシーンで論理的な説明能力の必要性が増したと考えられます。明解なメッセージを分かりやすく相手に伝えることこそ、プロジェクトを進めたり、要求をのませたり、商品を売り込んだりするために最も必要な能力です。そのためにも、簡潔かつ理解しやすい資料を作成してメッセージを伝えるプレゼン力が必要となるのです。

さらに、プレゼン力の身に付け方に対する意識が変わりました。かつてプレゼンの方法論を体系的に身に付ける機会はほとんどなかったため、必要に迫られたビジネスパーソンが上司や先輩などのやり方をまねることしかできませんでした。
そのため、プレゼンの質は生得的なセンス次第であり、教えたり学んだりしにくいと考えられていたのです。最近ではプレゼンが日本でも定着してきたことから、プレゼンのやり方を記載した書籍やインターネット記事も増え、プレゼン力は学べる・教えられるという意識が定着してきたように感じられます。

以上3点の理由により、日本でもプレゼン教育の重要性が増していると考えられます。子供の頃にプレゼンの基本的なやり方を学んでしまえば、その後の教育課程や仕事、そしてプライベートで一生役立つスキルになることでしょう。

子供にプレゼン教育を行うメリット

子供たちがプレゼン教育を受けるメリットとして、当然将来の勉強や仕事などで役に立つことが挙げられます。しかし、それ以外にも「論理的思考力」「人前で話せる度胸」「コミュニケーション能力」と、身に付く能力があることを理解しておきたいところです。

プレゼンの内容は、結論と根拠、そしてこれらを支える事例で組み立てるのが基本です。こうした組み立てに慣れておけば、プレゼンに限らず、ものを考えるときに応用が利きます。論理的な思考力につながりますし、他人の説明を読み聞きするときにも理解しやすくなるでしょう。

プレゼンではいや応なく人前で話をすることになりますから、度胸が身に付きます。いくらプレゼンの内容がよくても語り口かよくなければ、聴衆の記憶には残りません。将来の仕事で役に立つ能力ということを考えると、プレゼンの機会を積極的に利用して場慣れしておくのがおすすめです。

コミュニケーション能力というと抽象的ですが、要するに相手(聞き手・読み手)のことを考えて説明を組み立てる能力です。詳しくは後述しますが、プレゼンでは常に聴衆の目線に立って進める必要があります。さらに言えば、仕事でもプライベートでも、コミュニケーションにおいては相手の理解度を踏まえる必要があります。プレゼンによって、コミュニケーションの基本を学べるのです。

「子供のうちからプレゼンなんて学ぶ必要があるのか」と訝(いぶか)しく思う人もいるかもしれませんが、そうした人はそもそもプレゼンに対する認識に誤解があるのではないでしょうか。プレゼンは大人にだけ必要なスキルではなく、むしろコミュニケーションや思考力、スピーチ力などの基礎をまとめて身に付けられる貴重な機会です。大人になってから慌てて実践を通じて身に付けるのではなく、子供のうちからプレゼンの基本を体系的に身に付ける方がはるかに得です。

プレゼン教育を行うときのポイント

子供にプレゼンを教えるときのポイントは、プレゼンのPDCAサイクルを意識させることです。

PDCAサイクルとは、「Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)」を繰り返してアウトプットの質を高める方法論の一種です。要するにプレゼンを作る前にPlan(計画)をじっくり練ること、そしてプレゼン(Do/実行)終了後にCheck(検証)とAction(改善)のプロセスを設けるべきである、ということになります。

どうしても子供は、すぐに作業そのものに飛びついてしまいます。作業をしながら試行錯誤を繰り返すため、時間もかかりますし質も高まりません。大半の子供は、途中で嫌になって投げ出してしまうでしょう。子供だけでなく、プレゼンを初めて経験する大人も同じかもしれません。

