消しゴムの作り方は?お家で簡単にオリジナルスタンプ作り!

公開日: 2023/12/29

筆箱の中に入っている消しゴム。鉛筆で書いた字を修正するときに、欠かせないアイテムですね。しかし、消しゴムという名称なのに、実は、多くの消しゴムには「ゴム」が使われていません。そこで、消しゴムの作り方や歴史、消しゴムを使ったオリジナルスタンプの作り方まで、消しゴムのことをたっぷり解説します。

目次
ビニールホースと同じ材料?工場で消しゴムができるまで!
昔はパンで鉛筆の文字を消していた?消しゴムの歴史!
【自由研究】消しゴムで簡単!オリジナルのスタンプを作ってみよう!
ほとんどの消しゴムはゴム製ではない!歴史や作り方を知って消しゴムを大事に使おう!

ビニールホースと同じ材料?工場で消しゴムができるまで!

皆さんは鉛筆で書いた文字を消すときに使う文房具のことを「消しゴム」と呼んでいるはずです。しかし、実は皆さんが使っている消しゴムのほとんどはゴム製ではありません。このため、実は消しゴムではなく「字消し」と呼ぶほうが正確です。消しゴムの材料や作り方をご紹介します。

消しゴムの材料

消しゴムにはいくつかの種類があり、種類によって材料が異なります。一般的に販売されている消しゴムの材料は次の2種類です。

 ゴム製:砂を配合して紙の表面を削ることで筆跡を消すものもある
 プラスチック製:ビニールホームと同じ材料を使用している

ゴム製とプラスチック製を比較すると、プラスチック製のほうがより文字をきれいに消せる特徴があります。また、色や香りを付けやすいのもプラスチック製の消しゴムです。このため、現在はプラスチック製の消しゴムが主流となっています。

消しゴムの製造工程

多くの方が使っているプラスチック製消しゴムの作り方を解説します。

1.材料を配合する
消しゴム工場における最初の工程は、材料を配合することです。消しゴムの材料であるプラスチックや油などを機械に入れて混ぜ合わせます。

2.加熱して混ぜ合わせる
材料を配合させたら熱を加えてさらに混ぜます。加える熱や時間によって、消しゴムの硬さを調整します。

3.形を整える
形の作り方には、押し出し法・圧縮法・射出法と、3つの方法があります。
押し出し法は、筒の中に入れた材料を押し出してかためる方法です。できあがると円柱状になります。

圧縮法は、薄い板状の型に材料を流して、上から圧力をかけてかためる方法です。できあがると板状になります。

射出法は、消しゴムの大きさの型に材料を流し込んでかためる方法です。さまざまな形の消しゴムを作るときにこの方法を使います。

4.切る
押し出し法と圧縮法で作られた消しゴムは、消しゴムの大きさに切られます。射出法で作られた消しゴムは、商品と同じ大きさになっているのでそのまま次の工程へ進みます。

5.包装する
スリーブという紙のケースなどを巻いて包装します。包装することで、消しゴムの汚れやくっつくのを防止ができます。

昔はパンで鉛筆の文字を消していた?消しゴムの歴史!

消しゴムが登場する前は、鉛筆で書かれた文字を消すためにパンを使っていた時代があるそうです。消しゴムが誕生しなければ、皆さんも筆箱にパンを入れていた可能性があります。そこで、消しゴムの誕生や広まった理由などをご紹介します。

鉛筆の始まり

鉛筆が誕生しなければ、鉛筆の筆跡を消すための消しゴムも登場しなかったはずです。まずは鉛筆がどのように登場したのかについて説明しましょう。

鉛筆が生まれたのは16世紀のイギリスです。鉱山で見つかった良質な黒鉛を筆記用具にしたのが始まりだといわれています。この当時、鉛筆の文字を消すものがなかったので、仕方なく小麦パンを使って文字を消していました。意外に思うかもしれませんが、実はいまも美術の世界では木炭デッサンを消すときに食パンを使います。

消しゴムの起源

消しゴムが初めて登場したのは1770年です。イギリスの化学者プリーストリーが天然ゴムで鉛筆の文字を消せることを発見しました。しかし、プリーストリーの消しゴムはとても高価でした。

