みなさんは、鬼ごっこの種類をいくつ知っていますか? 鬼ごっこは、大勢のお友達と一緒に楽しめる、人気のある遊びの1つです。簡単なルールで分かりやすいため、日本だけでなく世界中で愛されています。 そんな鬼ごっこ、実は数えきれないほど多くの種類やアレンジ遊びが存在します。 この記事では、鬼ごっこの基本ルールからさまざまな種類やアレンジまで、鬼ごっこの魅力をわかりやすくご紹介します!
この記事をいいねと思ったらクリック!
そもそも鬼ごっこって?

鬼ごっこって、そもそも誰が、いつ始めたのか、気になったことがある人もいると思います。まずは鬼ごっことは何なのかについて知り、鬼ごっこの基本ルールをおさらいしましょう。
鬼ごっこはいつからあるの?
鬼ごっことは、主に鬼役と逃げ役に分かれて行う遊びです。鬼ごっこを誰が、いつ始めたかについては、はっきりとはわかっていません。しかし、鬼ごっこのように「誰かが追いかけて、他の人が逃げる」遊びは、日本だけでなく世界中に昔からあります。
日本では平安時代(約1000年前)に行われていた儀式を当時の子どもたちが真似をして、「鬼ごっこ」の元になる遊びをしていたという記録があります。 遊びのルールは今とは少し違っていたかもしれませんが、追いかけっこを楽しむ気持ちは昔も今も変わらないのです。 鬼ごっこは、たくさんの人が長い時間をかけて少しずつ作り上げてきた遊びと言えるでしょう。
鬼ごっこの基本ルール
鬼ごっこの基本ルールをおさらいしてみましょう。
1.じゃんけんで鬼を決める
2.鬼が10秒数えている間にみんな逃げる
3.鬼にタッチされたら交代
4.鬼になった人は10秒数えて追いかける
基本のルールはとてもシンプルなので、自分でアレンジを加えてみても楽しめます。また、道具も必要ないので、いつでもどこでもすぐに始められるのが鬼ごっこの魅力です。
定番の鬼ごっこの種類

鬼ごっこの基本ルールから生まれた遊びはたくさんあります。
ここでは鬼ごっこの定番の種類についてみていきましょう。
氷おに
氷おには、鬼にタッチされると、その場で氷になって動けなくなってしまうのが特徴です。他の友達にタッチしてもらえば、氷が溶けて再び動けるようになるので、みんなで協力して遊べます。また、人数が多いときは鬼を増やして遊ぶのも楽しいです。
氷おにでは、鬼の人は全員を凍らせるまで永遠に鬼役が続いてしまうので、制限時間を作って鬼を交代できるようにするとみんながより楽しめるでしょう。
色おに
色おには、鬼が宣言した色を見つける鬼ごっこです。鬼が言った色を見つけて触っている友達には、鬼はタッチできません。
たとえば、鬼が「青!」と言うと、鬼以外の人は周囲の物の中から青色のものを見つけ、触るために駆け回ります。
鬼が指定した色をみんながタッチできたら、鬼はまた別の色を宣言して繰り返します。
色鬼は地域によって「色々おに」や「色々坊や」など呼び方が異なる場合もありますが、ルールは同じであることが多いです。
高おに・低おに
高おには、高い場所に登ることで鬼から逃れられる鬼ごっこです。例えば、学校の校庭にあるジャングルジムやブランコの上に逃げれば、鬼はタッチできません。反対に、低おには、低い場所に潜ることで鬼から逃れられる遊びです。ブランコの下やちょっとした土手の陰など、低い場所に隠れられれば、鬼はタッチできません。
ただし、同じ場所にいられるのは10秒までです。10秒以内に別の場所に移動しなければなりません。
手つなぎおに
手つなぎおには、鬼がタッチしたらその瞬間から手をつないで一緒に鬼になる鬼ごっこです。鬼となって手をつなぐ人数が増えるほど動きにくくなるので、鬼はみんなで協力しなくてはなりません。一方、逃げる人は追い詰められていくスリルを味わえます。
また、手つなぎ鬼に似た遊びで、「増えおに」があります。増え鬼では、鬼にタッチされた人が鬼になるのは同じですが、手はつなぎません。そのため、鬼は逃げる人を追いかけやすく、手つなぎおによりも早く決着がつくのが特徴です。
ちょっと変わった鬼ごっこ

