自由研究におすすめの簡単工作!あると便利な道具3選を作ってみよう

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ワンダー 6

公開日2025.07.28

毎日の生活のなかで「こんな道具があったらいいな」と思うことはありませんか? たとえば、日にちをパッと確認できるカレンダーやスマートフォンの映像を大きく映せる道具、買い物で使えるエコバッグなど、あると便利なものは意外とたくさんあります。それらを買う前に、ちょっと考えてみませんか? もしかすると、家にあるものを使って、自分で作れるかもしれません。使わなくなったものを生かして道具を作ると、ごみが減って環境にもやさしく、自由研究としてもぴったりです。 この記事では、小学生でも簡単に作れて実際に使える「便利な工作」を3つ紹介します。 特別な材料を使わずにできるので、ぜひチャレンジしてみてください!

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【簡単工作1】万年カレンダーを作ろう

学校やお家で「今日は何日だっけ?」と思うことはありませんか?
カレンダーがあればすぐに確認できますが、毎年新しいものを買うのはもったいないですし、使い終わったカレンダーはごみになってしまいます。

そこでおすすめなのが「万年カレンダー」です。
万年カレンダーは月や日、曜日を自分で入れかえて、何年でも使えるカレンダーです。また、家にある材料でオリジナルのものが作れるので、自由研究やお部屋のインテリアにもぴったりです。

準備するもの

*台紙(厚紙や段ボールなど)
*カード用の紙(画用紙など)
*書くもの(鉛筆、色鉛筆、サインペン、クレヨンなど)
*カードリング
*フック(貼るタイプ)
*ハサミ
*定規
*穴あけパンチ

作り方

1.カードを作る
画用紙や厚紙を手のひらサイズに切ります。全部で約50枚作りましょう。
(内訳:月が12枚、日が31枚、曜日が7枚)

2.数字と文字を書く
月は青、日は黒、曜日は好きな色など、色分けすると見やすくなります。きれいに書けるように下書きをしてからペンでなぞると失敗しにくいです。

3.カードに穴をあけて束ねる
カードの上に1つ穴をあけ、「月」「日」「曜日」ごとにカードリングでまとめます。3つの束を作りましょう。

4.カレンダーの台を作る
厚紙や段ボールを横長にして半分に折り、逆V字になるように立てます。正面に「月」「日」「曜日」と書いておくと分かりやすいです。

5.セットして完成!
「月」「日」「曜日」それぞれの位置にフックを貼り、カードをまとめたリングを引っかければ、万年カレンダーのできあがりです。

工作の注意点

*ハサミや穴あけパンチを使うときは、けがをしないように注意しましょう。
*毎日めくって使うと、カードの穴の部分が弱くなってしまうことがあります。あらかじめ、穴をあける部分にマスキングテープを貼って補強しておくと長持ちします。

発展アイデア

【低学年向け】
*台紙に絵を描いたり、シールを貼って飾りつけたりしてみましょう。
*カレンダーに「天気」や「学校の行事」などのスペースを追加して作るのもおすすめです。

【高学年向け】
*紙の代わりに、木材や牛乳パックを使って、立体的なサイコロ型カレンダーに挑戦するのもおすすめです。
*フェルトやホワイトボードシートを使い、マグネット式のカレンダーを作ると、工夫が広がります。
*曜日や月の名前を英語で書くと、英語の勉強にもなります。

【簡単工作2】虫めがねと空き箱で手作りプロジェクター

プロジェクターは、小さな画面の映像を壁やスクリーンに大きく映す道具です。映画館の大きなスクリーンや、学校の授業で映像を見るときにも使われています。今回の工作では、市販のプロジェクターのように明るくはありませんが、身近な材料で「スマートフォンの画面」を大きく映せる道具を作ります。自分で作ったプロジェクターで映像が見えたときの感動はひとしおです。自由研究や家族での楽しい時間にもぴったりです。

準備するもの

*空き箱(お菓子の箱や靴箱など、ふたが閉まる長方形のもの)
*虫めがね
*スマートフォン
*カッター
*ビニールテープやガムテープ
*鉛筆

作り方

1.空き箱のふたに虫めがねをはめる穴をあける
箱の側面(縦の面)に虫めがねのレンズ部分をあて、大きさに合わせて鉛筆で印をつけます。印に沿って、カッターで箱に丸い穴をあけましょう。

2.虫めがねを穴に固定する
虫めがねを穴にはめて、テープでしっかりと固定します。隙間から外の光が入らないようにテープで目張りをしましょう。

3.スマートフォンをセットする場所を決める
スマートフォンの位置は前後に動かせるようにしましょう。ピントが合わせやすくなるように針金や段ボールなどでスタンドを作っておくと便利です。

