小学6年生向けの自由研究18選│簡単なテーマから高難度まで!

公開日: 2022/10/31

小学校最後の自由研究となりました。6回目ともなると、自分の興味・関心もはっきりしてきて、自由研究のテーマ選びもさほど難しくないのではないでしょうか。高学年の自由研究をよりよいものにするコツは、自分なりの工夫をたくさんくわえることです。テーマ自体は簡単でも構いませんので、自分らしい自由研究になるように、楽しんで取り組んでみましょう。

目次
小学6年生におすすめの自由研究テーマ【理科・科学の実験編】
小学6年生におすすめの自由研究テーマ【工作編】
小学6年生におすすめの自由研究テーマ【観察・調べもの編】
自由研究をうまく進めるコツ
小学校最後の自由研究を楽しもう

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小学6年生におすすめの自由研究テーマ【理科・科学の実験編】

身近なものや、ちょっと珍しいものを使った、6年生向けの実験ネタをご紹介します。応用例まで考えて挑戦できると、よりよい研究内容になるでしょう。

①白い花を食用色素で染めてみよう

外を散歩しているとさまざまな色の草花に出会うでしょう。実は、花の色は自分で染めることができます。食用色素を使って、白い花を好きな色に染めてみましょう。《用意するもの》・ 新鮮な白い花(バラやガーベラ、カスミソウなど)・ 食用色素(スーパーの製菓材料売り場などにあります)・ 花びん・ コップ・ ハサミ《実験の手順》1.染めたい色の食用色素をコップに入れて溶かします。花びんに入れます。2.白い花の茎部分を適当な長さにハサミで切り、1に入れます。3.花びらが染まっていく様子を観察します。早ければ2〜3時間ほどで染まりますが、長いときは1日かかる場合もあります。4.花びらがしっかり染まったらかびんから出し、茎の先端をきれいに洗い流します。5.透明な水を入れた花びんにさし直したら完成です。《応用例》・同じ色水で違う花の場合はどう染まるでしょうか?・1本の花で2色以上に染めるにはどうしたらよいでしょうか?

②いろいろな材料でゼリーをつくってみよう

いろいろな果物を使ったゼリーをつくってみましょう。《用意するもの》・ ジュース600ミリリットル(透明な色のもの)・ 粉ゼラチン15グラム・ 砂糖 大さじ3・ 水 大さじ9・ 生のパイナップル・ 好きな果物・ ボウル・ 耐熱ボウル・ ゼリーを入れる容器《実験の手順》1.ボウルにジュースと砂糖を入れて、砂糖がしっかり溶けるまでよくかき混ぜます。2.耐熱ボウルに水と粉ゼラチンを入れます。3.2を電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱してゼラチンを溶かします。溶けにくい場合は10秒ほどのばして様子を見ましょう。4.フルーツの皮をむいて小さく切り、ゼリーを作る容器に入れます。5.1と3を混ぜ合わせ、4の容器の中にゆっくりと注ぎます。6.粗熱が取れたら冷蔵庫に入れてかたまるのを待ちます。7.容器の中身がかたまれば完成です。ただし、パイナップル入りのゼリーはかたまっていないはずです。《応用例》・缶詰のパイナップルを使えばゼリーはかたまるでしょうか?・どうしてパイナップルはゼリーがかたまらないのか調べてみましょう。

③スライムをつくってみよう

おもちゃ屋さんなどで売られているスライムは、身近なもので簡単につくることができます。楽しくアレンジしながらつくってみましょう。《用意するもの》・ PVA(ポリビニルアルコール)洗濯のり50ミリリットル(ドラッグストアなどにあります)・ ホウ砂(ドラッグストアなどにあります)・ お湯 150ミリリットル・ コップなどの容器2個・ 割り箸《実験の手順》1.片方の容器に、お湯とPVA洗濯のりを入れて割り箸でよく混ぜます。2.もう片方の容器に、お湯とホウ砂を入れて割り箸でよく混ぜます。3.1に2を少しずつくわえて混ぜ、好みのかたさになったら完成です。《応用例》・食紅やホログラム、水彩絵の具やインクをくわえてカラフル&キラキラなスライムをつくってみましょう。・シェービングフォームをくわえてふわふわしたスライムをつくってみましょう。

