パンには驚くほどたくさんの種類があります。また、国や地域によって、生地の作り方や焼き方が異なり、それぞれに個性豊かな味わいが生まれています。フランスのバゲット、ドイツのプレッツェル、イタリアのフォカッチャ……世界にはどんなパンがあるのでしょうか?さっそく見ていきましょう!
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パンの種類ってどれくらいあるの?世界で人気のパン

パンは世界中で親しまれ、国ごとにさまざまな種類があります。そして、材料や作り方によって風味や食感も大きく変わります。
それぞれの国で愛されるパンには、その土地ならではの文化や歴史がつまっているはず です。世界のパンを知ることで、新しい味に出会えるかもしれません。
・表面はパリッと!フランスのパン
フランスのパンは、香ばしく、食感の違いが楽しいのが特徴です。
バゲットは、フランスを代表するパンのひとつ。細長い形で、外はパリッと、中はふんわりしています。シンプルな味わいなので、そのまま食べたり、スープやチーズと合わせたりして楽しめます。
クロワッサンは、バターをたっぷり使ったサクサクのパンです。何層にも重なった生地が口の中でほどけ、ほんのり甘い風味が広がります。ジャムやチョコレートを塗って食べるのも人気です。
フランスにはこのほかにも、全粒粉を使ったカンパーニュや、バターと卵がたっぷり入ったブリオッシュなど、多くの種類のパンがあります。パン屋さんごとに作り方や味が違い、街には毎日焼きたてのパンの香りが広がっています。
・ライ麦パンやプレッツェルが人気!ドイツのパン
ドイツのパンは、ライ麦を使ったずっしりとした食感が特徴です。
ライ麦パンは、小麦のパンに比べて酸味があり、少し固めです。スープやチーズと一緒に食べることが多く、シンプルながら奥深い味わいが楽しめます。
プレッツェルは、ねじれた形が特徴のパンです。外はカリッと焼き上げられ、表面には塩がまぶされています。軽食やおやつとして人気があり、ドイツのパン屋さんではよく見かける定番のパンです。
ドイツはパンの国ともいわれ、昔からパン作りが盛んです。基本的な種類だけでも約300種類あり、小型パンや菓子パンなどを含めると1200種類以上。さらに、地域ごとのオリジナルや派生したパンを含めると、なんと3000種類以上ものパンがあるといわれています。
・オリーブオイルたっぷり!イタリアのパン
イタリアのパンは、オリーブオイルをたっぷり使った香ばしい風味が魅力です。
フォカッチャは、オリーブオイルを練り込んで焼き上げる平たいパンで、表面に塩やハーブをのせることが多く、ふんわりとした食感が楽しめます。パスタやスープと相性がよく、食事の一部として親しまれています。
チャバッタは、もちもちとしたパンで、オリーブオイルが入っているため、仕上がりがしっとりです。シンプルな味わいなので、サンドイッチにすると具材の美味しさを引き立てます。
イタリアでは、パンは料理と一緒に楽しむのが一般的で、地域ごとにさまざまな種類が作られています。例えば、トスカーナ地方には塩を使わない伝統的なパンがあり、素材の味を活かした料理との組み合わせが定番です。また、ピザの発祥地でもあるイタリアでは、ピザ生地もパンの一種と考えられています。
・アフタヌーンティーにも登場?イギリスのパン
イギリスのパンは、しっとりとした食感と素朴な味わいが魅力です。
スコーンは、アフタヌーンティーに欠かせないパンのひとつ。バターの風味が豊かで、外は少しサクッと、中はしっとりとした仕上がりです。ジャムやクロテッドクリームをつけて食べるのが一般的で、紅茶との相性が抜群です。
ホットクロスバンズは、ほんのり甘く、シナモンやナツメグなどのスパイスが香るパン。表面には白い十字模様があり、イースター(復活祭)の時期によく食べられます。
イギリスでは、トースト文化も根付いており、朝食にはシンプルな食パンにバターやジャムを塗るのが定番です。全粒粉を使ったブラウンブレッドも親しまれています。甘すぎない素朴な味わいのパンが多く、紅茶とともにゆったり楽しむのがイギリスならではのスタイルです。
・ベーグルからドーナッツまで!アメリカのパン
アメリカのパンは、食べごたえのあるパンが多いのが特徴です。
ベーグルは、もちもちとした食感の丸いパンで、ニューヨークで人気のパンです。小麦の風味が強く、シンプルなものから、ブルーベリーやシナモンを練り込んだものまで、さまざまな種類があります。クリームチーズやスモークサーモンを挟んで食べるのが定番です。
ドーナツは、甘い砂糖やチョコレートでコーティングされた揚げパンの一種で、おやつや朝食として親しまれています。ふんわりしたイーストドーナツや、しっかりした食感のケーキドーナツなど、種類も豊富です。
アメリカでは、大きなサイズのホットドッグ用バンズやハンバーガーバンズなど、食事に合うパンも多く販売されています。多民族国家であるアメリカには、世界中のパンが集まっており、地域によって好まれるパンが異なるのも特徴です。
日本にはどんな種類のパンがあるの?