※虫めがねを通して映る画像は上下左右が逆さま(反転)になります。そのため、スマートフォンの画面は、あらかじめ上下逆さまにしてからセットすると正しく映ります。

4.映像を映して調整する
スマートフォンの画面の明るさを最大にし、映したい動画や画像を準備します。壁や白い紙に向けて映像がはっきり見えるまで、スマートフォンと虫めがねの距離、虫めがねと壁(スクリーン)の距離を調整してください。

工作の注意点

*カッターやハサミを使う部分は、必ず大人と一緒に作業してください。
*プロジェクターで映像を映す壁は、できるだけ白くて平らな場所を使うときれいに映ります。
*虫めがねのレンズに太陽光など強い光を当て続けると危険なので、日の当たらないところに保管しましょう。

発展アイデア

【低学年向け】
*箱を好きな色でぬったり、シールを貼ったりして自分だけのデザインに仕上げてみましょう。
*「テーマ」を決めて、おうちの人を招いて上映会を開いてみるのも楽しいです。

【高学年向け】
*虫めがねのレンズの大きさや、スマートフォンとの距離を変えると、映る映像がどう変わるか調べてみましょう。
*虫めがねが光を集めて拡大する「レンズのしくみ」について調べて、自由研究にまとめてみるのもおすすめです。

【簡単工作3】Tシャツリメイクでエコバッグを作ろう

エコバッグは買い物のときにレジ袋の代わりに、くり返し使えるバッグのことです。近年、世界中でプラスチックごみが自然や海を汚す問題が大きくなっているため、日本でも2020年7月からレジ袋が有料になりました。これは、プラスチックごみを減らし、地球の資源を大切にするための取り組みです。エコバッグを使うことは、自然を守ることにもつながります。
この工作では、着なくなったTシャツを使って、自分だけのエコバッグを作ります。ものを大切にする気持ちやリサイクルの大切さも、いっしょに学んでみましょう。

準備するもの

*着なくなったTシャツ
*布用のハサミ
*ペンやチャコペン(布に印をつけるため)

作り方

1.袖とえりを切り取る
Tシャツの袖のつけ根と、えりの部分をハサミで丸く切り取って、持ち手部分を作りましょう。紙皿など丸いものを使うと、きれいな半円に切ることができます。

2.すそをカットする
Tシャツのすそ(縫い目の部分)を、まっすぐにカットします。これは、あとで底を結びやすくするためです。

3.すそに切り込みを入れる
すそから5cmほどの深さになるように、約1cm間隔で切り込みを入れます。あらかじめチャコペンなどで横線を引いておくと、長さをそろえやすくなります。

4.切り込みを結んで底をとじる
Tシャツの前面と背面の切り込みを1組ずつ取り、固結びにします。
すべて結び終えたら、Tシャツを表に返して完成です。

※Tシャツを表のまま結ぶと、底がフリンジのように見えるデザインになります。

工作の注意点

*布を切るときは、ハサミで手を切らないように注意しましょう。
*特に低学年の方は、必ず大人といっしょに作業してください。
*切り込みをしっかり結ばないと、中身が落ちてしまうことがあります。きつく結ぶようにしましょう。
*Tシャツの素材によってはやぶれやすい場合があるので、布地の強さも確認しながら作業しましょう。

発展アイデア

【低学年向け】
*バッグに好きな絵を描いたり、ワッペンやリボンをつけたりして、オリジナルデザインに仕上げましょう。
*着なくなった服は、ほかにどんな使い道があるか考えてみることでリサイクルについて理解を深めることができます。

【高学年向け】
*Tシャツに使われている素材(例:綿やポリエステル)の特徴を調べてみましょう。
*プラスチックごみが地球にどんな影響を与えるか、調べてまとめてみるのも自由研究におすすめです。
*明日からできるリサイクル活動について自分で考えてみましょう。

簡単工作で作った便利な道具を自由研究にまとめてみよう!

紹介しました「万年カレンダー」「虫めがねでプロジェクター」「Tシャツでエコバッグ」は、どれも身近な材料で作れる、実際に使える工作です。自分の手で道具を作ることは、仕組みや工夫の大切さ、リサイクルや環境について考えるきっかけにもなります。作り終わった後は「作り方」「工夫した点」「使ってみた感想」などを自由研究としてまとめてみましょう。作業の様子や完成品の写真を使うと、発表やレポートがより分かりやすくなります。
もし、自由研究のコンテストなどに応募する場合も写真や説明をしっかり準備すると自信を持って応募できるはずです。

ものづくりの楽しさや、身近なものを大切にする気持ちを忘れずに、ぜひ新しいアイデアでものづくりに挑戦してみてください。

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