④カラフルな石けんや、アロマの香りがする石けんをつくってみよう

食用色素やアロマオイルを使ってオリジナルの石けんをつくってみましょう。《用意するもの》・グリセリンソープ(ドラッグストアや100円ショップにあります)・紙コップ・生地やクリームのしぼり袋(製菓材料売り場にあります)・アロマオイル・食用色素(スーパーの製菓材料売り場などにあります)・輪ゴム・割り箸《実験の手順》1.しぼり袋の先を輪ゴムでしばって紙コップの上にセットします。2.別の紙コップに、アロマオイルを数滴たらします。3.グリセリンソープを電子レンジ(500W)で30秒ほど加熱して溶かします。溶けにくい場合は10秒ほどのばして様子を見ましょう。また、湯せんでも溶かすことができます。4.溶かしたグリセリンソープを2に入れ、食用色素をくわえて割り箸で混ぜます。《応用例》・アロマオイルの種類を変えたら香りはどうなるでしょうか?・白いグリセリンソープや、透明なままのグリセリンソープを混ぜてマーブル模様の石けんをつくってみましょう。

⑤巨大シャボン玉をつくってみよう

誰もが一度は遊んだことのあるシャボン玉。小さいイメージのシャボン玉ですが、シャボン液にくわえるものによってシャボン玉を大きくふくらませることができます。工夫して巨大なシャボン玉をつくってみましょう。《用意するもの》・ 台所用の液体洗剤・ ストロー・ 下じき・ 定規・ 容器・ シャボン玉を大きくする材料(食塩、ベーキングパウダー、みりん、洗濯のり)・ 小さな容器(ビンのキャップがたくさんあると実験がスムーズです)・ 割り箸《実験の手順》1.小さな容器をたくさん用意し、洗剤の濃度が違うシャボン液をつくります。濃度は「洗剤と水の割合 1:3」といったように表に書いておきましょう。2.下じきの上にシャボン玉を吹きつけるようにつくります。下じきの上にドーム上のシャボン玉ができたら成功です。3.シャボン玉が割れたときに、残ったあとの直径の大きさを測ります。4.シャボン液にシャボン玉を大きくする材料を入れて混ぜ、もう一度シャボン玉をつくって測定します。《応用例》・シャボン玉を大きくする材料と濃度を組み合わせて、割れにくいシャボン玉にもチャレンジしてみましょう。・どうしてこれらの材料でシャボン玉を大きく割れにくくできるのか調べてみましょう。

⑥コップをひっくり返しても水がこぼれない実験をしてみよう

水の入ったコップの上にあみじゃくしをおいてひっくり返すと、水がこぼれないことがあります。これは「表面張力(ひょうめんちょうりょく)」のはたらきによるものです。ただし、あみ目が荒いと水がこぼれてしまうこともあります。どんなあみ目のザルなら水がこぼれないのか、調べてみましょう。《用意するもの》・ 金属製のあみじゃくし(調理器具の一つで、金網でできたしゃくし。細かいあみ目のざるでも代用できます)・ コップ(割れにくいものがよいでしょう)《実験の手順》1.台所の流しなどで、コップいっぱいに水を入れます。2.その上に金属製のあみじゃくしを重ねて、さらに上から手のひらで押さえます。3.もう一方の手でコップを持ち、コップとあみじゃくしを押さえたまま全体をすばやくひっくり返します。4.コップを持っている手をあみじゃくしに持ちかえて、あみじゃくしを下から押さえていた手をゆっくりとはなします。水がこぼれなかったら成功です。《応用例》・あみ目の荒さを変えたら水はどうなるでしょうか?・どうして水がこぼれないのでしょうか、表面張力のはたらきについて調べてみましょう。