日本のパンは、海外のパンとは違った独自の進化を遂げてきました。特に、甘い菓子パンや、おかずが入った総菜パンが豊富で、日本ならではの種類がたくさんあります。
「あんぱん」は、日本で生まれた代表的なパンのひとつです。ふんわりとした生地の中に、なめらかなあんこが入っています。小豆の優しい甘さが特徴で、和菓子のような親しみやすさがあります。
食事として楽しめるパンも多く、焼きそばパンやカレーパンが代表的です。焼きそばパンは、パンの中にソース味の焼きそばを挟んだもので、手軽に食べられるのが魅力。カレーパンは、スパイスのきいたカレーを包んで揚げたパンで、外はカリッと、中はジューシーな味わいが楽しめます。
日本生まれのパンは、おやつにも食事にもなる、バラエティ豊かなラインナップが魅力です。パン屋さんやコンビニで、日本ならではのパンを探してみるのも楽しいですね。
小学生にはどんな種類のパンが人気?

小学生には、甘い菓子パンや食べやすい総菜パンが人気です。学校の給食やおやつとしてよく食べられ、どれも親しみやすい味わいが魅力です。ここでは、特に人気のパンを紹介します。
・メロンパン
メロンパンは、外はサクサク、中はふんわりとした食感が特徴です。ほのかに甘い味わいで、給食やおやつにもよく選ばれています。
表面のクッキー生地の香ばしさと、柔らかいパンの組み合わせが人気の理由です。朝食やおやつに食べる人も多く、小学生に親しまれているパンのひとつです。
・チョコパン
チョコパンは、チョコレートの甘さが楽しめるパンです。
チョココロネやチョコスティックパンは、コンビニやスーパーでも手軽に買え、おやつや朝食にぴったり。ふんわりしたパンとチョコの組み合わせが、多くの子どもに好まれています。
・カレーパン
カレーパンは、パンのもちもち感とスパイシーなカレーの味が楽しめるパンです。辛すぎず、ほんのり甘みのあるカレーが入っているので、小学生にも食べやすいのが特徴。
パン屋さんやコンビニで手軽に買え、お昼ごはんやおやつにもぴったり。特に、揚げたタイプのカレーパンは外がカリッとしていて、食感も楽しいパンです。
カレーパンはボリュームがあり、食事にもおやつにもぴったりのパンです。
辛さを抑えたものもあり、小学生でも食べやすい味になっています。揚げたタイプは外がカリッとしていて、中のモチモチしたパンとの食感の違いが楽しめます。
・クリームパン
クリームパンは、カスタードクリームが入ったパンで、優しい甘さが特徴です。
ふんわりした生地と、なめらかなクリームの組み合わせが人気で、給食やおやつにもよく登場します。
パンの種類はたくさん!世界のパンを楽しもう
世界にはたくさんの種類のパンがあり、それぞれの国の食文化がつまっています。日本のパンも、海外から伝わったものをもとに日本ならではの味やスタイルに変わり、親しまれるようになりました。
いろいろなパンを食べて、新しいおいしさを見つけてみませんか?パン屋さんやスーパーで、まだ食べたことのないパンを選んでみるのも楽しいかもしれません。
また、自分でパンを作ってみるのもおすすめです。世界のパンのレシピを調べて焼いてみると、その国の食文化をもっと身近に感じられるでしょう。さあ、次はどんなパンを味わってみますか?