フルーツバスケットのルールは?基本の遊び方とアレンジルール
公開日: 2023/11/02
フルーツバスケットは、クラス全員で楽しめる室内遊びです。特別な準備をしなくても椅子があれば遊べるので、保育園や幼稚園のレクリエーションで遊んだことのある人も多いでしょう。定番のフルーツバスケットですが、アレンジを加えるとおもしろさが増します。そこで、フルーツバスケットの基本ルールやアレンジ方法、遊ぶときの注意点を解説します。
フルーツバスケットのルールは?
フルーツバスケットは椅子取りゲームと同じように、空いている椅子に座れなかった人が鬼になる単純なルールです。基本的なルールと遊ぶ前に準備するものをご紹介します。
・基本的なルールと遊び方
フルーツバスケットの基本的なルールと遊び方は次の通りです。1. ぶどう・りんご・バナナのように、子どもたちをフルーツの名前のグループに分ける2. 円の真ん中に立つ鬼を決める3. 鬼以外の子どもは全員椅子に座る4. 鬼は好きなフルーツの名前を言う5. 自分のフルーツを言われた子どもは椅子から立ち、違う椅子に座る6. 鬼も空いている椅子に座るため、1人だけ椅子に座れない子が出る7. 座れなかった子が次の鬼になる8. 鬼が「フルーツバスケット」と言ったときは、グループの名前にかかわらず、全員が椅子から立って移動しなければならない9. 鬼を変えながら、何度も繰り返し遊ぶ
・遊ぶ前に準備するもの
遊ぶ前に準備するものは、基本的には椅子だけです。子どもの人数よりも1脚少ない椅子を準備して、椅子取りゲームのときのように背もたれを内側に向けて円形に並べます。また、誰が何のフルーツなのかをわかりやすくするために、フルーツの絵を描いた画用紙でメダルやお面を作って身に付けてもよいでしょう。
フルーツバスケットのアレンジルール
フルーツバスケットは基本的なルールをアレンジすれば、飽きずに何度も楽しめる遊びです。いつものフルーツバスケットに飽きたら、子どもたちが好きなものにお題を変えてみると盛り上がるはずです。また、グループ名を子どもたちで決めると、グループ分けの段階から楽しめるでしょう。次のようなアレンジで楽しんでみてはいかがでしょうか?
・フルーツ以外のお題
お題をフルーツ以外にすると、いつもとは違うフルーツバスケットを楽しめます。たとえば、色バスケットや動物バスケットなど、お題を変えれば毎回飽きずに遊べるでしょう。(色バスケット)赤・青・緑・黄色など、色の名前でグループ分けをします。鬼が「色バスケット」と言ったら、フルーツバスケットのときと同じように全員が移動します。「クレヨンバスケット」や「絵の具バスケット」と、前にしてもおもしろいかもしれません。(動物バスケット)ウサギ・ペンギン・ライオン・キリンなど、子どもたちが好きな動物の名前でグループ分けをします。鬼が「動物バスケット」と言ったら、フルーツバスケットのときと同じように全員が移動します。(乗り物バスケット)バス・トラック・電車・自転車など、子どもたちにアイデアを出してもらった名前でグループ分けをします。鬼が「乗り物バスケット」と言ったら、フルーツバスケットのときと同じように全員が移動します。(おにぎりバスケット)梅干し・鮭・ツナ・昆布など、子どもたちに好きなおにぎりの具を発表してもらい、グループ分けをします。鬼が「おにぎりバスケット」と言ったら、フルーツバスケットのときと同じように全員が移動します。
・なんでもバスケット
なんでもバスケットとは、鬼になった人が自由にお題を決めるフルーツバスケットのアレンジ方法です。鬼役の人が言ったお題に当てはまる人は立ち上がり、別の椅子に移動します。お題は何でもよいのですが、5~10人ほどが当てはまるものを選ぶことが盛り上がるコツです。たとえば、鬼役が言うお題としては、次のようなものが適しています。 朝食にパンを食べてきた人 青い服を着ている人 スイミングを習っている人 お兄ちゃん(お姉ちゃん)がいる人 お腹が空いている人 なんでもバスケット(全員移動する)なんでもバスケットは、子どもたちの間に意外な共通点が見つかるため盛り上がります。しかし、鬼役の人がとっさにお題を考えるのは少々悩むかもしれません。このため、保育園・幼稚園の年長から小学生向けのアレンジといえます。
・条件を追加
条件を追加すると、普段のフルーツバスケットよりも難しくなるため盛り上がるでしょう。たとえば、別の椅子に移動するときの条件を次のように追加します。 ○○の人はスキップで移動する ○○の人は後ろ向きで移動する ○○の人はゴリラのモノマネをしながら移動するまた、年齢の高い子どもが遊ぶなら、厳しいルールを決めておくのもよいでしょう。たとえば、次のようなルールです。 「フルーツバスケット」と言われたときに、隣の席への移動は禁止する フルーツの名前を2種類言う 鬼役を2人にして、お題は相談して決める 呼ばれたのに移動しなかった人は鬼になる
フルーツバスケットをするときに気を付けることは?
フルーツバスケットはルールが単純で、基本的には誰でも楽しめる遊びです。しかし、熱中しすぎてしまうと、思わぬアクシデントにあう可能性もあります。フルーツバスケットを始める前に次の2つの注意点を確認するとよいでしょう。
・移動中にケガをしないように注意する
自分のグループ名を言われると、早く移動しなければならないと焦ることもあるでしょう。焦って走ったり友だちを押してしまったりすると、とても危険です。フルーツバスケットは狭い教室で行うことも多いので、友だちとぶつかったり転んだりすることもあるでしょう。慌てて立ち上がったときに、椅子の脚につまずくこともよくあります。みんながルールを守って、ケガがないように注意しましょう。
・終わり方を決めておく
フルーツバスケットを続けていると、鬼が「フルーツバスケット」と言う回数が増えることがあります。そうすると、あまり早く移動できない数人の子が鬼役を繰り返すようになるでしょう。何度も鬼になる子は嫌な気持ちになりますし、遊びのおもしろみも減っていきます。こういった事態を防ぐために、終わり方のルールを遊びの前に決めることをおすすめします。たとえば、「3回鬼になった人が出たら終わり」や「○時になったら終了」などと、鬼の回数や時間で区切るとよいでしょう。
フルーツバスケットをもっと楽しく!定番の遊びをアレンジしてみよう!
フルーツバスケットは、幼稚園や保育園のときに多くの人がやったことのある定番の遊びです。幼児でも理解できる単純なルールですが、遊び始めると想像以上に楽しく、白熱したゲームが続きます。あまりにも定番の遊びなので、場合によっては飽きてしまうこともあるでしょう。そういったときは、アレンジしたフルーツバスケットで遊んでみてはいかがでしょうか?とくに「なんでもバスケット」は、鬼が何というのか予想がつかないため盛り上がるはずです。白熱してくると、友だちとぶつかったり走って転んだりすることもあります。ケガをしないように、初めに注意点を確認が大切です。ルールを守って、楽しくフルーツバスケットで遊びましょう。