小学6年生におすすめの自由研究テーマ【工作編】

ふだんの生活で何気なく使っているものが、手つくりできることは多くあります。工夫をこらしたアレンジをくわえられることも工作の楽しいポイントです。材料集めは大人と相談しながら進めましょう。

⑦おしゃれなキャンドルをつくってみよう

ろうそくを溶かして、色や香りのついたキャンドル、マーブル模様のキャンドルや押し花の入ったキャンドルなど、オシャレなキャンドルをつくってみましょう。《用意するもの》・ ろうそく4本(3合サイズ)・ クレヨン・ 紙コップ・ 輪ゴム・ 割り箸・ 鍋・ 耐熱ボウル・ カッターナイフ・ ハサミ《つくり方》1.ろうそく4本を小さく割ってボウルに入れ、湯せんで溶かします。なお、ろうそくは電子レンジで溶かすこともできます。2.溶かしたろうそくから白いひもを引き上げておきます。白いひもはかためたあとにもう一度ろうそくの芯にするため、捨てないようにしてください。3.クレヨンをカッターで細かく削り、溶かしたろうそくの中に入れます。4.割り箸を2つに割って、2で引き上げた白いひものはしをはさんで輪ゴムでとめます。5.割り箸は紙コップの上に寝かせ、白いひものはしが紙コップの真ん中にくるように垂らします。6.溶かしたろうそくを紙コップの中に注ぎます。7.1〜2時間ほど寝かせてかたまったら完成です。《応用例》・アロマオイルを入れて香りのついたキャンドルをつくってみましょう。・押し花の入ったキャンドルをつくってみましょう。

⑧再生紙をつくってみよう

牛乳パックを使って、和紙のような風合いの再生紙をつくってみましょう。《用意するもの》・ 1リットルの牛乳パック・ プラスチックのトレイ2つ(20センチ×15センチくらい)・ 目の細かいあみ・ ミキサー(ペットボトルでも代用できます)・ 大きめの洗面器・ 下じき・ タオル(キッチンペーパーでも代用できます)・ ハサミ《つくり方》1.牛乳パックを水洗いしてハサミで大きく開きます。2.2つのプラスチックトレイの真ん中を切り抜きます。周囲2センチほど残すようにしましょう。3.間にあみをはさんでトレイを2つ重ねたら「紙をすく枠」の完成です。(用意が難しければ「紙すきセット」という商品もあります)4.水にひたして2、3日おき、牛乳パック表面と裏面のポリエチレンをキレイにはがします。5.4を小さくちぎりミキサー(またはペットボトル)に入れて、2/3くらいの水を入れてミキサーを回します。(ペットボトルの場合はドロドロになるまでふります)中身が詰まらないよう、何回かに分けて行うとよいでしょう。6.ミキサーの中身を大きめの洗面器に入れて、中身が浮くくらいまで水を足します。7.2でつくった紙をすく枠を使って、均一になるように紙をすきます。8.枠を下じきの上に乗せてはずしたら、タオル(またはキッチンタオル)で水気をとり、よく乾かします。アイロンを使っても構いません。9.全体が完全に乾いて、下じきから取り外したら完成です。《応用例》・草花の入った紙をつくってみましょう。・折り紙や毛糸を混ぜておしゃれな紙をつくってみましょう。

