ソーセージとウインナーの違いは?おすすめのおいしい食べ方

身近な疑問

ワンダー 3

公開日2025.04.28

ソーセージとウインナー、どちらも食卓によく登場するなじみのある食べ物ですよね。みなさんは、この2つの違いを考えたことがありますか? 実は、ソーセージとウインナーにはそれぞれ特徴があり、呼び方にも理由があるのです。 この記事では、ソーセージとウインナーの違いや、おすすめの食べ方を紹介します。さっそく、おいしさのひみつを見ていきましょう。

この記事をいいねと思ったらクリック!

ソーセージとウインナーの違いってなに?

ソーセージとウインナーは見た目が似ているけれど、実はちょっとした違いがあります。
では、いったいどこが違うのか、詳しく見ていきましょう。

「ソーセージ」はお肉をつめた食べ物のこと

*ソーセージとは
ソーセージは、お肉を長く保存するために作られた食品です。最初はお肉を塩漬けにして保存する方法が使われ、保存性を高めるために燻製(くんせい)が主流になりました。燻製は、塩漬けされたお肉に煙をかけて乾燥させ、保存性をさらに高める方法です。現在では、さまざまな種類のソーセージが作られており、豚肉・鶏肉を使ったものが一般的ですが、羊肉や牛肉、魚肉を使ったソーセージもあり、世界中で親しまれています。

*ソーセージはいつから食べられていた?
ソーセージは紀元前から食べられていたと言われています。たとえば、古代ローマではお祭りのときにソーセージがふるまわれていたという記録が残っています。今でも、国によって作り方や味が異なり、それぞれの文化に合ったソーセージが楽しまれています。

「ウインナー」はソーセージの一種

ウインナーという名前は、オーストリアの首都ウィーン(ドイツ語で「Wien」)に由来しています。もともと、フランクフルトで作られていたソーセージが、ウィーンに伝わり、独自のアレンジが加えられました。これが「ウィーン風のソーセージ」として人気を集め、ウインナーという名前が定着したと言われています。なお、日本ではJAS規格(日本農林規格)により、ソーセージのサイズで名称が決められています。

*ウインナー:直径20mm未満
*フランクフルト:直径20mm以上36mm未満
*ボロニア:直径36mm以上

このため、日本では「ウインナー」=「直径20mm未満の細いソーセージ」という認識が一般的になっています。つまり、ソーセージのうちの1つがウインナーということですね。

ソーセージにはウインナー以外にどんな種類があるの?

ソーセージにはウインナー以外にも、さまざまな種類があり、それぞれ作り方や食感、味が違います。ここでは、代表的なソーセージを見ていきましょう。

フランクフルトソーセージ

フランクフルトソーセージは、ウインナーよりも太くてジューシーなソーセージで、ドイツの都市フランクフルト(Frankfurt)が名前の由来です。
本場ドイツでは茹でて食べることが多く、プリッとした食感が楽しめます。パンとの相性も良く、ホットドッグ にするととても美味しいですよ。
なお、ドイツでフランクフルトは「フランクフルター・ヴルストヒェン」と呼ばれ、豚肉と羊の腸から作られる、フランクフルトおよび周辺で生産されたものだけがこの名称を使用できます。

ボロニアソーセージ

ボロニアソーセージは、フランクフルトよりさらに太く、ひき肉にスパイス、大きめに刻んだ脂身を混ぜて作られるソーセージです。
そのままスライスして食べられますが、炒めたりグリルしたりすると、表面がカリッとして香ばしさがアップ。厚めに切ってサンドイッチの具材にしたり、サラダに加えたりするのもおすすめです。

リオナソーセージ

リオナソーセージは、なめらかでしっとりとした食感が特徴のソーセージです。名前の由来はフランスの都市「リヨン(Lyon)」で、日本ではボロニアソーセージと混同されることもありますが、別の種類のソーセージです。
豚肉や牛肉に加え、グリーンピース、ピーマン、にんじんといった野菜などを詰め、スモークしてから茹でることで、豊かな風味と食感を生み出します。オムレツに入れたりスライスしてパンにはさんだり、チーズと一緒に食べるのもおすすめです。