定番の鬼ごっこには飽きてしまった人もいるかもしれません。
実は鬼ごっこには定番の遊び方だけでなく、少し珍しいルールのものも存在します。ここからは、そんなちょっと変わった鬼ごっこの種類をみていきましょう。
魔法おに
魔法おには、鬼にタッチされると魔法をかけられて、動物や物に変わってしまう鬼ごっこです。動物や物になってしまった人は、他の友達に助けられるまでその姿のままです。鬼は、できるだけ多くの人を魔法で変えようとし、鬼以外の人は、鬼から逃げるだけでなく、魔法にかけられた仲間を助けなければなりません。魔法の種類やルールは自分たちで考えてみましょう。
線おに
線おには、地面に引かれた線の上を移動しながら、鬼から逃げるゲームです。線から外れてしまうと捕まってしまい、鬼と交代になります。線から線の上にジャンプして移動することも可能です。移動できる範囲が線の上に限られるので、ただ体を動かすだけでなく頭を使う面白さも味わえます。
逆さおに
逆さおには、通常の鬼ごっこと逆で、鬼が逃げるゲームです。鬼は他のプレイヤーから追いかけられて、タッチされると交代になります。鬼は、あらかじめ決められた場所や物に隠れたり、素早く移動したりして、他の友達に見つからないようにしなければなりません。みんなで協力して鬼を見つけ出すか、鬼として長く逃げ切るかがポイントです。
バナナおに
バナナおには、鬼にタッチされるとバナナになってしまう鬼ごっこです。鬼に捕まった人は、自分の腕を頭の上に挙げて「バナナの形」を作り、鬼に捕まった状態を表現します。バナナになった人は、他の友達に皮をむいてもらうまで動けません。鬼は、バナナになった人を増やそうとする一方、鬼以外の人は、バナナになった人を助けなければなりません。みんなで協力して、バナナを減らしていくか、鬼としてバナナをたくさん増やすかが勝負です。
傷おに
傷おには、鬼にタッチされると「傷」がついてしまう鬼ごっこです。鬼は捕まえる時に、「肩!」などタッチする部位を言いながら触れます。捕まった人は傷を負った鬼になり、タッチされたところ(傷がついた部分)を押さえながら他の友達を追いかけます。
鬼ごっこをさらにアレンジ!

鬼ごっこそのものに飽きてしまったら、アレンジを加えてみるのも楽しいです。ここでは、鬼ごっこをさらに面白くするためのアレンジバージョンを紹介します。
ケイドロ(ドロケイ)
ケイドロは、鬼ごっこに警察と泥棒の要素を加えたアレンジです。警察チームと泥棒チームに分かれてそれぞれの役になりきり、作戦を立てて、チームで協力しながら勝利を目指します。
泥棒は警察に捕まらないように逃げるのが目標、警察は泥棒を捕まえて牢屋に入れるのが目標です。牢屋にいる泥棒は、他の泥棒にタッチされると解放されます。制限時間内に全員の泥棒を捕まえたら警察の勝ち、全員が逃げ切ったら泥棒の勝ちです。
かげふみ
かげふみは、相手の影を踏むことで捕まえるゲームです。太陽の光を浴びてできた自分の影を意識しながら遊びます。天候や影が長く伸びる時間帯、影が隠れやすい場所の有無によって、難易度が変わるのが特徴です。シンプルながらも奥が深く、子どもから大人までみんなで楽しめる遊びです。
しっぽとり
しっぽとりは、全員が腰にひもやハンカチなどをつけ、そのひもやハンカチを「しっぽ」に見立てて遊ぶゲームです。他の人のしっぽを取ることが目標で、自分のしっぽを取られないように注意しながら、みんなで追いかけっこをします。しっぽを取られた人はゲームから抜けるか、ペナルティを受けるなど、ルールを工夫して楽しめます。
ボールおに
ボールおには、ボールを使って友達と遊ぶゲームです。鬼になった人は、友達を手でタッチするのではなく、ボールを投げて当てることによって捕まえます。ボールに当たった人は、次の鬼になります。
ボールを避けて逃げたり、隠れたりして、鬼から逃げるのが面白いゲームです。
かくれおに
かくれおには、かくれんぼと鬼ごっこの要素を組み合わせたゲームです。鬼は、隠れている友達を見つけ出し、タッチすることが目標です。鬼以外の人は、鬼に見つかりにくく、さらに見つかってしまっても逃げやすい場所を選んで隠れるのがポイントです。
いろんな種類の鬼ごっこをやってみよう!
この記事では、鬼ごっこの基本的なルールから変わった種類の鬼ごっこまで詳しく紹介しました。
鬼ごっこは、シンプルなルールで自由なアレンジが可能なため、世代や地域を超えて愛され続けている遊びです。今後も、新しいアレンジや遊び方を考案して、鬼ごっこの楽しさを広げていきましょう。
今回紹介したルールやバリエーションを参考に、友達や家族と一緒に遊んでみてください!