⑨モーターをつくってみよう

ホームセンターや工具売り場で売っている材料を使って、シンプルなモーターをつくってみましょう。《用意するもの》・ エナメル線(ホームセンターや工具売り場などにあります)・ 銅線(ホームセンターや工具売り場などにあります)・ 木の板・ じしゃく(ホームセンターや工具売り場などにあります)・ 紙やすり・ セロハンテープ・ 乾電池・ クリップ・ ニッパー《つくり方》1.エナメル線を人差し指に10回くらい巻いて輪をつくります。2.両はしを2回まいてむすんだら、5センチくらい外側にのばしてニッパーで切ります。3.のばしたエナメル線の片方のはじを紙やすりでこすり、エナメルを全部はがします。もう片方のエナメル線はエナメルを半分だけはがします。4.クリップの片方のはじをのばします。5.木の板の両はし(せまいほう)に、クリップの伸ばしたほうをセロハンテープで貼り付けます。板の上にクリップが向かい合い、横を向いて立つようにしましょう。6.板の真ん中、クリップの間にじしゃくをセロハンテープで貼り付けます。7.乾電池の両はしとクリップを銅線でそれぞれつなげます。8.巻いたエナメル線を、クリップに引っかけます。エナメル線の輪が動いたら完成です。《応用例》・エナメル線が動く仕組みを調べてみましょう。・日常生活でモーターが使われているものを探してみましょう。

⑩ペットボトルロケットをつくってみよう

まわりに人のいない公園など安全で広い場所を使って、手つくりのロケットを飛ばしてみましょう。コンクリートの地面では準備が難しいので注意してください。《用意するもの》・ 500ミリリットルのペットボトル(炭酸飲料が入っていたものを使ってください)・ 園芸用の支柱2本(長さ1メートルくらい)・ 発泡入浴剤・ ポリ袋・ 目玉クリップ(できるだけ大きなもの)・ ビニールテープ《つくり方》1.園芸用支柱のうちの1本のはしに、ポリ袋をぐるぐると巻きます。その上からビニールテープを巻いて、ペットボトルの口より少し大きいくらいにします。ペットボトルをかぶせたときにややきつくなるくらいがよいでしょう。ロケットの「せん」の完成です。2.1の支柱を地面に対して60°くらいの角度で地面にさします。抜いたあとまたすぐにさせるように穴をつくります。3.もう1本の園芸用支柱も近くにさして、1が倒れないよう、支えにします。2本のクリップは目玉クリップでとめましょう。支柱はいったん抜き、クリップははずしておきます。4.発泡入浴剤をこまかく割って、半分くらいをペットボトルに入れたら水を1/3くらい入れます。このあとは急いで準備する必要があるので、やり方を事前に確認しておくことがコツです。5.ペットボトルの口に、1ですばやくせんをします。支柱をさかさまにして、2と3であけた地面の穴にいそいで支柱をさしたらクリップでとめます。6.発泡入浴剤からアワが出てペットボトルが水を吹き出しながら飛び出したら成功です。《応用例》・ペットボトルに「羽」をつけたら飛び方はどう変わるでしょうか?・発泡入浴剤でロケットが飛ぶ理由を考えてみましょう。

⑪エコな花びんをつくってみよう

ガラスびんはリサイクルできるエコな素材です。ただ、草花をさしてかざるときに空きびんを使うのはちょっとつまらないものです。そこで、毛糸を使ったエコな花びんをつくってみましょう。《用意するもの》・ 毛糸・ 空きびん・ ハサミ・ 接着剤(かわいたときに透明になるもの)・ ハケ《つくり方》1.空きびんのラベルをキレイにはがしてびんの内側と外側をしっかりと洗い、水気をふいてよくかわかします。2.空きびんの下のほうに接着剤をハケで塗り、毛糸をカットして接着剤の上からすきまのないように巻きます。3.巻き終わったら、空きびんのまだ毛糸を巻いていない部分に接着剤を塗ってまた毛糸を巻きつけます。4.びんの口部分まで毛糸を巻いたら完成です。《応用例》・毛糸以外の材料を使ってみましょう。・いろんな形の空きびんを使ってみましょう。

