ソフトボールのルールは野球と同じ?試合の基本や用具、独自ルールについて

スポーツ

ワンダー 21

公開日2023.12.29

ソフトボールは野球に近いスポーツですが、「7回制」「下手投げ」「リード禁止」など独自ルールがあります。ポイントは、塁間(るいかん:ベースとベースの距離)が短いため、スピーディーな試合展開になることです。 この記事では、ソフトボールの試合人数やイニング数などの基本から、ダブルベースやタイブレークといった専門的なルールまで、初心者にもわかりやすく解説します。

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ソフトボールのルール①チーム人数・試合の回数

ソフトボールは基本的に1チーム9人、7回制で勝敗を決めます。点差が開いたときはコールドゲームになる場合もあり、試合がスムーズに進む仕組みです。先発で指名選手(DP)を使うと、メンバーが10人になることもあります。

チームの人数

ソフトボールは1チーム9人で戦います。ただし、指名選手(DP)が採用されている場合は、先発メンバーが10人です。指名選手についてはのちほど解説します。

1試合の回数

ソフトボールの1試合の回数は7回です。ただし、3回で15点、4回で10点、5回以降で7点以上の差が生じた場合はコールドゲームとなり、試合は終了します。7回が終わっても同点の場合は延長戦を行います。

攻守が交代になる条件

ソフトボールの試合では、野球と同じように、アウト3回で攻守を交代します。ストライクを3回取る、バッターが打ったボールを地面に落ちる前に捕る、攻撃側が塁(るい)を踏む前に守備側がボールを持った状態で塁を踏む、などがアウトになる条件です。

ソフトボールのルール②9つのポジション

ソフトボールのポジションは投手・捕手・内野手・外野手の計9つで、呼び方や役割は野球とほぼ同じです。野球経験がある人なら守備位置のイメージがしやすいでしょう。まずは名称を押さえると全体像がつかめます。

①ピッチャー(投手:とうしゅ)
②キャッチャー(捕手:ほしゅ)
③ファースト(一塁手:いちるいしゅ)
④セカンド(二塁手:にるいしゅ)
⑤サード(三塁手:さんるいしゅ)
⑥ショート(遊撃手:ゆうげきしゅ)
⑦レフト(左翼手:さよくしゅ)
⑧センター(中堅手:ちゅうけんしゅ)
⑨ライト(右翼手:うよくしゅ)

ソフトボールのルール③点数の入り方

ソフトボールの得点は、打者が「一塁→二塁→三塁」と進み、本塁(ほんるい)に戻ると1点です。ストライクゾーンはホームベース上で、「みぞおち〜ひざ下の間」が基準となります。ボールがホームベースにかかっていれば、ストライクになる点も押さえましょう。

点数が入る条件

バッターが一塁、二塁、三塁の順に進み、本塁(ホームベース)に戻ってくると1点を獲得できます。

ストライクゾーンの規定

ストライクゾーンは、「ホームベース上」で、「バッターが自然に構えたときのみぞおちから膝の下部の間の空間」です。

高さは、ボールの最上部がストライクゾーンの一番上に接するか、それより下を通過すればストライク。ボールの最下部がストライクゾーン一番下に接するか、それより上を通過すればストライクになります。

内外は、ホームベースを真上から見たときに、ボールがホームプレートに接していればストライクです。

ソフトボールのルール④用具・ユニフォーム

ソフトボールは野球より大きく重いボールを使います。バットの長さ・重さの上限、ピッチャーのグローブの色制限、ユニフォームの統一など、細かな規定があるのも特徴です。

バットの長さ

バットの長さは86.4センチメートル(34インチ)以内、重さは1077グラム(38オンス)以内、太い部分の直径は5.7センチメートルと決められています。金属バットが主流ですが、木、竹、カーボン、合金、セラミックなどさまざまな素材のバットが存在します。

バットの持ち手の先端(グリップエンド)から25.4〜38.1センチメートルの範囲で、滑り止めの安全グリップを巻くことが定められています。

グローブの色

ピッチャーはボールと同じ色のグローブや革紐の使用が禁止されています。つまり、白いゴムボールでプレーするときは白いグローブが、黄色い革のボールでプレーするときは黄色いグローブは使えません。他の選手のグローブには色の規定はありません。

ボールの大きさや色

ソフトボールのボールは、周囲30.2~30.8センチメートル(12インチ)、重さは177.5~198.8グラム(6.5~7オンス)です。野球のボールは周囲が23センチメートル、重さ145グラム前後なので、大きさ重さ共に、ソフトボールが上回っています。

素材は革とゴムの2種類があります。国際大会やトップリーグでは、黄色い革に赤い縫い目のイエローボールを使っています。国内では、高校生以下は白いゴムボール、社会人も多くがゴムボールでプレーしています。

ユニフォームの指定

ユニフォームは、選手、監督(かんとく)、コーチ全員が同じ色やデザインのものを着用しなくてはいけません。スライディングパンツやアンダーシャツも同色で統一する必要があります。

背番号は、キャプテンが10、監督が30、コーチが31・32です。キャプテン以外の選手は、1〜99までの番号のいずれかをつけられます。

ソフトボールのルール⑤競技場の広さ

国際ルールでは、ホームベースから外野フェンスまでの距離は、女子が67.06メートル(220フィート)以上、男子が76.20メートル(250フィート)以上と定められています。日本ではこの距離を確保できない施設もあります。そのためJSA(公益財団法人日本ソフトボール協会)は、国際ルールよりも短い距離のまま試合をしています。

ピッチャープレートからホームベースまでの距離は、女子が13.11メートル(43フィート)、男子が14.02メートル(46フィート)です。ピッチャープレートを中心として半径2.44メートル(8フィート)のピッチャーズサークルがあり、ピッチャーはこの円の中から投球します。地面は平坦で、野球のような小高くなったマウンドはありません。

塁(るい)と塁の間は、18.29メートル(60フィート)です。野球よりも塁間が約9メートル短くなっており、よりスピーディーな連携プレーが生まれやすくなっています。

ソフトボールのルール⑥野球との違いとは?