そこで、まずどういった意見を伝えたいのか、一言で言えるくらい明解な結論を考えさせます。そして、その結論を述べるためにどのような根拠(なぜ)や事例(たとえば)があるのかを挙げさせるわけです。このように、プレゼンにおける説明内容の骨組みを組み立ててから、プレゼン資料そのものを作成するのが重要です。

プレゼンで伝えたいメッセージの骨組みを固めて、それに基づいてプレゼン資料を作成したら、プレゼンに臨む前にもチェックをしておきたいところです。特に、プレゼン内容が相手(聞き手)の目線に立って組み立てられていることを確認させましょう。
聞く側が同じクラスの子供たちなのか、先生なのか、あるいは親なのかによって、メッセージの伝え方が変わってくるはずです。子供たちであれば、あまり真面目すぎる内容でない方がよいかもしれませんし、先生であれば自分の知識(調べたこと)の広がりを感じさせるよう、固有名詞をプレゼンにたくさん組み込んだ方がよいかもしれません。細かいテクニックですが、聞き手に質問をすると知識レベルを確認することができます。レベルに応じて上手に表現を調整できることが理想です。

またプレゼンが無事終わったら、自分の発表内容を検証しましょう。そのためにも、可能であればプレゼンを動画で撮影して保存しておきたいところです。本番の撮影が難しいようであれば、事前の練習風景を撮影するだけでも構いません。自分の発表している風景や話し方を自分自身で見ることで、どこを改善すべきか客観的に考えられるようになります。改善内容は、次のプレゼンの機会に生かしていけばいいわけです。

以上のPDCAサイクルを何度か繰り返せば、子供のプレゼンの質は飛躍的に向上するでしょう。最初は子供ひとりでこれだけのことを進めるのは難しいですから、資料を一緒に作ったり、練習に付き合ってあげたりと、親子で準備や検証をやってあげてください。

伝わりやすいプレゼン用スライドの作り方

プレゼンでは、パワーポイント(PowerPoint)を利用するのが一般的となっています。紙芝居のように大きな文字と、画像・写真などで説明を組み立てられるためです。パワーポイント自体がプレゼンに向いているアプリケーションであるため、積極的に利用するとプレゼン資料を作りやすくなります。

特に、パワーポイントの「テーマ」を有効活用するのがポイントです。テーマとは、文字の色やフォント、図形やけい線などがひとそろい用意された書式機能です。いちいち自分で全ての見栄えを調整するのは骨が折れますので、まずは気に入ったテーマを使ってみるとよいでしょう。統一感のあるデザインが手軽に完成します。もちろん無料です。

テーマだけでなく、テンプレートを活用する手もあります。パワーポイントを作ったマイクロソフト社のWebサイト(Microsoft Office)からダウンロードすることもできますし、他にも無料でテンプレートを提供しているWebサイトはたくさんあります。「パワーポイント テンプレート」と検索してみてください。

なお、テーマやテンプレートのようなデザインより重要なのは、メッセージのシンプルさと表示する情報の量です。メッセージの中身が分かりにくいと、いくらおしゃれなデザインでも聞き手には伝わりません。またメッセージが分かりやすくても、スライド資料の情報量が多すぎると聞き手は理解できなくなってしまいます。結論はシンプルにし、スライドの情報量もぎりぎりまでそぎ落とすようにしましょう。「ワンスライド・ワンメッセージ」と言われるように、一つのスライドにメッセージを1つだけ含めることをおすすめします。

プレゼンの基礎を身に付けさせて輝く将来を

子供にプレゼンの基礎を教えることで、将来ずっと役に立つプレゼン力を手に入れることができます。またプレゼンの内容の組み立てに慣れることで、論理的な思考力やスピーチ力、コミュニケーション能力を養うこともできます。こうした能力も学校や受験のみならず、仕事で役立てられる能力の一つです。つまりプレゼン力こそ、人生を豊かにするための「魔法のつえ」のようなものなのです。

子供のうちにプレゼンの基礎だけでも知っておけば、将来の学び直しがやりやすくなります。ぜひプレゼン教育を通じて、グローバル社会で活躍できる手助けをしてあげてください。

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