⑫割り箸でログハウスをつくってみよう

あらかじめ家の立体デザインを考える必要のある、とても難しい工作です。しかし、組み立てている間の楽しさや、できたときの喜びはひとしお。工作に自信のある人はぜひチャレンジしてみましょう。《用意するもの》・ 割り箸(100本くらい)・ ノート・ 筆記用具・ 木工用ボンド・ はさみ・ 木工用塗料やニス《つくり方》1.つくってみたいログハウスのデザインを考えます。インターネットで「ログハウス 割り箸」で検索すると、実際にログハウスをつくった人のデザインを見ることができるので参考にしてみましょう。全体の図にくわえて、土台の図とパーツ(壁、ドア、窓、屋根など)の図をノートに描いておくと、実際に組み立てるのがスムーズになります。2.土台となる部分からつくります。割り箸をちょうどよい長さに切って木工用ボンドで貼りつけていきます。3.土台ができたら壁とドア、窓、そして屋根をつくります。4.仕上げに塗料やニスを塗ったら完成です。(※こまめに換気をしましょう)《応用例》・ ログハウスを塗装してみましょう。・ ログハウスを改築、増築してみましょう

小学6年生におすすめの自由研究テーマ【観察・調べもの編】

パソコンを使わなくてもできる観察学習は、自由研究にぴったりです。パソコンをつかってインターネットで検索する調べ学習も、自分の知識を深めるために役立ちます。自分の好きなほう、興味のあるテーマを探してみましょう。

⑬世界の主食を調べてみよう

日本の主食はお米ですが、世界ではお米以外の食べものが主食の国がほとんどです。代表的なものはパンやイモなど。世界各国でどんな食べものが主食になっているか調べてみましょう。《用意するもの》・ 筆記用具・ レポート用紙・ 世界地図・ 食べものに関する本(図書館で探してみましょう)・ パソコンとインターネット環境《進め方》1.世界地図を参考に、気になる国をピックアップします。2.食べものに関する本やパソコンを参考に、その国でどのような食べものが主食になっているかを調べてレポート用紙にまとめます。表をつくって一覧にするとわかりやすくまとめられるでしょう。《応用例》・ どうしてその食べものが主食になっているのか調べてみましょう。・ つくり方を調べて実際に食べてみましょう。

⑭月の満ち欠けを調べてみよう

月の満ち欠けは毎日少しずつ変わります。窓から見える月がどのくらいのスピードで変化しているのか観察してみましょう。《用意するもの》・ 筆記用具・ レポート用紙(日記帳でも代用できます)・ 透明なシート(OHPシートやクリアファイルなど)・ セロハンテープ・ 油性ペン《進め方》1.窓に透明なシートをはって、毎日できるだけ同じ時刻に、窓の向こう側に見える月のりんかくを油性ペンでうつしとります。日付もあわせてシートに書き込んでおくとよいでしょう。2.シートを張り替えて毎日の観察結果を記録します。《応用例》・月の変化の様子を1枚のシートにまとめてみましょう。・月の光でできる街のシルエットの変化も記録してみましょう。

⑮ヘチマを育てて観察しよう

事前にたねをまいて栽培する必要があるため、5月ごろからはじめる必要がある観察学習です。ヘチマがぐんぐんと大きくなる様子を観察してみましょう。《用意するもの》・ ヘチマ(5月ごろ、ハチにたねをまいてヘチマを栽培します)・ 筆記用具・ レポート用紙(日記帳でも代用できます)《進め方》1.ヘチマが育っていく様子を、以下の点をメモしながら毎日観察します。・ 日付、時刻・ くきの長さ・ 見た目の変化・ 色の変化・ 葉っぱの様子、もようの変化・ 手ざわり、におい・ 気づいたこと・ 考えたこと《応用例》・ ヘチマの絵を描いてレポートにくわえてみましょう。・ ヘチマの絵に色を塗って、よりくわしいレポートにしましょう。

