自由研究のまとめ方って?必要な内容や見やすくまとめるポイント

公開日: 2023/11/30

夏休みの宿題で出されることが多い自由研究。調べ物や実験は楽しいけれど、研究の結果をどのようにまとめたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。 そこで、自由研究の上手なまとめ方や、まとめるときのポイントをご紹介します。

目次
どんな内容にしたら良いの?自由研究のまとめ方
自由研究は何にまとめたらわかりやすい?
自由研究を見やすくまとめるポイント
自由研究をまとめるコツ
まとめ方のコツを知って、自由研究をもっとすてきに見せよう!

どんな内容にしたら良いの?自由研究のまとめ方

自由研究をまとめるときに、できるだけ入れたほうがいい項目があります。
まとめるときに必要な項目と工夫すべきポイントは次の8つです。

1.タイトル:研究をわかりやすく表す題名を付ける
2.日付・氏名:自由研究した日と研究者の氏名を記入する
3.研究のきっかけ:自分が研究テーマに興味を持ったきっかけについて書く
4.研究の方法:どのように研究をしたのか(「図鑑で調べた」「毎日観察した」など)や、研究に使った道具などを記入する
5.結果の予想:研究をやろうと決めたときに予想した結果を書く
6.研究の結果:図やグラフを使いながら、実験や研究の結果を書く
7.わかったこと:最初の予想と比較しながら、研究や実験によってわかったことを書く
8.まとめ:研究から学んだことや反省点、もっと調べたいことなどを書く

自由研究は何にまとめたらわかりやすい?

自由研究はさまざまなものに書いて提出できます。
自由研究をまとめる用紙ごとの特徴や上手なまとめ方をご紹介します。

模造紙は実験や調べ物の自由研究にぴったり!

模造紙とは、学校の授業でも使われるサイズの大きな紙のことです。
文具店や100均などで販売されています。

1枚の紙に研究の内容をまとめるため、一目でわかりやすい特徴があります。
サイズの大きさを生かして、文字も大きくしたり絵や写真などを貼ったりするとよりインパクトのある研究になるでしょう。
黒板や壁などに貼って、一度に多くの人に見てもらうことができるのも模造紙の魅力です。

まとめるときは配置を事前に考えるのがコツです。
鉛筆で下書きをしてスペースの配分をすることをおすすめします。
また、薄い線が入っている模造紙を使うと、字をまっすぐ書けます。

画用紙は実験過程を観察日記や調べ学習にぴったり!

画用紙は図画工作にも使用できる八つ切りサイズが一般的です。
自由研究をまとめるのにも、そのサイズがちょうどよいでしょう。

画用紙を使うメリットは、書く内容に合わせて枚数を増減できるところです。
タイトルと日付・氏名を表紙に記入し、項目ごとに1枚ずつまとめてもよいでしょう。
自由研究を画用紙でまとめると、手に取ってじっくり見てもらうことができます。
研究過程や結果に関する写真やイラストを貼って、見る人の興味をひくようなまとめ方を心掛けましょう。

画用紙でまとめるときのコツは、とじる場所を考慮して文字や絵を配置することです。
また、イラストやグラフは別の紙に描いたものを貼ると、レイアウトしやすくなります。

ノートやスケッチブックは内容に合わせて選ぼう!

ノートやスケッチブックは、実験や観察日記、調べ学習など、どのような自由研究でも使いやすいでしょう。
ノートやスケッチブックは種類が豊富なので、研究内容によって種類を選ぶことをおすすめします。

たとえば、実験を行ってグラフや表をたくさん使うときは、方眼のノートがよいでしょう。
イラストが多いなら、無地のノートのほうが見やすいかもしれません。スケッチブックもイラストが多い自由研究に向いています。
植物や虫、鳥などの観察は、スケッチブックにイラストを描くとよいでしょう。

巻き物や紙芝居風は個性的な自由研究になる!

歴史書のような巻き物や紙芝居風の自由研究は、個性的で注目されるでしょう。巻き物は歴史系の調べ学習にぴったりです。
紙の端にサイズを合わせたラップの芯を取り付けて、くるくると紙を巻き付けます。
巻き物は開かなければ中身がわからないので、巻き終わりに自由研究のタイトルと氏名を書いた紙を貼っておきましょう。

紙芝居風にまとめると、自由研究を発表するときに便利です。
画用紙の裏に発表するときに言いたい内容を書いておくとよいでしょう。

パソコンは発表を前提としたまとめ方にぴったり!

学校から支給されたパソコンを毎日持ち帰っている小学生・中学生も多いでしょう。
このため、自由研究の発表もパソコンを使う場合があります。
自由研究をまとめるときにパソコンを使うことが許可されている場合には、積極的に使ってみましょう。

パソコンを使うと、グラフや表をすばやく正確に作成できます。
多くの数値を計算する必要のある実験系の自由研究をまとめるのに、パソコンは向いています。

パワーポイントを使いながら、文字やイラスト、グラフなどのサイズを調整していきましょう。

自由研究を見やすくまとめるポイント

どのようなものにまとめるにしても、自由研究を見やすくするための共通のポイントがあります。
次の4つに気を付けて、自由研究をまとめましょう。

・文字の大きさを揃える
・文体を統一する
・文章だけでなく絵や写真、グラフなどを盛り込む
・見出しや表紙をわかりやすくするための工夫をする

文字の大きさや文体は揃えていたほうが見やすくなります。
また、文字だけでは見にくいため、絵や写真などを入れることをおすすめします。
見出しは文字の大きさや色を変えたり、表紙に関連する写真や絵を貼ったりと、見てすぐにどのような自由研究をしたのかがわかるように工夫しましょう。

自由研究をまとめるコツ

自由研究のまとめ方は、年齢によって難易度が異なるでしょう。
自由研究や課題に慣れていない低学年とより発展的な学習が求められる高学年では、適したまとめ方が異なります。
低学年と高学年でまとめ方のコツをご紹介します。

【小学1~3年生】低学年がまとめるコツ

低学年の場合、自由研究を初めてするケースも多く、まとめ方がわからない子どももいるはずです。
初めての自由研究を一人で行うのは難しいので、保護者がサポートするとよいでしょう。
また、研究の感想や結論が出てこない場合は、インタビュー形式で質問をすると子どもの意見を引き出しやすくなります。

【小学4~6年生】高学年がまとめるコツ

高学年だと学校の授業でもさまざまな課題に取り組んだり発表したりしているため、上手なまとめ方ができる子どもも多いでしょう。
その分、もっと発展的な考察を入れるとすばらしい研究になるはずです。
具体的には、次の2つのポイントを盛り込むと深みのある研究になります。

●研究前に仮説を立てて、結果との違いをまとめる
●今後の課題や次回の研究時に気を付けたいことを書く

まとめ方のコツを知って、自由研究をもっとすてきに見せよう!

自由研究はまとめ方次第で、見る人を引きつけるものになります。
できるだけ入れたほうがいい項目を知り、紙のサイズを確認しながら配置を考えることが大切です。
また、見た人がわかりやすいように、文字はていねいに大きさを統一して書くとよいでしょう。
文字ばかりが並ぶと見にくいので、イラストや図、写真などを貼るのもおすすめです。

初めて自由研究に挑戦する人も、自由研究が面倒だと感じている人も、ぜひこの記事で紹介したまとめ方を参考にして、すてきな自由研究に仕上げてくださいね。

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