消しゴムの世界への広がり

その後、サブスチチュート(植物油に硫黄を混ぜたもの)をグッドイヤーが発見し、消しゴムの原料となりました。天然ゴムよりも安価な消しゴムの原料が登場したことによって、消しゴムは世界中に広がることになります。1772年にイギリスで角砂糖程度の大きさの消しゴムが販売されると、消しゴムはヨーロッパ中に広がり、そこから全世界へと広がっていきました。

プラスチック消しゴムを世界で初めて発売したのは日本

最初の日本製消しゴムは明治時代に作られました。しかし、当時の消しゴムはまだ品質があまり良くなかったため、製図用として使われるのは輸入品でした。日本では大正時代にいくつかの消しゴムメーカーが誕生し、消す力を高めるための研究を進めていきます。そのなかで、ゴム製よりもプラスチック製のほうがよく消せることを発見し、1959年初めてのプラスチック製消しゴムが販売されました。

【自由研究】消しゴムで簡単!オリジナルのスタンプを作ってみよう!

日本で誕生したプラスチック製消しゴムのおかげで、テストのときもテスト用紙を傷つけることなく文字の修正ができるようになりました。

そんな消しゴムは文字を消すだけでなく、オリジナルスタンプを作るのにも適した材料です。自分の名前やイラストをスタンプにしたら、オリジナルグッズも作れます。使っていない消しゴムがあったら、消しゴムはんこ作りに挑戦してみませんか?

用意するもの

用意するものは次の通りです。

 消しゴム(表面がやわらかくなめらかなものを選ぼう)
 カッターナイフ、もしくは彫刻刀
 カッターマット
 トレーシングペーパー
 鉛筆(Bや2Bの濃いもの)
 ボールペン
 スタンプ台

作り方の手順

作り方の手順をご紹介します。

1. 消しゴムからはみ出ない大きさで、トレーシングペーパーに鉛筆で絵を描く
2. 鉛筆で描いた面を消しゴムにくっつけて、上からボールペンでなぞる
3. 消しゴムに絵や文字が写ったら、白い部分をカッターや彫刻刀で彫っていく
4. 彫り終えたら、消しゴムはんこをスタンプ台に押し当てたあと紙にスタンプする

お気に入りのイラストがあれば、トレーシングペーパーでなぞるのもおすすめです。彫るときは、最初に深めに切れ目を入れることがポイントです。彫った溝が「Vの字」になるように、2回目の切れ目は1回目とは反対から入れるときれいに彫れます。

アレンジのコツ

同じ消しゴムスタンプでも、色によって雰囲気が異なります。また、よりオリジナリティを出したいなら、複数の色のインクを使うのもおすすめです。

上下、左右といったように、はんこの場所によってスタンプの色を分けると、同じはんこでも印象を変えられます。また、いくつかの色がセットされているスタンプ台を購入してみるのもよいでしょう。

また、動きを出したいなら、二重押しもおすすめです。まずは薄い色でスタンプをして乾燥させます。続いて、少しずらして濃い色でスタンプをしましょう。

作る際の注意点

消しゴムスタンプを作るときは、カッターナイフや彫刻刀などを使います。必ず大人の監督下で作業し、ケガをしないように注意しながら作りましょう。また、細い部分は彫る作業が難しいと感じるかもしれません。しかし、多少形が崩れてしまってもそれが味になるので、あまり気にせず作ってみましょう。

ほとんどの消しゴムはゴム製ではない!歴史や作り方を知って消しゴムを大事に使おう!

消しゴムは勉強に欠かせないアイテムで、皆さんも一度は使ったことがあるはずです「消しゴム」といっても、実はほとんどの消しゴムはプラスチック製です。野菜や果物などの形のものや香り付きのものなど、さまざまな消しゴムがあり、3種類の作り方で製造されています。

消しゴムはきれいに鉛筆の文字を消せるだけでなく、オリジナルのはんこ作りも活用できます。もし使っていない消しゴムがあったら、オリジナルのデザインを考えてスタンプを作ってみてはいかがでしょうか。

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