⑯氷のとけ方を観察してみよう

暑い夏休みにはすずしくなる自由研究も楽しそうです。氷の溶け方を観察してみましょう。《用意するもの》・ 氷(同じ大きさ、同じ形のもの)・ 小さい皿(同じ大きさ、同じ形のもの)・ 扇風機・ アルミはく・ 新聞紙・ ガーゼ・ 時計・ 筆記用具・ レポート用紙《進め方》1.氷をひとつ小さい皿に乗せ、何もしない状態で、氷が溶けるまでの時間を、時計を使って測定します。2.別の氷には扇風機を当て、さらに別の氷はアルミはくや新聞紙、ガーゼでくるむなどし、いろいろな状態の氷を用意します。3.これらの氷がどのくらいで溶けるのか、予想しましょう。どうしてそう思ったか、理由も書いておくことがポイントです。4.氷が溶けるまでの時間を同じように測定します。《応用例》・皿を変えて(ガラスや金属、発泡スチロールなど)溶け方の違いを調べてみましょう。・氷の溶け方が違う理由を調べてみましょう。

⑰文字のデザインを調べてみよう

かん板やポスター、テレビやスマートフォン、マンガや教科書などで使われている文字をよく観察すると、それらはいろいろな形をしています。カクカクしたもの、丸みをおびたもの、かわいいもの、かしこまったもの……。こうした文字のデザインにはどのようなものがあるか、調べてみましょう。《用意するもの》・ 筆記用具・ レポート用紙・ パソコンとインターネット《進め方》1.街中で見かけた文字のデザインを、レポート用紙にスケッチします。2.以下の点をメモしながらいろんな種類のデザインを調べます。・ どんなものに書かれていたか・ なんと書かれていたか・ 文字を読んで感じた印象・ 好きなデザインかどうか(5段階であらわしてみよう)《応用例》・ 街中だけでなく、パソコンやスマートフォンの文字も調べてみましょう・ あったらいいなと思うデザインの文字を描いてみましょう

⑱身近にあるユニバーサルデザインを探してみよう

年齢や性別、住んでいる国や障がいのあるなしに関係なく、いろいろな人が使えるように設計されたデザインのものを「ユニバーサルデザイン」といいます。身のまわりにどのようなユニバーサルデザインの設備・製品があるか、どんな工夫があるかを調べてみましょう。《用意するもの》・ 筆記用具・ レポート用紙・ ユニバーサルデザインに関する本(図書館で探してみましょう)・ パソコンとインターネット《進め方》1.本やインターネットを使って、ユニバーサルデザインにはどのようなものがあるか調べます。2.家の中や学校、街の中にユニバーサルデザインに当てはまるものがあるかどうか調べます。その際は、以下の点をメモしておきましょう。・ どんな製品・設備か・ どんな工夫があるか・ どんな人がとくに使いやすそうか《応用例》・絵や写真を使ったレポートをつくってみましょう。・あったらいいなと思うユニバーサルデザインを描いてみましょう。

自由研究をうまく進めるコツ

自由研究をうまく進めるには、テーマの決め方だけでなく、レポートに何を書くかを事前に調べて書き出しておくことがポイントです。・ 実験でまとめること・ なぜその実験をしようと思ったのか、実験の方法、結果の予想、実験をして感じた疑問、予想と違った部分など・ 工作でまとめること・ 設計図、工夫した点など・ 調べ学習どうやって調べたか、調べた内容の一覧表(表にのせる項目もあらかじめ決める)など書くべきことが決まっていると、途中で迷わず自由研究を進めることができます。よりよい研究にするには、工夫したことや感じたこと、考えたことをより詳細に書くとよいでしょう。

小学校最後の自由研究を楽しもう

6年生にとっては、小学生で取り組める最後の自由研究となります。これまで学んできたことや考え方を応用して工夫ながら、自分だけの研究テーマを見つけるのもよいでしょう。心置きなく、思う存分に楽しみながら最後の自由研究へ取り組んでみてください。

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