ドライソーセージ

ドライソーセージは、水分をしっかり抜いて作られるので、長期間保存できるのが特徴です。味がギュッと濃縮され、噛めば噛むほど旨味(うまみ)が広がります。
サラミもドライソーセージの一種で、スライスしておつまみにしたり、チーズやクラッカーと一緒に食べたりするのがおすすめです。長く保存できるので、非常食としてストックしておくのもいいですね。旅行やアウトドアにも持ち運びしやすいので便利です。

セミドライソーセージ

セミドライソーセージは、ドライソーセージほど固くなく、少し水分が残っているのが特徴です。程よい弾力があり、噛むとジューシーな味わいが楽しめます。
軽く焼くと香ばしさが増し、パンやサラダにのせると風味がアップ。そのまま食べても美味しいですが、ピザの具材にしたり、スープに入れたりすると、スパイスの香りが料理に広がってさらに美味しくなります。

ソーセージ(ウインナー)の美味しい食べ方

ソーセージやウインナーはそのまま食べても美味しいですが、調理方法を工夫するとさらに美味しさがアップします。ここでは、基本的な調理方法やおすすめの料理を紹介します。

ソーセージやウインナーのおすすめの食べ方は?

シンプルに調理して、そのまま楽しむのもおすすめです。焼いたり茹でたりするだけで、食感や風味がぐっと引き立ちます。

*焼く
ソーセージやウインナーを焼くと、外はカリッと香ばしく、中はジューシーになります。フライパンに少し油をひき、中火で転がしながら焼くと、均一に焼き色がつき、旨味もギュッと閉じ込められて美味しくなります。

*茹でる
茹でることで、ソーセージやウインナー本来の味をしっかり楽しめます。ポイントは沸騰させすぎないこと。グツグツ煮ると皮が破れてしまうので、お湯がフツフツするくらいの温度(80℃前後)で茹でるのがおすすめです。

料理に使ってみよう!

ソーセージやウインナーを料理に加えると、旨味がアップしてさらにおいしくなります。

*ホットドッグ
ホットドッグは、パンにソーセージを挟み、ケチャップやマスタードをかけるだけで簡単に作れる人気メニュー。チーズやピクルスをトッピングすると、さらに美味しくなります。手軽に作れるので、朝ごはんやおやつ、軽食にもぴったりです。

*ポトフ
ポトフは、ソーセージや野菜などをじっくり煮込んだスープです。
ジャガイモ、キャベツ、ニンジンなどの野菜と一緒にコトコト煮込むことで、ソーセージの旨味がスープ全体に広がります。
寒い日にぴったりのあたたかい料理で、シンプルに塩やこしょうで味付けすると、素材の美味しさが引き立ちます。

いつもと違った食べ方にもチャレンジ!

定番の食べ方だけでなく少しアレンジすると、新しいおいしさが発見できるかもしれません。

*ウインナーパイ
ウインナーをサクサクのパイ生地で包んで焼くだけで、おしゃれな一品に。ケチャップやチーズを一緒に包むと、さらに美味しくなります。
おやつやパーティーにもぴったり。見た目もかわいく、手軽に作れるので、おすすめです。

*韓国風「ハットグ」(チーズドッグ)
ハットグは、ウインナーとチーズを串に刺して衣をつけ、油でカリッと揚げた韓国風のホットスナックです。外はサクサク、中はトロッとした食感が楽しめます。
砂糖をまぶすと、甘じょっぱくてクセになる味に。お祭りの屋台でも人気のメニューです。

ソーセージとウインナーのお気に入りの食べ方を見つけよう

ソーセージやウインナーには、いろいろな食べ方があります。焼いたり、茹でたり、料理に使ったり、アレンジしたりと、ちょっとした工夫で、いつもと違うおいしさに出会えるかもしれません。
「この食べ方、おいしそう!」と思ったものはありましたか?もし気になる食べ方があったら、ぜひお家の人と一緒に試してみてください。
お気に入りの食べ方を見つけたら、お友だちや家族にも教えてあげると、もっと食べるのが楽しくなるかもしれませんよ。ソーセージやウインナーの新しいおいしさを、ぜひ発見してみてくださいね。


関連記事

人気記事

関連動画

  1. ワンダースクール
  2. トピックス一覧
  3. 身近な疑問の記事一覧
  4. ソーセージとウインナーの違いは?おすすめのおいしい食べ方