ソフトボールと野球の大きな違いは「投手は下手投げ」「走者のリードは禁止」の2点です。さらに一塁(いちるい)での接触を避けるダブルベース、延長で無死二塁から始まるタイブレーク、交代後に再出場できるリエントリーなど、独自の安全・戦略ルールもあります。

投球フォーム

ソフトボールのピッチャーは下手投げで投球します。投げるときは手と手首が体の横を通過しながらボールを離さないといけません。野球のように肩より上から投げたり、横投げをしたりするとルール違反になってしまいます。

投法

ソフトボールでは「ウインドミル」という投げ方が一般的です。腕を大きく1回転させた遠心力を利用する投法で、スピードが出やすいのが特徴です。バッターを惑わすために腕を何度も回すことは禁止されています。

他には「スリングショット」という、ソフトボールの原点ともいえる投げ方もあります。
腕を大きく振り上げ、それを振り戻して下で投げる投法で、腕は回転させません。スピードが出にくく、ボールを握っている手が打者に見えやすいため、現在ではほとんど見られなくなりました。

タイブレーク制

点が入りやすい状況を作り出し、早く勝敗をつけるためのルールです。7回を終えても同点の場合、8回以降はタイブレーク制の延長戦を行い、勝負が決まるまで1回ずつ続けていきます。

前の回で最後の打者だった選手を二塁走者とし、ノーアウト二塁の状況から始めます。二塁走者に代走を送ることも問題ありません。

ダブルベース

選手の接触事故(せっしょくじこ)を防ぐために採用されたのがダブルベースです。

白色とオレンジ色の2つのベースが一体化されたもので、白色を一塁のフェア地域に、オレンジ色をファウル地域に設置します。守備側選手は白色ベースを、打者走者はオレンジ色ベースを使うことにより、接触を回避しやすくなりました。

ただし、一塁で止まらずにそのまま二塁に向かうとき(オーバーラン)や、走者になったあとに帰塁するときは、白色ベースのみを使用します。

走塁ルール

ソフトボールでは野球のようにリードが認められておらず、ピッチャーの手からボールが離れるまで、走者は塁にいなくてはいけません。先に塁から離れるとアウトになり、これを「離塁アウト」といいます。

選手の交代

先発の選手には、1度交代したあとにもう1度出場できる「リエントリー」制度があります。ただし、再出場できるのは1度のみで、自分と交代した選手と代わる場合に限られます。

指名選手(DP)

指名選手(DP)とは、攻撃をメインとして起用される選手です。基本的には守備にはつきません。DPを使う場合は、守備をメインで行う選手(FP)も決めます。

野球には、ピッチャーの代わりに打席に立つ、指名打者(DH)の役割があります。DPはピッチャー以外の選手にもつけること、場合によっては守備もできることが、大きな違いです。DPは先発時に採用が必要で、途中から発生させることはできません。

テンポラリーランナー

2アウトの状況でキャッチャーが塁上にいるときは、キャッチャーの代わりにテンポラリーランナーを使うことができます。テンポラリーランナーは、塁に出ている選手以外で、打順が1番最後の選手がなります。交代するかしないかは攻撃側のチームが自由に選択できます。

ソフトボールのルールについてのQ&A

Q.ソフトボールのルールは、まず何から覚えると良いですか?

A. まずは「1チーム9人」「7回制」「アウト3つで攻守交代」を押さえるのがおすすめです。次に、野球と違う「下手投げ」「リード禁止」を知ると、試合の見え方が一気にわかりやすくなります。

Q.ダブルベースとはどのようなルールですか?

A.一塁(いちるい)でのぶつかり事故を減らすためのルールです。白とオレンジのベースを並べて置き、守る側は白、走る側はオレンジを踏むのが基本。踏む場所を分けて安全を守ります。

Q.ソフトボール特有の「リエントリー」とは何ですか?

A.先発選手なら、交代してベンチに下がっても1回だけ試合に戻れる制度です。戻るときは元の打順に入り、自分と交代した選手と入れ替わります。交代の使い方が広がるルールです。

Q.なぜソフトボールではリードが禁止されているのですか?

A.塁と塁の間が短いので、リードができると盗塁(とうるい)が決まりやすくなり、試合が一方的になりやすいからです。投球前にベースを離れると「離塁(りるい)アウト」になるので注意が必要です。

Q.ボールの大きさはソフトボールと野球でどれくらい違いますか?

A.ソフトボールのボールは周囲が約30cmで、野球ボール(約23cm)よりひと回り大きめです。重さも約180〜200gほどで、野球ボール(約145g)より重く作られています。

ソフトボールならではのルールを覚えよう!

ソフトボールの基本的なルールについて解説しました。野球とのルールの違いや、独自のルールなどもわかると、より楽しめるようになるのではないでしょうか。これから試合を観戦する方も、ソフトボールを始める方も、ぜひ参考にしてください。

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