バスケットボールのルールって?基本がわかれば試合が楽しくなる!
公開日: 2023/03/30
「バスケには細かいルールがたくさんあってよくわからない」と思ったことはありませんか? この記事では、バスケの基本ルールや、ポジション、反則などについて解説します。これらを理解すると、試合の流れが掴めるようになるので、もっと観戦を楽しめるようになりますよ!
- 目次
- バスケットボールの基本的なルール
- 選手の個性が光るバスケットボールの5つのポジション
- リングに向かってシュート!バスケットボールの得点方法
- バスケの得点の種類や、フリースローについて見ていきましょう。
- これはダメ!禁止されているバスケットボールの反則行為
- 基本ルールがわかれば試合が楽しくなる!
バスケットボールの基本的なルール
まずは出場人数や試合時間などの基本ルールを解説します。
・試合に出場できる人数
バスケは、各チーム5人ずつ、合計10名の選手がコート上で戦います。ベンチ入りできる人数は10名~15名が一般的です。交代人数や回数に制限がないため、一度ベンチに下がった選手も、再び試合に出ることができます。
・試合の時間
W杯やBリーグの試合は、10分のクォーターを4回、合計40分です。第1クォーターと第2クォーター、第3クォーターと第4クォーターの間には2分の休憩(インターバル)、第2クォーターと第3クォーターの間には15分の休憩(ハーフタイム)があります。
NBAは競技時間が少し長く、1クォーターが12分、インターバルは130秒です。第4クォーター終了時点で同点の場合は、5分間の延長戦が行われます。バスケは基本的に引き分けを前提としていません。そのため、同点の場合は、決着がつくまで延長戦が繰り返されます。
コート外にボールが出たときや、ファウルがあったときなどは、毎回タイマーが止まります。
1試合あたりの所要時間は90分~2時間が一般的です。
・タイムアウトって何?
タイムアウトは、試合を一時的に中断して、休憩や作戦の練り直しなどができる制度のこと。その後の試合の流れを左右するとても重要な時間です。
W杯やBリーグでは、前半の第1・2クォーターで各チーム2回以内、後半の第3・4クォーターで各チーム3回以内、タイムアウトを取ることが認められています。1回あたりの時間は60秒です。NBAは1試合で7回以内、各75秒(延長戦は60秒)と決められています。
延長戦になったときには各チーム1回ずつ、タイムアウトを取ることができます。
選手の個性が光るバスケットボールの5つのポジション
バスケットボールには5つのポジションがあり、選手の特性によって割り振られています。基本的に各ポジション1人ずつ、バランスが良いとされていますが、同じポジションの選手が同時に出ることもできます。戦略や戦術によって、5人を自由に配置することが可能です。
背番号とは別に、ポジションを表す番号もあります。そのため、ガード(ポイントガード)の選手を、「1番の選手」と呼ぶこともあります。
1番:ポイントガード(PG)
2番:シューティングガード(SG)
3番:スモールフォワード(SF)
4番:パワーフォワード(PF)
5番:センター(C)
それでは各ポジションの役割について解説していきます。
・ポイントガード(PG)
動きの指示出しや、パスの配球など、司令塔の役割を担います。攻守の両面でゲームメイクができる、高い判断能力やテクニックが必要です。
・シューティングガード(SG)
チームの得点源の役割を果たし、特にアウトサイド(ゴールから離れた位置)からの得点能力が求められます。ポイントガードの動きのサポートも行います。
・スモールフォワード(SF)
インサイド(ゴール付近)とアウトサイドの両方から得点を狙うポジションです。シュートだけでなく、ゴールに向かってドリブルで切り込んでいく力も求められるため、オールラウンドのスキルが必要です。
・パワーフォワード(PF)
ミドルレンジ(ゴールから少し離れた位置)やゴール下での得点が主な役割です。フィジカルの強さを活かして体を張り、リバウンドや得点に絡みます。
・センター(C)
ゴール下でのポストプレーやブロック、リバウンドなど、攻守ともに活躍するチームの大黒柱です。相手との接触が多いため、体の強さや高さ、高い身体能力が求められるポジションです。
リングに向かってシュート!バスケットボールの得点方法
バスケの得点の種類や、フリースローについて見ていきましょう。
・シュートした場所で変わる得点
得点は、1~3点の3種類があり、シュートをした場所によって変わります。
1点‥フリースローによる得点
2点‥ツーポイントエリア(3ポイントラインの内側)からの得点
3点‥スリーポイントエリア(3ポイントラインの外側)からの得点
・得点のチャンス!フリースロー
シュートを打とうとしている(シュートモーション中の)選手にファウルをした場合、ファウルを受けた選手にフリースローが与えられます。
2点シュートのときのファウルの場合はフリースロー2本、3点シュートときのファウルにはフリースロー3本です。
・ファウルされてもシュートが決まればバスケットカウント
シュートモーション中にファウルを受けても、シュートが決まったときのことをバスケットカウントといいます。
シュートは得点としてカウントした上で、フリースローが1本与えられます。
例えば、3ポイントラインの外側でシュート時にファウルをされたときは、「シュートカウント3点+フリースロー1本」で、一気に4点が加わるチャンスになります。
これはダメ!禁止されているバスケットボールの反則行為
バスケットボールで禁止されている反則行為を紹介します。
反則は、大きく分けると「ファウル」と「バイオレーション」の2つです。それぞれ具体例を挙げながら説明していきます。
・選手同士の接触やスポーツマンらしくないことはファウル
相手チームの選手との体のぶつかり合いや、スポーツマンらしくない行為や言動は、ファウルになります。
ディフェンスが相手選手を押す「プッシング」、進路を妨害する「ブロッキング」、オフェンスが相手選手を突き飛ばしたりする「オフェンスチャージング」などです。
ファウルを犯したときは、相手チームのスローインから試合を再開します。
ファウルの状況や種類によっては、フリースローが与えられることもあります。
1人の選手が1試合の中で5回目のファウルをすると「5ファウル」となり、その選手は退場しなくてはいけません。
また、各クォーターでチームのファウル数が5回以上になると「チームファウル」を取られます。5回目以降のファウルの度に、相手チームにフリースローが2本与えられます。
・ファウル以外のルール違反はバイオレーション
ファウル以外の反則行為をバイオレーションといいます。
オフェンスが24秒以内にシュートを打たない「24秒ルール」、ボールを手に持ったまま3歩以上歩く「トラベリング」、ドリブルをやめたあとにもう一度ドリブルをする「ダブルドリブル」などです。
バイオレーションを犯したときは、スローインからゲームを再開します。
基本ルールがわかれば試合が楽しくなる!
バスケの基本的なルールをご紹介しました。最初は難しく感じるかもしれませんが、ルールがあるおかげで、プレーする人も観る人も楽しめるようになっています。バスケは得点の機会が多くあり、見ごたえがあるスポーツです。ぜひスピード感や迫力にあふれたプレーを感じてくださいね。
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