バドミントンの基本ルールは?ダブルスとシングルスで違いはあるの?

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ワンダー 1

公開日2025.03.17

バドミントンは、誰でも楽しめるスポーツです。しかし、最初は何を準備すればいいのか、どんなルールがあるのか、わからないこともあるかもしれません。この記事では、バドミントンを始めるための準備や基本的なルールをわかりやすく紹介します。これを読めば、バドミントンをもっと楽しむためのポイントがつかめるはずです。

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バドミントンってどんなスポーツ?

まずは、バドミントンとはどんなスポーツなのか、実際にプレーを始めるために必要な準備などについて確認しましょう。

・バドミントンとは

バドミントンは、ネットをはさんでシャトル(羽根のついた球)を打ち合うスポーツです。素早く動いたり、相手の動きをよく見て考えたりすることが大切で、体力や集中力を鍛えるのにもピッタリです。
そんなバドミントンの歴史は諸説ありますが、19世紀中頃のイギリスの植民地時代、インドのプーナで行われていた「プーナ」という遊びがバドミントンの前身とされています。このプーナは、羽根のついた球をラケットで打ち返す遊びで、イギリスの兵士たちがインドで楽しんでいました。
そして、1873年に兵士たちがその遊びをイギリス本国に持ち帰り、バドミントンハウスという場所で広めたことから、「バドミントン」という名前がつけられたと言われています。

・準備するもの

バドミントンを始めるためには、いくつか準備するものがあります。まず必要なのは「ラケット」です。ラケットは、シャトルを打つために使います。次に、「シャトル」も必要です。シャトルは、羽根のついた軽い球で、ラケットで打つと空中を飛びます。
ラケットとシャトルを準備したら、動きやすい服と靴を準備しましょう。スポーツ用のシューズを履いて、滑りにくい場所でプレーすることが大切です。最後に、バドミントンのネットを準備して、試合を始める準備は完了です。

バドミントンの基本ルール

バドミントンは、速いシャトルのやり取りが魅力のスポーツです。だからこそ、ルールをしっかり覚えると、試合がもっと楽しくなります。ここでは、バドミントンの基本的なルールをわかりやすく紹介します。

・ゲームの進め方

バドミントンの試合は、1対1で行う「シングルス」と、2対2で行う「ダブルス」があります。試合は21点先取したほうが勝ちですが、20対20になった場合は、2点差がつくまで続けます。最大で30点までプレーできるルールです。得点を取るには、シャトルを相手のコートに入れなければなりません。もし相手がシャトルを返せなかったり、ミスをしたりしたら、その時に得点が入ります。そして、得点が入ると、サーブをしていた人はそのままサーブを続けられます。

・得点のルール

バドミントンでは、シャトルが相手のコートに落ちると1点が入ります。もし相手がシャトルをネットに引っかけたり、コートの外に打ってしまったりした場合も、1点が入ります。バドミントンでは、サーブをしている人でも、受けている人でも得点が入るのが特徴で、このルールがバドミントンの面白さのひとつとも言えるでしょう。
得点の仕組みを理解できると、試合中にどうプレーすればよいか考えやすくなります。相手がミスをしたときにチャンスをつかんだり、自分が確実にポイントを取るように工夫すると、さらに上手くなりますよ。

・サーブ(サービス)のルール

サーブとは、試合のスタートや得点後にシャトルを打ち出すことです。サーブを打つときにはいくつかのルールがあります。まず、シャトルを腰より下で打たなければなりません。このルールは、シャトルが正しい方向に飛ぶようにするためにあります。
また、サーブを打つ場所にも決まりがあり、相手のコートの決まったエリアにシャトルを入れなければいけません。ただし、シングルスとダブルスでは、サーブを打つ場所が少し異なるので、注意が必要です。

シングルスでは、得点が偶数のときは右側、奇数のときは左側からサーブを打ちます。ダブルスでは、サーブを打つエリアがさらに細かく分かれており、相手の位置や状況に合わせてサーブを打つ場所が変わります。

・反則(フォルト)に注意!

バドミントンでやってはいけないことを「フォルト」と言い、フォルトをすると、相手に1点が入ります。
たとえば、サーブを腰より上で打つとフォルトになります。シャトルがネットに引っかかったり、相手コートに入らなかったりした場合もフォルトです。
公式試合では、さらに細かいルールがあります。くわしく知りたい人は、ルールブックをチェックしてみましょう。

「シングルス」と「ダブルス」はどう違うの?

バドミントンには、「シングルス」と「ダブルス」の2つの試合があり、プレースタイルや戦い方に違いがあります。ここからは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

・シングルスの場合

シングルスは、1対1で行う試合です。コートの横幅はダブルスよりも狭い範囲を使います。1人でコートを守るため、すばやい動きと体力がとても大切です。シングルスでは、前後左右に広く動く必要があり、スタミナが必要になります。

シングルスの特徴は、相手との1対1のかけひきです。相手の動きをよく見て、どこにシャトルを打つか考えながらプレーします。相手を左右に動かすショットや、ネット近くに落とすショットなど、いろいろな打ち方を使い分けることが大切です。攻めるときと守るときのバランスを考え、ミスを少なくすることが勝つためのポイントになります。

・ダブルスの場合

ダブルスは、2対2で行う試合です。コートの横幅が広くなり、シングルスよりも広い範囲を使います。2人で協力しながらプレーするため、チームワークがとても大切です。

ダブルスには、2人の立ち位置にいくつかのパターンがあります。主なパターンは、1人が前、もう1人が後ろに立つ「前後のフォーメーション」と、左右に分かれて並ぶ「サイドバイサイド」という方法です。
前後のフォーメーションは主に攻撃のときに使い、前の人がネット近くでプレーし、後ろの人が強いショットで攻めます。守るときはサイドバイサイドに切り替え、広くコートをカバーすることが多いです。

ダブルスの試合は、シングルスよりもラリーのスピードが速くなることが多く、すばやい反応が必要です。2人でうまく連携しないと、コートにすきまができてしまうため、声をかけ合いながらプレーすることが大切です。また、どちらがシャトルを打つのか迷わないように、あらかじめ役割を決めておくとスムーズに試合を進められます。

バドミントンをプレーするときの注意点

バドミントンを楽しむためには、安全に気をつけることが大事です。動きやすい服と滑りにくい靴を選んで、快適にプレーできるようにしましょう。服や靴が合わないと、うまく動けなくなってしまう場合があります。

また、試合の前には、軽く体を動かして温めるとケガを防げます。バドミントンは素早く動くスポーツなので、準備運動をしっかりしましょう。また、汗をかいたときは、水分をこまめに取って、体調を崩さないようにすることが大切です。
バドミントンはみんなで楽しむスポーツです。相手を思いやって、ルールを守ってプレーしましょう。

バドミントンのルールを覚えて楽しくプレーしよう!

バドミントンをプレーするためには、準備やルールをきちんと覚えておくことが大切です。シャトルを打ったり、サーブをしたり、反則に気をつけたり、試合の流れを理解すると、もっと楽しくプレーできるようになります。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、大丈夫。友だちと練習したり、試合で競い合ったりしながら、少しずつ上達していきましょう。大切なのは、楽しむ気持ちを忘れないこと。みんなでルールを守りながら、安全にバドミントンを楽しんでくださいね。


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